情熱大陸 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

 

 

 

さあ!

2017年もあとわずか!

 

今年も年末恒例記事のコレ。

ケン74が一年を振り返って語り書きまくるこの企画!!

 

JOUZETSU -

   TAIRIKU

 

 

TODAY’S GUEST

 

ブロガ―・物書き

ケン74

 

!!!

 

 

……といきたいところだけど、ちょっとこの企画は執筆がかなりしんどいので

申し訳ないが前回で打ち切りで(爆)

 

ここ数年でこのブログを訪問してくれるようになった方々に向けて参考までに

リンクしておくと、これまでこんなことをパロって年末記事で書いてきたワケ。

 

『2014年 饒舌大陸』

 

『2015年 饒舌大陸』

 

いやね、なんというかこの記事、読んでいるほうはたった2,3分で終わるかもしれないけど

書くほうの手間は構成と執筆で実はこの記事1本に4~5時間掛かっていたのよね。

だから、ちょっと気力の限界が……(-_-;)

 

ずっと前、フジテレビの『ものまね王座決定戦』の中で清水アキラが牧しんじの歌を

♪ものまね王座~、あっという間の2時間半~、撮っているみんなは12時間~

 あ~んあ~、やんなっちゃうな~♪

なんて現場の収録時間と編集結果の裏側を替え歌にして歌って笑いをとっていたが

まさにそんな感じでかなりの作業なのである。

 

蛇足だが、彼の息子が覚せい剤で逮捕された時のワイドショーテロップを見て

「またか…」と思ったが、よく見ると「清水○太郎容疑者、逮捕!」の○に入る言葉が違っていた。

‘健’ではなくて‘良’だった。

まったく紛らわしいのう。

常習犯だったのは健太郎だったか良太郎だったかすらも失念レストラン。

 

テーマが思いきりズレたから修正しよう。

 

あの番組でおなじみの葉加瀬太郎のあの曲。

もうすっかりおなじみである。

 

この時季になると流れ出す竹内まりやの旦那の曲と同様に、テレビのバラエティなどで密着企画

があるとパロってBGMでよく使われる。」

 

失礼な言い方になるかもしれないが、オレの周囲で葉加瀬太郎の熱狂的ファンだという人間は

いないが、あの曲を好きだという人間は多い。オレも好きだ。

 

それだけ破壊力のあるメロディなんだろうなとは改めて感じる。

 

特定の人間にクローズアップする番組というその世界観に見事にハマっている音楽

なんだろうな、きっと。

 

はっきりいうと、オレはあの情熱大陸っていう番組をあまり見たことがない。

先日放送されていた某有名温泉旅館の若女将密着の回はさらっと見たけど、基本は

自分が興味ある人が登場する回しか観ない。

 

だけどやっぱりあのメロディはとても気になる卑怯なメロディなのだ。

(lここでいう卑怯というのは最高の褒め言葉である)

 

うまく言えないけど、人にたいしてその人が好きなことや興味あることをさらに勢いづけようとする

ような要素が含まれているメロディなんだと思える。

 

たとえば、映画『ロッキー』のテーマソングを聴いた男性が急に腕立て伏せをしたくなったりするような

イメージ。

耳で聴くドラッグのようなそんな効能があのメロディにはあるんじゃないかと思える。

 

先日、夜にひとりで静岡の街を歩いている時にもオレの頭の中ではこの「情熱大陸」がBGMで

流れていた。

ついでに妄想ナレーションも(笑)

 

――

週末で賑わう静岡の繁華街……

雑踏の中、ある店に向かって黙々と歩くひとりの男の姿があった――

 

自傷フリージャーナリスト、『ケン74』

 

彼は日本のひとつの歴史を追及するべく、ある男と対峙するために

わざわざ東京からやってきた。

 

彼の言動は周囲からなかなか理解されない。

そう、時には変人扱いすらされる。

人はいう……「そんなことして、なにか役に立つの?」と。

 

彼は感情的になることもなく、我々にたいして冷静にこう答えた――

 

「役に立つかカネになるかなんて、そんなことはオレにはどうでもいいんです。

目先のくだらないことですよ。

オレはただ、純粋に興味があることを知りたいだけなんです。

利益や名誉を着地点と定めたうえでの行動は、努力じゃなくて欲なんですよ」

と。

 

なーんてね。

 

過剰な勘違いやゆきすぎはヤバいけど、人は多少ナルシストのほうがいい。

 

現実的すぎる人間は財産は豊かもしれないが、発想力が貧乏だ。

これはオレ自身が今まで周囲の人間を見て感じてきたこと。

マニュアル的なことはロボットのごとく見事にこなすが、人間としての面白みがない。

サイアクの場合、他人をバカにしてその場を盛りあげて「オレはムードメーカー」みたいな

史上最悪のカン違いをしたりする。

 

新しい発想や文化やお笑いを創造するのは発想力。

そんな愛しき表現者やナルシストたちの想像力に勢いを与える起爆剤となりえる耳の

栄養剤がこの「情熱大陸」という曲に思える。