大宮ラクーンよしもと劇場 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

お笑いコンビ。

その名は「BeanBall Boy's(ビーンボールボーイズ)」


ビーンボールとはプロ野球で禁止されている投球だ。

投手が打者をのけぞらせるために、威嚇の意味で頭部周辺にボールを投げる危険投球のことである。


そんな意味を踏まえたうえで、どこか攻撃的で挑発的なネタをマシンガンのように連射してゆきたいという想いを込めてつけられたコンビ名。それが「ビーンボールボーイズ」の名前の由来らしい。

通称「B・B・B」。


さて、ここまでのわずか数行の説明を読んで、「そういえばなんか聞いたことあるコンビ名のような……」と思った人はいらっしゃるだろうか?


「聞いたことある気がする」と言っているアナタ。

ウソをついてはいけません。

聞いたことあるはずはない。


だって、これはオレが大学4年でまだ内定が出ていなかった時代、ほんの一瞬だけど

「これはもう企業に頼らず、相方見つけて芸人になるしかないっ!」と思った際に

もし本当にデビューすることになった場合、つけようと思っていたコンビ名のうちのひとつなの

だから(爆)

うわー、ダセー!


当時はちょっと本気で一緒にやってくれる相方を探していた。

ケンがまたバカなこと本気で考えているぞ!とか言いふらされても嫌だから、周囲の知人に

対して「冗談で訊くけど本気で答えてくれ」と前置きしたうえで、相方になってくれないかと訊いていたりした。


ちなみにビーンボールボーイズというのは第二候補のコンビ名で第一候補のコンビ名は

「アール師弟」。

オトナ向けの辛口で毒のあるネタを放り込む師匠と弟子のふたり組という意味で、

映画の「R指定」からもじった。

これまたダサい。若いって恥ずかしい。


でもお笑いってやっぱり新しいネタを絶えず生むのは大変。

よって芸人の道はわずか数週間で断念した。コンビ名は欲しい人いたら差し上げます。


お笑いはもうすっかりテレビで観るほう専門だ。基本は好きだから。

でも、今までいわゆるお笑いライブって行ったことがない。

モノマネパブはあるけど。


そんな中、去年の暮れに友人から大宮にある「よしもと劇場」のチケットをもらった!



チケット

しかも最前席ではないか!


友人は最近お笑いライブにハマっているらしくて、1月17日の前売りも買ったらしいのだが

予定が入っていけなくなってしまったことと、オレの精神状況を心配して「笑ったほうがいいよ」

とのことでプレゼントしてくれた。どうもありがとう。


ということで、日曜日ひとりで久々大宮まで行ってきた。



大宮によしもとの劇場があるなんて知らなかったので、どこにあるのかと思っていたら

なんと営業マン時代によく寄っていたロフトがなくなり、その跡地に劇場の入るビルが建っていた。



ラクーン

うーむ。まさかあの巨大なロフトがロストしているとは。

これも時代の流れか。


とりあえず中に入る。

ライブ開始は17時半。開場は17時15分。

早めについたので30分ほど上のフロアにあるブックオフで時間を潰して開場数分前に

劇場入口へ。


エントランス。

グッズなども売っていた。


劇場

周囲には若いオンナノコばかりだけど、オレはひるまない。


あたりまえだろ、オレを誰だと思ってるんだ!?

ケンさんだゾ……(斉藤さん風)


午後19時15分、会場の準備が整ったようなので入場。

例によって会場内は撮影禁止なので、画像はここまで。


――


中に入ってみるとほんとに小劇場という感じでステージが近い。

最前列なので本当に目の前だ。

芸人さんにいじられないかと思うと、ちょっと緊張する。


そうそう、芸人さんと言えば肝心の登場芸人ラインナップをまだ紹介していなかった。


名前を羅列すると以下の通り。


・LLR


・テゴネハンバーグ


・ダイタク


・ベイビーギャング


・ニューヨーク


・デニス



以上の6組である。


ライブ前の段階で、名前もネタも知っているのはデニスだけだった。

ニューヨークは名前だけ知っていて、一度、ケータイ大喜利で観たことはあるがどういうネタを

やっているのかは知らなかった。


司会進行はLLRのふたり。

ライブの内容は「漫才研究所」というタイトルで、それぞれの芸人がデビュー当時のネタと

新ネタの両方を披露して、最後にみんなでその比較を語るといったものだった。



個人的に好きだったのは「ダイタク」「ニューヨーク」そして「デニス」の三組。



「ダイタク」は顔がそっくりな双子の漫才師。


М-1では準決勝まで行ったコンビのようだ。

デビュー当時のネタはいわゆる「双子あるある」的なものでそれも面白かったが

新ネタのほうがとくに双子という特性に依存することがなくて、それがよかった。




「ニューヨーク」は純粋に面白かった。


お約束のフレーズやアクションとかで笑いを誘うのではなく、王道なのが爽快。

噂には聞いていたが、面白かった。笑ったわ。

今回のライブは、このコンビのネタが見れたのが大きな収穫。



そして「デニス」!


これはもう誰もが知っている。

「居酒屋行ったら自分だけお通しにポップコーンが出てきた」とか

「警察に免許証見せたら偽造かと思われた」といったエピソードでアメトークでもおなじみの

ユキオちゃん(植野行雄 )が、もう最高だった。



最前列だから、思い切り目の前であのブラジルフェイスを観れた(笑)


劇場内でのネタだから内容はあまり書けないけど、やっぱりユキオちゃんの

キャラってすごいし好感持てるわ。

アフタートークやサービスネタも面白かった。

さすがテレビ慣れしている貫禄(笑)



そんな感じで21時を少し回ったところでライブは終了。


初めてのお笑いライブはいい経験になった。

漫才のやり取りは聞いていると、文章のいい材料にもなりそうだ。


場所も大宮なので、終了後はそのまま大宮駅の埼京線ホームに向かった。


やがて電車が滑り込んできたので乗り込んでシートに座って横をみたら、オレのすぐ隣に

劇場でも一緒だった女の人が座っているではないか(゜o゜)


大宮駅はホームの数も多いし、埼京線の1ホームだけにしてもかなりの長さがある。

そんな中、劇場でも一緒だった人がここでもオレのすぐに隣に座っているなんて……

と思ったが、別に運命的なモノなどは何もないまま、途中でオレは武蔵野線に乗り換えた(笑)



そんなこんなでオレの斬新な一日は終了。





※業務連絡


先輩! この前、赤羽で呑んでた時の「笑ってコラえて」のロケ。

オンエア今週の水曜みたいですよん。