TIME ZONE | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

 

部屋に掛けてある時計とか、置いてある時計というものは、

なんであんな微妙な時間に電池がなくなって針が止まるのだろうか。

 

仕事にゆくため、朝7時にめざましをセットして眠りについたとする。

 

窓の外がうっすら明るくなってきた頃、めざましが鳴るよりも先に目がさめる。

時計の針をみると、まだ6時10分。

あと50分は寝られると思ってまた寝る。

 

しばらくしてからまたふと目がさめる。

時計を見る。

6時10分。

さっきから1分も経っていないのだが、寝ぼけ気味のうえまだ寝ていたい願望があるから

「ああ……さっきまた寝たと思ったけど、実は寝てなかったんだ。また寝よう」

と呑気に思い再び寝る。

 

すこししたらまた目がさめる。

めざましはまだなっていないが、一応時計の針を見る。

6時10分……

 

ん? またあれから時間が経っていない?

さすがこれはなにかオカシイと察し、イヤな予感がして部屋にある別の時計を見る。

 

8時20分!!!

 

そうなのだ。セットしためざまし時計が6時10分になったところで電池が切れてそのまま

止まっていたりするのである。6時10分で電池が天寿をまっとうしているわけだから当然

7時にアラームが鳴るわけがない。

 

血の気が思いきり引いた状態で、ガバっと寝床から起き上がり、顔を洗う程度の支度で

早急に着替えて、家を飛び出したりすることが2,3回あった。

 

時計だって電池仕掛けの文明だから止まるのは理解できる。

ただ、時計にたいして腹立つのは、最初にもかいた通り、よりによって微妙でリアルな時間に

限って電池を切らす面である。

 

たとえば空がうっすら明るくなってきた頃に目がさめて針を見た時に、短針が11時とか

真夜中の3時をさした状態で止まっているならばまだいいのだ。

 

たとえ寝ぼけていても、外がいくらか明るいのにまだ11時とか夜中の3時とかのはずがない。

だから、「ああ、電池切れたかな。変えよう」って思う。

 

だけど明るくなった頃の5時とか6時とかで止まられても違和感ないから、

少なくとももうひとつ別の時計を見て比べないと、確証が持てない。

 

そりゃ、秒針が動いているかどうか見ればわかるといわれそうだが、目が覚めた時そこまで

じっくりと確認するのは面倒このうえない。

 

だから時計って、基本3本の針が動くだけの単純な文明利器だけど、スマホと同じくらい頼り

きっちゃうとヤバいものかもしれない。

 

そうそう、数日前いつも身につけてる腕時計も壊れた。

壊れたというと大袈裟で、普通に使えるには使えるのだけれど、針が2分くらい遅れてる

状態であり、さらに調節ネジがイカれているため修正ができない。

 

時間にかんしてはしっかりしているつもりのオレなので、いつも腕時計の分針は余裕持って

1分進めているのだが、今は2分遅れたままなので、オレにとっては気持ち的に3分遅れている

ようなものである。

たった1~2分でも針の位置によるイメージと実際のロスは大きい。

 

電車に間に合うように急ぎながら腕時計を見て、まだ間に合うと思ってホームに行ってみると

ちょうどいってしまったところだったりする。

これが1~2分の格差。

 

だからちゃんとした正確な時間を示してくれる腕時計が欲しいのだが、今の腕時計も2分遅れて

修正できないとはいえ、別に動いてないわけでもないから買い替えるのもまたなんかモッタイナイ。

時間にきっちりした人間としては、なんともまたジレンマゾーンである。

 

腕時計画の買い替えがちょっと頭に浮かんだ際に、ふと思ったことがある。

 

そういえば昭和から平成初期にかけては、腕時計のCMがけっこう普通にあった。

それも特に奇をてらったモノとか、高級ブランドのモノではなく、一般的なデザインのアナログや

デジタルの腕時計のCMだ。

 

ここ数年はそういった腕時計のCMをあまり見ないような気がする。

やはりスマホや携帯が普及したことによって、それで時刻を確認することができるだため

腕時計の普及率が低下したとかいうような時代背景があるのだろうか。

周囲を見る限りは、それでもまだ多くの人間が腕時計をしているようには映るけど。

 

オレは別にジャ○ーズには興味ないんだけれど、昔セイコーだったかどっかの腕時計の

CMがあって、そのCMソングに使われていたのが男闘呼組の『TIME ZONE』という曲だった

のが印象深い。

 

今はCMもアニメもタイアップする場合、商品や作品の世界観にまったく関係なく、ただその時に

売れている歌手の歌をひたすら使うという風潮があるが昭和から平成初期が違った。

 

CMソングであれば、たとえば

エアコン → 風 →徳永英明の「風のエオリア」

朝食のスープ → 朝食 → 小泉今日子の「グッドモーニングコール」

 

といったようにどこか商品にリンクする世界観の歌がタイアップとして世に送り出されていた。

 

そんな中のひとつが「TIME ZONE」。

 

腕時計 → 時間 → ‘TIME’ ZONE。

 

ジャ○ーズもジャ○ーズの曲も正直あまり好きじゃないし、時間だからタイムという発想も

ベタといえばベタなんだけど、でもこの曲はCM映像にも悔しいかな見事にマッチしていたし、

メロディ自体も耳に残った印象だ。

 

高校生の頃は友人とカラオケボックスいっても、たまに歌っていた。

思想だとかそういうこと抜きで、歌っていてキモチいいノリだった。

 

サビの 

♪ウォーオオ! タイムゾーン!!♪

っていうところは一歩前にでて、ギター弾くマネしながらシャウトするように歌い、

そのあとすぐに一歩下がって、右手を耳にあて、左手の指でキーボード弾くマネしながら

続けて小さな声で囁くように

 

♪オオ、タイムゾーン…♪

 

と前田耕陽のマネをやるとやけにウケてた。ひとり男闘呼組。

 

そこで調子に乗って、どっかのモノマネ素人がやってたのをマネて、次のフレーズで

 

♪胸に愛を刻ーむぜ! ウォオウオオ! ウォオオオ!

イッツ・ア・タイムボカーン! ど~れ、おしおきだべぇ~♪

 

って替え歌で歌ったら、これが面白いくらいに、じぇんじぇんウケなかった(-_-;)