アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

 

先日記事で東野純直の名をちらりとだしたが、そういえば昔DJ OZMA(オズマ)がでてきたとき

東野純直をもじって本名は尾妻野純直だといっていたことを思いだした。もちろん嘘だが。

 

その思いだしをきっかけにしてか先日、OZMA氏が夢にでてきた。

なぜか南武線らしき架空の駅でオレが衣装姿のままのOZMA氏と待ち合わせして、

どこかで出掛けるシチュエーションだったようだが、夢だけに詳細設定は不明である。

そしてその夢の結末も思いだせない。結末自体がなかったような気もする。

 

ただ、夢にでてきた理由としては東野純直だけがきっかけではないと思える。

実は10年ちょっと前、つまりDJ OZMA氏が登場したころにささいな接点が

あったのである。この人に会ったことがあるのだ。

あまり大きな声じゃいえないが、当時働いていた職場が開催するイベントのライブゲストに

DJ OZMA氏がくることになった。

 

会場は都内の繁華街のビルのなかにあるパーティスペースだった。

ところがその会場のあるビルの前まで車が入れないため、OZMA氏には車道に止めた

移動車から降りてもらい、そこから100メートルくらい離れた会場のあるビルまで歩いて

きてもらわないといけない。

芸能人なので、その間当然‘護衛’が1人か2人必要だという話が会議であがり、

このオレがその特命を任じられたという流れである。

 

歩いている途中、「あ!OZMAだ!」と気づいて寄って来る一般人がいるかも

しれないので、そういう連中から守るというミッションだ。

 

念のためいっておくと、自分ら護衛だけでなく、マネージャーさんや、当時の職場の

広報担当とかもその場にいるので、自分(ら)だけが護衛につくわけじゃないが、

万が一のことにそなえ、上司からは「OZMAさんから離れないでね」とくぎをさされた。

 

そして当日。

他の関係者たちと、OZMA氏を迎えにいった。

深くかぶったニット帽にサングラスでOZMA氏は車から登場した。

担当者、関係者たちと一緒に会場に向かう。

本当にぴったりくっついて護衛するのは帰りのほうである。

 

そしてライブイベント。

OZMA氏が歌っている最中はガードマン。

興奮した観客がステージに流れこまないよう見張る役である。

ガードしている間、生でこの曲を背中で聴いていた。

そんな広い会場じゃないので、すぐ背後でシャウトが聴こえた。

 

そしてライブイベントも終わり、帰りの車が止まっている場所までまた護衛である。

関係者一同とともに下に降りるエレベーターに乗り込む。

狭いエレベーター。

最初にオレが乗って、そのあとにOZMA氏が乗ってきた。

順番からして当然のように、オレの真ん前にOZMA氏がいる。

オレの腹とOZMA氏の背中が密着している状態。

人生で一番ゲーノー人と密着していたときだと思う。

というか、他に密着する機会などあるわけない。

 

下についたら、今度は繁華街の道を車が待機しているところまで

送らないといけない。

絶対離れるな、と上からいわれたので、OZMA氏の真横にぴったりくっついて

ずっと歩いた。

 

イベント成功ゆえ、OZMA氏はご機嫌で酔っぱらっているかのように右へ左へと

歩いていて、オレもそれにくっついて右へ左へ歩いたのだった。

 

ずっと隣りを歩いているのだから、オレにもなにか一言くらい話しかけてくれるかと

期待したが、向こうもさすが取引先の上下関係で相手が大物か小者か

わかるのか、オレごときにはなにも話しかけてくれなかった。

会話のひとつかふたつあったなら、ここでもいいレアなブログネタにもなったのに残念。

オレには話しかけてくれなかったけど、一緒にいた上司のSさんには楽しそうに

話しかけていた。

様子を見た感じ、テレビで観たままのキャラの人という印象だ。

 

しかし、たかが100メートルほどの徒歩移動にしてもそれなりの繁華街。

護衛して歩いているとき、向かいからサラリーマンや若い女性グループなど

たくさんの人とすれ違ったが、深めにかぶったニット帽にサングラス姿という

こともあって誰ひとり今すれ違った人物が、綾小……、いやDJ OZMAだと

いうことに気づいてないようだった。

 

そういうことでミッションは無事成功であった。

たいしたことしてないのだが。

 

そんな流れもあり、歌詞の好き嫌いは別として、ある意味ではオレの人生で

印象に残っている曲のひとつでもあるかもしれない。

まさか仕事でOZMA氏の曲を生で聴くことになるとは思わなかった。

 

ちなみに女友達のひとりがDJ OZMA氏のファンだということがあって、

この接触エピソードはのちに吞みの場でのいいネタにはなった。

 

カラオケでもこの曲は1、2回歌った。

単純にノリだけで考えればたしかに盛り上がる曲かもしれない。

 

もともとは韓国かどっかで流行った曲をOZMA氏が和訳した歌詞にしたのかな。

 

レビューにもあるけれど、意図的なダサい感じがウケたのかもしれない。