パキスタン料理マルハバ | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

池袋編の続き。

におい展と乱歩邸と豊田屋3号店にゆく前、一番はじめにいったところ。

 

ふだんは出向くことない池袋。

どうせゆくならば、周辺にある世界観はパックマンのように可能な限り

食べるように広い集めて経験と情報量として吸収しようというのがオレの姿勢。

 

せっかくゆくならば、昼のうちから池袋入りしてランチもそこで食べようと前もって

企画し、いろいろリサーチしたところ、気になる料理がある店がヒット。

そこに決めて当日午前中のうちに出発した。

 

場所は池袋北口から地上にでて、大塚方面に数分歩いたビジネスホテル街にある。

 

『マルハバ』

東京都豊島区池袋2-63-6パレスガーデンミラノ1F

詳しくはココ

 

 

都内でもなかなか珍しいというパキスタン料理の店だ。

1990年創立。

100%ハラルフードを日本で初めて提供したとか。

 

オレも今まで人生でパキスタン料理の店に入ったこともなければ、パキスタン料理を

口にしたこともない。

 

パキスタンという国において名前は当然よくしっているが、正直それ以上の知識はない。

しいていえば、「ジョジョの奇妙な冒険」で主人公の承太郎たちが敵スタンドである

ホィール・オブ・フォーチュンに襲われたのがパキスタン国境だったということくらい。

あと、大沢あかねがほんの一瞬だけ、「パン!パン!パン!パン!パキスタ~ン!!」

というギャグをやっていた程度の知識である。

 

中東やインド系のレストランによく見られる色づかいの看板の下のドアを開けて入店。

 

とくに席を指定されるわけでもなく、厨房の中にいる店の人から好きな席へ座ってくれという

ジェスチャーをされ、奥の席へ座った。

 

設置されているテレビの画面にはパキスタンの番組が流れている。

 

 

メニューはこちら。

一応ランチメニューということになるのだろうか。

グランドメニューのブックもあるが、お国柄もありアルコールは販売されていない。

 

 

オレがネットで下調べして、すげえ食べたい!って思ったのが一番下にある

「ビリヤニ」

というパキスタン料理だ。

画像見て、めちゃくちゃ美味そうだったのでそう思った。

 

ビリヤニというのは、簡単にいえばパキスタン風ピラフらしい。

マトン、チキン、ヤサイの3種類から選べて、さらに好きなドリンクも1品つき、

安く食べられることができるとか。

迷いはない。

予定通りビリヤニにする。

 

種類はチキン。

ドリンクはせっかくなのせパキスタンチック?にラッシーにした。

 

しばし待って、テーブルに届けられた。

 

「チキンビリヤニ(ドリンク付き)」  750円

 

 

うわー♪

めちゃくちゃ中東の風が鼻孔を右から左へ流れてゆくこのビジュアル。

そして画像ではわかりにくいかもしれないが、クチコミどおりかなりのボリューム。

これは期待度満点である。

 

米としてのちゃんとした名称はあるのかもしれないが、わからないので幼稚な表現すると米は

細長い米である。

※ピントが逆転して、スプーンですくった手前の米のほうがボヤけてしまった。スマン。

 

 

まず一口パクッと口にいれてみる。

 

これは……

 

美味いではないか!(*'▽')

 

そのへんの店でも食べられそうでありながら、食べたことない味。

 

そして舌にのせた時点ではあまり感じないが、胃に落ちてから時間差で覚醒するような

旨みのある熱と辛さ。

使用されている数種類の香辛料が互いに個性を殺すあうことなく演じ合っている感じで

気づくと額に汗がじわっとでてきているが、そんなダラダラ流れるほどでもない爽快な汗である。

 

ピラフの中に入っているチキンも大きくゴロゴロとしていて腹も膨れる。

 

ドリンクのラッシーももしかすると初体験。

最初に飲んだ時はヌルイと思ったものの、飲んでいるうち、これがリアルな本国の屋台の温度

みたいな情緒を喉で感じることができた。

 

パスポート不要でゆける池袋にあるパキスタン。

この店はまたいきたい。

ビリヤニもまた食べたい。

近所になくて、池袋までゆかないと食べられないのが残念だ。

 

今までのオレもそうだけど、パキスタン料理といわれてもピンとこない人は多いと

思う。

「マルハバ」のビリヤニは久々の超おススメだ。