ちょっと前に同じ職場の女の人から
「○○さん、築地にあるテリー伊藤のオニイサンの玉子焼き屋って行ったことあります?」
と訊かれた。
そのへんは記事にも書いたが行ったことはあるので「ありますよ」と答えた。
詳細を知りたいのかなと思ったので「店先で100円くらいで一口サイズのカットされた
玉子焼きを売っているんですよ」と伝えたついでに、もしかしたら家族とかで行くのかもと思い、
丸武(玉子焼き屋)のすぐ近所に諏訪商店というのがあって、そこの女将さんがかつてバイオマン
という特撮モノのヒロインをやっていて今も店に出ているという件と、ゆりかもめで数駅行った
埋立地に「そなエリア」という無料の震災避難アトラクション施設があるからおすすめだといった
件を伝えた。
それから少し経過した日に、ダウンタウンがやっているハシゴ酒番組の話題になった。
「吉祥寺のいせやっていう焼き鳥屋行ったことあります?」
と訊かれ、同様に「ありますよ」と答え、あそこは焼き鳥も安いけど自家製シューマイが
美味いという情報も提供させていただいた。
そうしたら、
「へえ~ よく知ってますね……」
と言われたので
「いや、最近ちょっと酒場巡りにこってまして」
と答えた。
オレがラーメン好きなの知っているので
「え? ラーメン屋じゃなくて?」
と訊かれたから
「いや、ラーメンも巡ってますけど酒場も」
と答えた。
「平行して?」
との質問に頷くオレ。
すると、「○○さんて、物知りですね……」と一言。
いろんな場所のことを知っていると思われたようだ。
なんだろう? よくわからないけどすごく自然に言ってもらったその「物知りですね」
という一言が純粋にすごく嬉しく感じたのだな。うん。
何度か書いているかもしれないけど、たぶん今まで周囲から雰囲気だけで
「休みの日に何してるかまったく読めない」だとか
「趣味なんなの?」とか、一方的に言われることが多かったから、その反動だろうとも思えた。
20代のころはバイト先とかで突拍子もなく「ゲームとか詳しいでしょ」とかも言われた。
ほとんどやらんわ。小学校のころのファミコンでも周囲よりプレイ時間は明らかにすくない。
ゲーマーの人を差別するつもりはモートーないが、スポーツをやらない地味な人間はみんな
ゲーム好きという偏見はやめてくれ。
でもよく考えてみると社会人になってもある程度は言われていたわ。
ちなみにこのコラムを読んでいただいている皆さまの中で、オレに対して
「こいつ、ほんとに趣味ねえやつだな」って思われている方はいるだろうか。
もしかしたらいるかもしれない。
でも、多くの方にはそれなりにお伝えできているとは思っている。
オレを無趣味人間だと思っている人がいらっしゃった場合はもう謝るしかできない。
それはもうオレの文章やテーマの発信の仕方が実力不足という責任だから。
どうもすいませんでした。ごめんね(爆)
趣味ってものほど人によって偏りが激しくて、興味ない人間にとってはクダラナイもの
はないと考えている。それはごく当たり前のこと。
例えば「連休どっか行った?」とか訊かれた時にはちゃんと答えるし、相手があまり興味なさそうなジャンルであったとしても、すごく珍しいモノを食べたり買ったりしたときは自分からしゃべったりする。
だけど訊かれてもいないのにいちいち自分の行動すべてや、好きなものをベラベラと興味なさそうな相手にしゃべるのは単なるウザいやつだと思うから、休み明けとかに訊かれない限りは黙っていただけ。
聞いているほうもツマランなと後悔するだろうからね。
でも、そうやってあまり活動内容をしゃべらないことが裏目にでて
‘なにもしていないから、しゃべることがないやつ’
だと思われていたと分析する。
ちゃんと最後まで付き合ってきくならば話してやろうか!機動戦士ガンダムの哲学を!
ただし3時間40分くらいかかるぞ!(笑)
まあ、ラーメンについては雀の涙ほどのささやかな情報を持っている人間だということは
10年ほど前から周囲も知っていてくれていたが、その他のオレの趣味や行動内容や持論などを
身近な人間に改めて知らしめたくてブログを開始したという理由もあった。
果たして、その策が正解になっているかどうかはわからんが。
でも、自分のほうは発信したいことを一方的に発信して、その情報や読み物に興味ある人だけ
が自由に好きな時好きなだけ受信して読むことができるというシステムを考えると、ブログとか
SNSというものは有効的かもしれない。
何人か集まった居酒屋とかでそういう話すると興味ない人間は煙たがるし、
「おまえの話を聞きたいんだよ!」とか松岡修造並みにアツい言葉を投げかけておきながら
こちらが熱弁しはじめて時間が経過するとアクビとかされるケースもあるし。
だからこのブログというツールはオレのような面倒クサイ仮面にとっては最良のシステムかも
しれない。
いやいや、でもオレなんてマジで「これならば誰にも負けない」「誰よりも詳しい」というジャンルが
なにひとつないのだ。悔しいが。
でも、広く浅くでもいいかなと。中途半端に多方向に詳しいということならば右にでるものが
54人くらいしかいないという立ち位置で。
ブログ開始する前でも元の職場の後輩から
「今、営業でドコドコを回っているですけど、この辺で美味いラーメン屋ないですかね?」
といった電話が頻繁にかかってきた。
オレが先にその職場を辞めたあとも。
なんとなく‘仕事を離れてもたよりにされている’っていう感覚が嬉しかった。
ブログを開始してからも多方向の知人たちから
「雰囲気のいい温泉行きたいんだけれど、ケンさんならば詳しいと思って」
「○○駅から○○駅の間で、美味い焼きとん屋があるかケンに訊いておいてくれって言われて
電話したんだけど……」
「歌舞伎町で安心なキャバクラ教えて」
とかいう連絡をもらえるようになった。 大変恐縮ながら(笑)
余裕とかがあれば一緒に行動してラーメン屋とかにも連れていったりしたこともあった。
基本的にはおススメの店に連れていって、隣りで
「このラーメンうまいですね」とか
「この店、いいね!」
とか言われても、その時はあまり嬉しくないのだ。
連れてきてもらった手前、気にいらなかったとしてもさすがに本人や店の人の前で
「まずい」「つまらない」
とは言えないだろうから、お世辞でもそういうだろうと勘ぐってしまう。
だけど、その後日
「この前連れていってもらった店、友人連れてまた行ってきたんですよ!」とか
言われるとメッチャ嬉しい。
オレはそういう時に初めて「世の中における自分の存在価値や必要性」をひしひしと
感じることができる。
教えた店や無料スポットを気にいってもらったところで、1円にもならないよ。
なにか感謝状をもらえるわけでもないよ。
でも、プライスレスな嬉しさがある。
物質主義の人たちには理解できないかもしれないけどさ。
それとオレは決して物知りだと言われたくていろんな場所をリサーチしたり読書したりしているわけじゃないし、他人のために情報を与えようとして動いているわけじゃない。
利益だとか流行だとか一切カンケーなく、ただただ純粋に自分が興味あることだけをやっている。
だけど、それによって得た情報とかを伝えることによって、誰かが喜んでくれたり感謝してくれるからこそさらに嬉しいというのはあるかもしれない。
だから、これからも基本は自分のためにいろんな場所に行ったり、いろんなモノを食ったりして
広く浅く中途半端に見聞を広めてゆきたい。
そうそう!
今、雑誌「散歩の達人」が3号連続で特別企画をやっているのだ。
その一発目(もう先月号になってしまったが)が、酒場100軒!
- 散歩の達人 2016年 04 月号 [雑誌]/交通新聞社
- ¥780
- Amazon.co.jp
最初、図書館で見つけて通うたびにタダ見していたが、これは買ってもいいダロ!と判断し
購入してしまった。
かなり使える。やった。
今後はこの雑誌を大航海図として、さらなる活動区域を広げようと思う(笑)。
ちなみに現在発売されている号は「食堂100軒」である。(こちらは購入スル-)
来月は「喫茶100軒」。ロージナ茶房でるかのう?
ゴールデンウィークももう目前。
その間も1件くらいは酒場開拓したいと思う。
あとは1日は2日くらい近場に出かける程度で……
人気スポットや観光地はぜったいに人ばかりでコンドルからね。うん、コンドル。
魂をコンドルにのせて。
ディアマンテス。
アルベルト城間。
♪たましぃ~を~ コン~ドルにのせて~~ ラララライラライラライラライ~