全力油そば大吉 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

「博多華丸・大吉」の大吉サンて、同性から見ても好感持てる。

華丸サンのほうもいい人なのは伝わってくるけど、ちょっと濃い(笑)


大吉サンは男前なんだけど、同性から見てもイヤミのない種類の男前フェイスだと思う。

そして語り口調も優しく、年下のオレからすればイイお兄さんといった感じ。


自分のイケてない過去や失敗談をネタにはするけど、人をバカにして笑いをとったりしない。

だけど他の芸人がすべったりした時はしっかりツッコミフォローをする。

そんな大吉にいさん、オレは好き。


お笑いの世界じゃなく、オレらのいる普段の世界でも、ああいった盛り上げ方とか人との接し方

というのは見習ったほうが良いと思う。


とりあえず博多大吉サンのさわりから入ったが、そんな大吉サンと同じ名前のラーメン屋の記事。


『全力油そば 大吉』

東京都府中市寿町1-1-17



大1


場所は府中駅高架下。

「紅」のほんのちょっと先。


駅前開発により仮設店舗が長屋みたいに並んでいるうちの一角なのだが、

記憶の限りでは、つい最近まではあの有名なあら炊きラーメンの「海神」が入っていたハコだ。


あまり憶えていないが「海神」の前は「みのり」というラーメン屋が入っていて、それがいつの間にか閉店していたと思ったと同時くらいに「海神」の府中店が入っていた。

でも、それも既になくなっていた(゜-゜) ほんと2,3か月だったような。


「海神」と言えばけっこう有名で、オレも新宿店には行ったことあるのだが、このハコに入っていた

府中店はあっという間に気が付いたら撤退していた。

まるで、ビートたけしと石橋貴明のコンビという鳴り物入りで開始されたTBS系の

「日曜ゴールデンでなにやってんだテレビ」があまりの低視聴率だったため放送わずか数回で

特番期のどさくさに紛れ、ひっそりと打ち切り終了していたように……


でも「海神」は美味いけど高いんだよな。

メインメニュー2種類くらいで、一杯1000円からだから。


ここの油そばは1杯600円かららしい。

それならば安い。


先日日曜の昼にふらっと行ってみた。



店内はカウンターのみ数席。

先客は家族連れが一組。



大2

居抜き?ということもありシンプルな構造。


壁にはメニューもポスターもなし。

カウンター上のコップ配置なども最小限。


ヘタに内装などにカネをかけず、そのぶん、麺を安く提供しようといった姿勢なのかもしれない。


店に入ってすぐ左手に券売機があるので、そこで普通の油そば600円の券を購入して着席。


しばらくして、お店の人がお盆に乗った「油そば」を持ってきてくれた。


デカっ!( ゚Д゚)


大3

これで普通盛600円!?

思わず目を疑う。


いくら内装を抑えているとはいえ、この量で600円とはものすごい価格破壊というか

アブラミクスぢゃないか!


……と、驚いていたら店員さんが


「すいません……。(間違って)大盛になっちゃいまして……。

もし食べきれなかったら残していただいていいので……」


とのこと。


いやいや!! そんな残すだなんてとんでもない!


これがあまり好きじゃないものならばともかく、オレにとってダイコーぶつの「油そば」なのだから

食べ残して‘廃棄’なんてことは致しませぬ。


ありがたく頂きますm(__)m。


でも、これで

「大盛にしちゃったからサービスだよ!!」とか言われたら、素直に「おお!ありがとうございます」

とトクした気分になれるけど、お店の人がとてもいい人で優しく「食べきれなかったら残して…」と

心配するような感じで言ってくれたので、こちらも嬉しい反面申し訳ない気持ちも少し(゜-゜)


ここはしっかり味わって美味しく頂くのが一番の礼儀だと自分なりに解釈(笑)


まずは何もかけずに底のほうからかき回してベースの味を確認。

それから卓上のラー油とお酢を3周くらいかけて、再びかき回す。


イイ感じ。



大4

基本はシンプルな味。

麺は太めで噛み応えあり。


細麺の油そばは個人的に弾力を感じないので苦手だけど、この麺はいい。


ヘタにクセを出さずに、ラー油とお酢で個人の好みによる味付けが出来るような感じなので

しつこい味が苦手な人にはいいかもしれない。

オレはこの油そばも濃い油そばも双方イケる。


リーズナブルでうまく、胃がもたれるほどでもない。

美味かった。


「紅」も美味いけど呑んだあとはちょっとヘビーだ。胃袋にも財布にも。

それを考えると、今後府中で呑んだ場合、〆にここの油そばはかなり良いかもしれない。


ごちそうさま。