7時のニュース /きよしこの夜 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

 

クリスマスおなじみの曲を歌うサイモン&ガーファンクル、

美しいメロディと歌声のその背景では社会で起こっている現実を語るニュースキャスターの

声が流れている。

収録されているアルバムを持っているがその中でも好きな曲の1つだ。

 

ニュースを読む声は実際のCBSの人気キャスターでそれを曲に取りこんだらしい。

内容は政治、殺人事件、そしてべトナム戦争がらみなど矛盾に満ちた社会におこっている

現実を美しい歌詞と歌にかぶせるところにスパイスと平和への願いが効いている。

 

うかれるのもいいだろう。

だが、そんな季節でも世界の片隅には苦しんでいる人がいることを忘れるな、

といったところだろうか。

推測だけれども。

 

もう1曲好きな、というか多くの人に聴いて欲しいクリスマスソングがある。

ブログ書きはじめでまだ誰にも読まれていないころにも記事で紹介した曲を今改めて紹介

したい。

 

ドリアン助川率いる(当時)ロックバンド「叫ぶ詩人の会」の隠れた名曲

「東京聖夜」

※以下歌詞より

――

東京のど真ん中

男が一人 凍えた地下街で震えている

欠けた茶碗にダンボール 腐ったパジャマに新聞紙

結核に皮膚病に狭心症

男の持ち物はそれだけだ

(略)

 

いったい何十年 目の前を通り過ぎる雑踏をながめていたのか

男にはわからない

男は震えながら妻と子供の夢を見る

にこにこと笑う妻とその足元でじゃれついていた子供の夢だ

きっとあと少しで会える

きっとあと少しで会える

男は用意していたガソリンをふりかぶると

マッチで火を付けた

きよしこの夜 東京聖夜

きよしこの夜 東京聖夜

 

 

 

すべての苦しんでいる人たちへ、メリークリスマス。

 

そして……

変な意味でもなんでもなく自分のような小者の駄文を今夜も読みにきてくれた

読者の方々へ心から感謝のメリークリスマス。

どうぞ、素敵なイヴとクリスマスをお過ごしください。

それではまた次回の更新で。