0円餃子‼ 餃子処たちばな@高円寺 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

某グルメサイトの情報の不手際により、高円寺の狙っていた店が満員で入れず、

予定時間と精神的ダメージの応急処理を鳥貴族で補填した記事は先日書いた。


今回はその時入れなかった店への出直しである。

なんとか年内にはリベンジ訪問したかった想いがあった。


今回は前回より早い時間に集合し、正しい開店時間と同時に入店する作戦である。


午後14時50分。高円寺改札待ち合わをし、昔ながらの雰囲気漂うガード下を阿佐ヶ谷方面

へと歩いてゆくとその店はある。


『餃子処たちばな』

東京都杉並区高円寺南3-69-1

詳しくはココ



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以前この居酒屋記事で紹介した「馬力」の裏口のすぐ向かいにある。


こちらは居酒屋というより街の中華屋といった佇まい。


でも訪れるお客さんたちは、居酒屋感覚で来ていると思われる。


理由はこの看板に。



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知る人はとっくにその内容を知っていると思われる。

知らない人には文章を追ってこれから報告。


そうそう、まかないフェスのあとに寄った時は18時で外から覗いたらもう満員だったのだ。


この日は開店数分前から、近辺でスタンバイ。


到着時はまだ「準備中」の札が掛けられていたので、近くにあった古本屋の影から様子を

のぞき見、中から店員さんがでてきて札をくるっとひっくり返したのを確認してから出撃。


今回は難なく入店できた。


店内はカウンターが4席ほどと、小さめのテーブルがいくつか。


オレらは奥にある2人掛けのテーブルに通してもらえた。


さて、まずは当然生ビールなのだが、その前にここに来たかった理由を説明。

先ほどの看板画像にもあったが、ここのウリはこの餃子である。



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こちらのお店、ビールやチューハイなどのドリンクを一杯頼むごとに、餃子1人前がタダに

なるのだ。


つまり、ふたりでいって合計ドリンク4杯飲めば、餃子4人前(20個)を無料で食べることが

できる。

10杯飲めば、10人前が無料になるのだ。

これが人気の秘密。


しかも、ドリンクと餃子を同時に頼む必要もない。


最初に4人前とか頼んでおき、それをつまみながらドリンクをおかわりしてゆき

最終的に合計で4杯以上飲む結果になったら、それと照らし合わせて餃子を0円に

してくれるという優しい心遣いが嬉しい。


もしも餃子を5人前頼んだあと、ドリンクの注文が追いつかず4杯で終わったとしたら

その差の1人前ぶんを支払えばいいだけ。


でも、そのへんはみなさん、さすがに調整して頼まれるだろう。


ドリンクをおかわりするたびに餃子もちょこちょこ注文すると、焼き場が混雑するので、

最終的にはドリンク4杯か6杯くらい飲むようならば、それに合わせてまとめて餃子を

4人前、6人前と頼んでおいたほうがお店の人もまとめて焼けるのでそこはしっかり

考えて。


オレと友人はふたりで最低2杯ずつは飲むので、生とあわせ、最初に餃子4人前

お願いしておいた。


ファーストオーダーのドリンク2杯を頼んだ時に、店員さんのほうから「餃子も2人前で!?」

と訊いてきてくれるのはありがたい。

無料だけにお客さんによってはちょっと申し訳ない気持ちになったり、ガメツイと思われそうだと

懸念するかもしれないという心境まで考えての接客が感じられた。



タダとはいえ、餃子だけだと申し訳ないし、すぐには焼きあがらないのでつまみも少々。



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つまみも安い。


とりあえず餃子が焼けるまでのつまみ。


「白菜キムチ」 350円 

「大根のつぼ漬け」 150円



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時間とともに、お客さんがゾクゾクと入店してきた。


みなさん、当然生ビールと餃子を注文。



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キムチと大根で舌を湿らせながら、待つこと数分。


「0円餃子」がやってきた!



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うおお……

羽付き餃子4人前で作られた巨大な円盤。

この円盤が0円とはまさに未知との遭遇。


0円だからといって、あなどることなかれ。


コンビニとかで売っているレンジでチンのフニフニな餃子や、中身がスカスカ気味のものとは

違って、けっこうしっかりしている。


味も比較的サッパリなのでどんどん胃袋に収まり、ビールもすすむ君。



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ここでひとつお断りを。


ビールと餃子は文化だと思うし、さっきもビールが進むと書いたものの、今回は肝心の

ビールジョッキの画像を撮り損ねてしまった。



チャゲの隣りには飛鳥がいて画になる。

近藤房之助の隣りには織田哲郎がいてボンバーボンバーボンバーボンバー!

ボンヴァーーガァ―-ル!!と歌って初めて画になるように、餃子の画像の横には

やはりビールの画像があるべきだった。

オレとしたことがしくじった。


その画像がない埋め合わせで、すべて綺麗に呑んで食べたあとのスッキリとした

御馳走さま画像をつけておこう。




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うん、ここは来てみてよかった。


満足だ。


ちなみに会計はひとり1200円くらいだったと思う。

2000円あればかなり腹を満たせるだろう。


おすすめな店だけど、ハコの大きさや回転を考えると、大人数で行ったり、

長居するのは避けたほうがいいかもしれない。


近くのパル商店街の2階には2号店もある。


しかし、高円寺っていう街はこれだけ通ってもまだまだ行ってみたい飲み屋がたくさんある。


中央線の八王子から東京駅までの間の駅で、もしかしたらオレは高円寺が最も好きかもしれないな。