田代まさしのプリンセスがいっぱい | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。



女性有名人で誰がカワイイとか誰がキレイだとかそういう話題から興味が離れて
久しいが、ここ最近ちょっとだけ‘見ているとなんだか落ち着く女性’がいる。

BSで金曜深夜に放送している「おんな酒場放浪記」にでている寺澤ひろみサンという女性。
楽器の世界はよくわからないが、ハーモニカ奏者らしい。

なんだろう、こういったら失礼かもしれないが特に美人というわけでもない。
だけど、学生時代この人がクラスにいたら、きっと気になるような気がする。

ま、人の好みや感覚はそれぞれだけどね。


でも実際に「日本で一番の美女を探す」という方法はあるのだろうか。
好みは美的センスは人によって異なるが、平均的な第三者感覚でいう基準でいう美人を探す方法。

あるとするならば、ひとつはこういった方法。

まず街にでて、ランダムにひとりの女性に声を掛ける。
そして、
「アナタの知り合いで、アナタよりも美人な人を紹介してください」
と訊いて、その人を教えてもらう。

そして次にその教えてもらった女性のところに行き、まったく同じ質問をして
その人よりも美人の人を教えてもらう。


それを繰り返してゆくうちに、紹介してもらう女性の容姿レベルがだんだん上がってゆき
最後にたどり着いた女性が究極の美女という答えになる。


ところが実際はそうトントンと進まない。

オトコにはわからないが、そういう流れの中にはいわゆる「オンナの戦い」があるらしい。
女性に対して「アナタよりも美人な人を紹介してください」と訊いてから紹介してもらった女性のもとへ行ってみると、外見レベルだけで言えば、そこにいた女性は紹介してくれた女性より劣っている場合が多い。

意味合いはなんとなく伝わるんじゃないだろうか。
つまり、紹介した方の女性は、意図的に自分より美人ではない友人を‘自分よりも美人’だと
紹介したわけ。


実はこれ、オレが中学1年生くらいの時に放送されていたバラエティ番組で実際にあった企画で
実際にあった流れ。

日曜日の13時から日テレのスーパージョッキーという番組の裏の6チャンネルでやっていた
「それ行け!! マーシー」という番組の中の『究極の美女探し』というコーナー。

毎回毎回、リポーターのクワマンが「本当にその人はアナタよりも美人ですね!?」
と念を押したうえで会いにゆくが、会いに行ってみると前の人のほうが明らかに美人だったという例がおおかった。

「これはオンナの戦いですよ」というのはオレとかの男目線の分析ではなく、番組に出ていた
女性タレントが女性目線でそう説明していた。
仲の良い女友達ほど、周囲に対して自分よりも美人だと発信したくないということだろう。
キモチはわかる。
女性ほど強くはないにせよ、男社会にもそれは多少ある。

すべての女性や男性がそういう視点じゃないというのもわかるし、素直に自分よりも美男美女を
抵抗なく紹介する人もいるだろうし。

でも人間ですからね。嫉妬やライバル心もあって然り。
オレはそういうメラメラ意識も健康的だとは思う(笑)


そんなところでこの番組の「究極の美女探し」と言うコーナー。
オチが明らかにヤラセじゃないかというオチ。

最後に「アナタよりも美人な知り合いを紹介してください」と訊いて、教えてもらった女性の
ところへ行ってみたら、なんと一番最初にスタッフが街で声を掛けた女性で、結局ループ的に
スタートへ戻ってしまったので、そこで終了となったのだ(爆)

このコーナーの進行内容時代にいくつかのクレームもあったようなので、なんとかムリヤリ
そういうオチをつけて打ち切ったのかもしれない。


たしかに今の時代ではムリっぽいし、放送できてもあまりウケない気もする。


そんな番組だったんだけど、番組名でなんとなくお察ししていただけるように
司会者は田代まさしだった。

あの頃はテレビつけると必ず田代まさしがそこにいた。

あれだけ有名で、あれだけ仕事があって、あれだけ稼いたっぽい人が一気に人生転落する
ってやっぱり世のなかって恐ろしいわな。


また、その当時はファミコンブームがまだかろうじて続いていたので、今の時代では考えられないほど各ゲームメーカーが見境なしにテレビの人気者をゲームの主人公に強引にあてはめては
話題を得て売り上げと作ろうとしていた。

アイドルやスポーツ選手だけでなく、所ジョージやカケフくん、そして田代まさしといった
お茶の間タレントまでゲームメーカーはタイアップに持ち出した。


しかも、それが芸能界におけるサクセスストーリーを目指すようなプレイ内容ならまだ理解でぃる。
世界感もムリがあれば、主人公がその人物である必要性がまったくないものばかりだった(笑)

そのひとつが上に張り付けた田代まさしが主人公のゲーム。
「田代まさしのプリンセスがいっぱい」

ちなみに名誉のために言っておくが、自分はこのゲームを買ってもいなければプレイしたこともない。したいとも思ったことはない(笑)

それでも当時は「アノ田代がついにゲームに!」みたいな宣伝でかなり話題になったから覚えている。

当時のゲーム解説を聞いた限りだと、田代まさしが正義の味方のような主役になって悪を退治しプリンセスを倒しにゆくようなストーリー……
まさに「主役が田代である必要ナシ!!!」
もう笑うしかない。



Tashiro Masashi
というTMイニシャルつながりで、芸能人ゲームをもうひとつ。
こんなのもあった。




くわしいストーリーはわからんが、タイムスリップしたゲーム主人公がたどりついた時代が
現代で、しかもその場所がTMネットワークの録音スタジオだったとか(爆)


そこでアナタはTMのメンバーと知り合い、一緒にタイムスリップして未来を守るために悪いやつを倒しにゆくとかそんなような話だと聞いたような気がした……


TM人気にこじつけただけで、世界感的にメンバーが出演する必要性まったくナシ!!
今の時代に改めて見るとオモロイけどね、トホホ。