あけぼの湯 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

ハズしたあとに当たった話。



多摩川キョーテーに行った日の夕方、銭湯に行った。

前から存在は知っていて店の前は何度も通っているが行ったのは初めての銭湯。



『あけぼの湯』

東京都府中市晴見町1-11-1



あけぼの湯


そういえば先日、もう2回目か3回目の地上波になるとは思うけど「テルマエ・ロマエⅡ」も

放送していたし、テレビ東京の深夜枠では孤独のグルメ的なテイストで「昼のセント酒」の

ドラマも開始されていたな。セント酒のほうは観てみたけど。


とはいってもオレの訪問のほうが早かったから別に影響されたわけじゃない。

でもドラマ見たら、またふらりとどこかの銭湯に行きたくはなった(笑)



ここの銭湯、看板に「コミカ風呂」って書いてあったけど意味がよくわからなかった。

あと、露天てどんな感じなのか気になった。



下駄箱に靴をいれておカネを払う。


番台ではなくて、暖簾の外にある受付で払う。

今はもうこれが主流だ。というかそうでないと問題あるんだろうな。



画像はないけど、浴槽の形は特殊だった。そしてすべてがブクブク。


座り湯と寝湯もあったのは意外。電気風呂も。


小学生の頃、銭湯に行った時は国境の壁のようにすごく高く感じていた男湯と女湯を

仕切り壁もオトナになってから行ってみると、こんな低かったのか、と感じてしまう。


月亭花朝だっけかな? 知事か何かに立候補して当選したあかつきには銭湯のこの壁を

とっぱらうと公約して大バッシングを受け落選したのは(爆)


そうそう、これを書いたら女性の方は良く思わないかもしれないけど、オレの所業ではないので

書いてしまう。


高校の時の修学旅行が岩手でのスキー教室で、浴場を使う時間帯が混雑のないようにクラスによってわけられていた。


つまり、オレたちが男湯に入っている間は、壁の向こうでも同じクラスおよび隣のクラスの女子が

入っていた。


オレと友人が洗い場に腰かけて話しながら体を洗っていたら、クラスのなかのヤンキーが

冷水がたっぷり入った洗面器を両手で持って、よたよたと歩いてきて、オレら周辺にいた男子に

「おい、ちょっと離れろ!」と言ってきた。



なんだなんだ!と思いながらもオレらはそいつからちょっと離れて様子を見ていたら、

そいつは冷水がたっぷり入った洗面器を、思い切り下からふりかぶって、壁の向こうの

女湯に向けザバーっとぶちまけた。


一拍おいて、壁の向こうから無数の「キャー!!」「冷たーい!!」という悲鳴。


冷水を壁のむこうにぶちかめた奴は不敵な微笑みを浮かべながら何もいわず満足そうに

オレらに背中を向けて歩いて脱衣所へと去った。


ただそれだけの話なんだけど、この仕切りの壁を見るたびにそんな高校時代を思い出してしまう。


とりあえず昔も今もオレはそんなことしないので、おとなしく湯に浸かっていた。ブクブク。



露天も一応あったんだけど、想像していた通り、屋外にあるというだけで銭湯だけに

眺望はない。天井がなく、上を見ると空が四角く切り取られているだけ。

それでも銭湯なのに露天があるのはじゅうぶん。


火照った時はそこで外気にふれてクールダウンできるのはありがたい。



浴室内は混んでいるとも空いているとも言えない程度に人がいる。

ずっと体を洗っているオジイチャンもいれば、同じ浴槽だけに浸かっているオッサンもいたり。



ずっと一カ所に座って、たまーにこちらをチラチラと見てくるニイチャン(オッサン?)がいた。

最初はあまり気にしなかったが、よく見るとある意味でちょっとキケン系なお顔をされていたんのだ。

なんというかその……「おすぎ」と「ピーコ」をたして2で割ったような感じのお顔。


そんな感じの男性に風呂場でチラチラ見られると、ちょっとアブナイ気が。

もちろん、最後までそういった貞操の危機のようなものはなかったが、なかには本当にそういう

ヒトも銭湯にくるかもなとは思ってしまった。



まとめると風呂と雰囲気は良かった。



ただ、自分の自己管理ミスで思いきり湯アタリ。



たっぷり浸かったから、もう上がろうと思って脱衣所に向けて歩き出した時、クラクラ目まいと

腹痛と吐き気が……

※重ねて書きますが、決してお湯や温度に問題があったわけじゃないです。自分がよくばって

浸かりすぎたことによるもの。



今回、画像が一点しかないのもそれが理由。

銭湯に入る前にまず一枚とって、あとは上がってから撮れる場所だけ撮ろうと思っていたけど

あがったら気持ち悪くて、写真撮るどころじゃなかった……。


なんとか服を着て、ひん死で部屋まで生還したものの、そこからはお風呂大好き芸人サバンナ

高橋言うところの屈辱パターン開幕であった。



たっぷり湯船につかって身がサッパリした直後のトイレにての大きいほう(汗)

そして上からも微妙のリバース。


その後はなんとか回復したが、せっかくのひとっ風呂の爽快さが台無しとなってしまった。



今度はそのへんのペース管理に気をつけてまた再訪しようと思う。

やはり銭湯自体は改めていいなと思った。


土曜も起きていられたら、深夜の「昼のセント酒」観よう。