中華そば 神の島 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

近所にあった家系ラーメンの「山賊」が、ちょっと前に閉店した。

「山賊」には5,6年前に一度行っただけだったがすこし寂しいものがあった。

当時の記事はココ


閉店からある程度経過した時に空きバコの前を通ってみたら、何やら神々しい雰囲気の

ハコができあがっているではないか。


その外装といい看板といい、正直最初目にした時はどこかの宗教の支部になったのかと思ったが、よく見ると「油そば」という文字の書かれた大きく掲げられている。



帰宅してからネットで調べてみたら、やはりラーメン屋のようだった。

これはある意味で気になる。なってしょうがない。


と、言いつつなかなか行けずしばらくの間モジモジしていたのだが先日やっと訪問。


『中華そば 神の島』

東京都府中市栄町2-11-7

神1


見よ。このタダモノならぬオーラと黄金の佇まいを。

そして軒先には何かを暗示する傘。


改めて店名読むと、ずっと前に「日本は神の国であるぞ発言」として騒動をおこした人がいたのを思い出す。


それについて爆笑問題の太田光が「彩の国さいたま発言をした人が問題になってますね!」

とボケて、田中が「ちげぇーよ!!」と、つっこみを入れていたのも同時に思い出す。

どうでもいけど(爆)



神2



離れた場所から一見すると、多少入りづらさを感じるかもしれないが店の前まで来て、ガラス越しに中をのぞけば、そうでもないことがわかり安心する。


ドアをあけて入ると左側に食券機。

右側には外国の楽器のようなものが飾ってある。


席はL字カウンターだけかと思いきや、一番奥に隠れたように卓がひとつあり。


店員さんはひとり。色の黒い店員さん。



いろいろ調べたところによると、実はこの店のご主人はバリ島出身だそうだ。

これで独特の外観と店名の意味、すべてがリンクされただろう。


オレも数回訪問したことがあるが、名店「江川亭」で修行したご主人が自分の店を開店した

らしい。


おいてあるビールも、どうやら現地のもののようだ。



神3


油そばがメインなのかもしれないが、今回はなんとなく「中華そば」を注文。



「中華そば」 650円


神の島中華そば


ビジュアルはたしかに江川亭に限りなく近い豚骨醤油。


デフォルトで味玉もついているありがたさ。


あくまで個人的にではあるが、細麺のかたさ、スープの塩っぽさも江川亭といって過言ではない。


価格も安いのでこれはイケる。


モヤシ、ノリ、チャーシューとラーメンに求めたいものもひととおり、そこに存在してくれている。


立地が駅前だったら、呑んだあとの客がけっこう流れ込むじゃないだろうか。


これはまたいつか行くと思う。

今度は「油そば」を試してみるのもありだ。


久しぶりに東八にある江川亭にも足を伸ばしてみたくなった。


そういえば、ずっと前にひとりで江川亭に行ってカウンターに座ってラーメン食いながら

何気なくふたつ隣りの席を見たら、関東最大の暴走族「ブラックエンペラー」の初代総長だった

経歴で有名な俳優の宇○剛士サンがラーメンをすすっていたこともあったのを思い出した。


地元が同じで今も多摩地区在住というのは知っていたが、まさか江川亭で遭遇するとは

思わなかった。



○梶サンもこの店の存在知ったら来店するかもしれないな。




ごちそうさま。