――俺たちの体は 水でできている みんな 涙の予備軍さ
泣きたいならなけばいい そして明日からまた歩きだせばいいのさ
これはドリアン助川がヴォーカルをつとめるバンド「叫ぶ詩人の会」の歌う『水の歌』のサビ。
オレの好きな歌のひとつ。
スタジオジブリの映画の風景描写においても、川などの風景描写が多い。
これは人間が本能的に水のある風景を好むからこその意図だとジブリ密着番組で聞いた。
羊水に包まれて生まれ、最後は川の流れや大海に撒かれたいと思ったりする。
人間という生き物は、水から生まれ、そして水に還りたいという願いがプログラムされている
存在なのかもしれないと最近思い始めた。
本当に還りたい場所は土ではないんじゃないかと。(真面目に)
だからその過程である人生のいたる場面で水分(液体といっておこう)を求めて行動する。
だからこそ暑くても温泉にゆくし、クソ寒くてもビールをガブガブ呑んだりする。
って、それはオレだけか?
ま、難しい話はひとまずおいといて、今回はそんな「水のある場所に人々が集まるイベントの話」。
伊豆にゆく前の七夕の日の夜のこと。
図書館の壁に張っているイベント告知ポスターのひとつに、ちょっと気になるモノを発見。
【水辺で乾杯in府中2017
~今年は水辺でフライデー~】
とあった。
・さあ、青いものを身につけて……水辺に集まろう!
・武蔵国府中大使 見栄晴さん参加予定!
と下に書いてあった。
ミズベリングプロジェクトというもの一環のようで、今年で2回目?
なんでも多摩川の水辺にみんなで集まって、7月7日の7時7分に一斉に乾杯しようというイベント
らしい。
うーん、これはちょっと気になる。
大きな企画が先に待っていないと出かける気にならないような人はあまり興味ないかもしれないが
オレはこういったボンヤリ&ノホホンとしたなんでもないようなイベントは大好きだ。
なんでもないようなイベントが幸せだと思う。……ここにジョージがいても、きっとそういうだろう。
ということで、当時いってみた。
早い時間はまだ人もポツポツだったが、時間が経つにつれてだんだん増えてきた。
川のほうから吹く風に、ところどころ設置された笹と短冊がなびいている
やはり人は水はある場所が好きなのだ。
会場では売店や地域の団体のみなさんによるダンスや演奏もあって盛り上がっていた。
多摩川を背景に太鼓。
水辺の空気に漂っている熱気が太鼓から放たれる震動に揺れる夕刻。
こちらはフラダンス。
夕日による天然のライトに照らされたダンサーの子供たちの純粋な笑顔をオトナたちは見よ。
そして偽りの笑顔を美徳とすることに自己無きことをしめす恥をおぼえ自分を責めよ。
あ、もうしわけない。
取り乱しましたm(__)m
とにかく、まだ一度もいったことのないスパリゾートハワイアンズに思いを馳せてみたり。
特設ステージの催し物がちょっと落ち着いた頃、府中市広報車の後部座席に乗って
到着した府中が誇る「世界の見栄晴サン」が登場。
ステージで府中市長と軽快なトークを披露。
到着時から片手にはビールが(;´∀`)
ちなみに見栄晴サン。
府中観光冊子の「府中に夢中」の中のインタビューにおいて、居酒屋で自分を見かけたら
もうちょっと「あ!芸能人だ!」って驚いて欲しいと語っていた。
驚いたり、感動するどころか「あいつ、またいるよ」みたいな視線で他の客から見られるのが
ちょっと寂しいようである(笑)
ちなみにオレはプライベートの時に2回ほど市内で遭遇した。
この時拝見するのは実質3回目。
ちなみに府中市は長野県の佐久穂町と姉妹都市であるようで、千曲川に集まった佐久穂町の方々と
インターネット中継でつないでいるようで、ステージ横のモニターにはあちらでも盛り上がっている様子が
映っていた。
すごく盛り上がるとか、驚くことがあるってわけじゃないけど、やはりこういうノホホンとしたイベントって
大好きだし、大事だと思う。
夏場は「盆踊り」っていうキーワードもいいけど、「水辺」っていうコンセプトだけでもかなり上手いとこ
ついている。
ゆけるかどうかはわからないけど、今度もずっとやっていただきたいし、親御さんは是非子供を連れて
出掛けてほしいと思う。
ちなみにオレはいろいろやることがあったので、7時7分の乾杯前に現場をあとにした(笑)
その二日後は毎年告知ほぼナシで行われる東京競馬場の花火大会だったけど、その日も
用事があってゆけず。
ではみなさま、いつかも水辺でおあいしましょう。