小室サンと木根サンと宇都宮サンのルーツを15分で巡る旅 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

いやあ、少し前の話題だけどテレビ朝日でやっている「しくじり先生」に出ていた

TМネットワークの木根サンの話はめちゃくちゃ面白かった。


裏話というよりまさにTM漫談。

30年間ギターを弾けるふりをしていたというのも驚いたけど、竹馬の話やサングラスの

話も爆笑だった。

前に人気ありきで他ジャンルの有名人が評価されるのは好きじゃないと記事で書いたけど

木根サンのトークはヘタな芸人よりもゲラゲラ笑えた。


しかしなあ。小室哲哉サンが同じ府中出身だったことと、「TM」っていうのが多摩の略だという

ことは知っていたけど、木根、宇都宮両氏も同じ多摩地区の立川出身だとは知らなかった。


TMネットワークは中学生の頃それなりに好きで友人からカセット借りてきてダビングしていたり

はしたんだけど、大学生くらいになった時に小室サウンドが急に幅を利かせはじめたことで

キライになった。

それ以降は特に興味ない状態だったんだけど、木根サンの話をきいて、改めてちょっと好きに

なってきそうだ。


木根サン曰く、

TMネットワークはもともと「TAMA NETWORK」というグループ名だったが、

「カッコ悪いからグループ名をかえてくれ」とレコード会社から言われてしまった。

だけど、小室サンが自分たちは多摩地区から出たグループだから、グループ名から地名だけは

外せない、と譲らず、その結果、TAMAをTMと略することで合意したという。


計画停電時は見事に差別を受けた多摩地区。

車を湘南ナンバーにしたいという人間はいても、進んで多摩ナンバーにしたいという人間は

おそらくいないだろう。


そんなように、どこか23区と比較され、田舎っぽくてダサいと言われる多摩地区だけど、

それを隠さずに、意地でもグループ名に入れようとした小室サンの地元府中愛。

20代の頃に一度アンチを経由したが、再びちょっと好きになったかもしれない。


ただ、かなり前の20代の頃に小室哲哉が府中出身だと始めてきいて、少し驚いたものの

あまり関心がなかったので、府中のどのへんに実家があるのかまったく知らなかったし

調べようともしなかった。


同じ府中といってもその面積は数ある市の中では広いほうだ。

横断すれば車でもそれなりに時間がかかる。


府中に実家があると言ってもどうせ、かなり離れたあたりだろうとずっと思っていたが

今回、木根サンの話を聞いたのをきっかけに、ネットでちょっと探ってみた。

(正式に言えば現在は実家ではない。アノ事件があって物件はそのままだが差し押さえられたので今は一般の人がそのまま住んでいる)


なになに? 府中市の西府?



めちゃくちゃ、よく知っている場所ぢゃないかっっ!!

オレの実家からも今の部屋からも2キロくらいしか離れていないし、自転車で10分で

行ける場所だ!( ゚Д゚)


しかも小学生の頃、自転車で多摩川に遊びに行くときにすぐ近くを通ってた。

祖父母の家がその先にあったから、その時もすぐ近くを通ってた。

多摩市にある高校に自転車で通っていた時も毎日すぐ近くを通ってた。

その実家の目の前もおそらく1、2回は通ったことがあると思う。


まさかこんなに近くで馴染みの場所にあったとは!

中学の時にはもうかなりTM流行っていたけど、よく話題にならなかったもんだ。

まあ、そのころはまだネットとかもなかったからだろうど。


と、いうことで土地勘も熟知しているし、所要時間も片道10分ほどなので自転車で

プチ巡礼をしに行ってきた。感覚的には散歩とカワラン。



まずは家を出て甲州街道を立川方面へと走る。


あっという間に西府。



t1

今はもう店がなくなってしまったが学生時代このあたりでバイトしていた。


このすぐ先を左折して直進し、右折すると「西府駅」がある。


t2

日曜だから人がいない。


この駅はあとから新しく出来た駅。

近くにあるNECの社員の出勤のために作られた駅といっても過言ではない。


ここまで来れば小室サンの(元)実家はすぐ目の先なのだけれど、その前に一カ所

小室ゆかりの場所。


小室哲哉が通っていた小学校。

「府中五小」



t3

この学校の前は数えきれないほど通った。

まさかここに通っていたなんて想像もしていなかった。


ちなみに中学校もこのすぐ近くだったらしく、そこでは漫画家の浦沢直樹が1年後輩に

いたという。浦沢直樹も府中だったという事実には21世紀中年のオレもさすがに驚いた。


さて、ここからほんの少しだけ行けば小室サンの(元)実家がある。

アノ件で外観が紹介されていたことで画像があったのですぐに発見できた。


だけど、やはり明確な場所がわかってしまうと今住んでいる方に迷惑が掛かるので

周辺の住宅とともにわからないよう加工(笑)




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パッと見はちょっと高そうな一般住宅だけど、窓などをよく見るとたしかにちょっと

こじゃれたような工夫のデザインがしてある。

(これは後から改装とかだと思う。)



しかし、本当に近所でよく知っている場所だった。

灯台もと暗しでまったく気にしていなかったな。まったくもったいない。

何がもったいないのかよくわからんが。


ここまでの所要時間はおよそ10分。


さて、せっかくここまで来たので同じくTMゆかりの場所まで足を伸ばしてみることに。


再び、甲州街道沿いまで出て、西へとチャリを走らせる。


甲州街道もこのへんは歩道の幅が狭い。



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ガードレールがあるとはいえ、すぐ横ではアスファルト、タイヤを切り付けながらたくさんの

車が甲州街道を走り抜けてゆく。しかも、けっこうスレスレに(汗)


ちょっとミラーなどが横に飛び出た車などが歩道寄りを走った場合、その部分が頭や肩に

直撃するのではないかというチープなスリルに身を任せ、怯えながらキコキコとペダルをこぐ。

幅のある車と接触しないよう、しっかりセルフコントロールしないといけない。


途中、橋を渡る。

子供のころ、谷保にある田んぼにザリガニ取りに行った時、この橋も何度もわたった。



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渡り終えると、すぐ先に「ガスト国立店」が見えてくる。



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最近はまったく来ていないが、若い頃は数回来たことあると思う。


でもその時は全然知らなかった。

TMの3人がよくここで打ち合わせをしていて、さらに「TMネットワーク」というグループ名も

この店で決まったらしい。

最近知った。


ただ、ご存じのとおり、当時はまだガストではなくて「すかいらーく」。

しかも日本1号店だとか。

TMの歴史はすかいらーくとともに始まったようだ(笑)


せっかくここまで辿ってきたし、ちょうどお昼時だから食事もしてゆくか悩んだ。

だけど…


♪わたしには~ お昼から外食する余裕がないの~

あたりまえだけどね♪


だーかーら……


クオカード!



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なんのこっちゃ(´・ω・`)


うーん、しかしアレはアマリにもひどい替え歌だったな。

まあいいや、今回政治の話は。


で、メシ。


ちょっとイイもの頼んでやったぜえ。

ライスもつけたぜえ。

GET WILDだろう~?


ところであの3人はどの辺の席によく座っていたのかな。

2人の時はオレのこの席にも座っていたのかもしれない。



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以上。

TMネットワークのゆかりの場所がこんなに身近で、しかも見慣れていた場所だったいう再確認

をした短い旅でした。