先日、国分寺字方面に行く用事があったついでに、目的地のちょっと先まで足を伸ばしてみた。
せっかく近くなのでブログを開始した5、6年前に行った「ふれあい下水道館」に何となく再訪してみたのだ。
当時まだ、ブログを知らずに読んでいなかった方々も多少いると思うので、改めての紹介もこめて。
場所は津田ウメコさんが創設した学校の手前あたり。
『ふれあい下水道館』
入場無料。
たまたま施設が出来てから節目の年だったようだ。
20周年のノボリがあった。
エントランスを入ると受付カウンターと、その奥には水槽。
画像はないが、水槽では魚たちが泳いでいる。
右手にはメインとなる地下に降りてゆく階段が。
ここを降りて目的である地底25mまでGO。
綺麗なのはけっこうなのだが、無駄に綺麗すぎる気もする。
階段隙間吹き抜け部分に立っている柱には、地下何メートルかが表示され。茶色い部分は
その深さの層がどんな感じになっているかという土をイメージしていて、深くなるにつれて
土の部分も変化してゆく。
柱を見ながら階段を降りてゆくべし。
ここは地下に何フロアもあり、それぞれのフロアで水や下水道に関する歴史紹介やジオラマなどが展示されている。
どこかアート調なこのオブジェも数年前と変わらずだ。
上でジョウロを持って覗き込んでいる白い人は、「2001年宇宙の旅」のラストに登場した
スターチャイルドに似ている。
まっぷたつになった水洗トイレ。
切断したのは石川五右衛門か、一文字流斬岩剣の赤石剛次か、それとも「罪と罰」のPV映像に
おいて愛車をまっぷたつにまでした椎名林檎か。それほどまでの見事なまっぷたつ。
さらに地底を目指して階段を下りてゆく。
そして東京の地底25メートルへ到着。
そこのレイアウトはまるで潜水艦の通路のようだ。
通路を通って奥に進むと、この下水道館のメインエリアにたどり着く。
空気が悪いので換気扇が頭上に数台。
分厚い扉の奥に進み、そこにあるデッキの下には下水道がある。
流れる下水を直接見ることができる貴重な空間である。
流れているには下水だから、当然かなり臭い。
以前来た時は夏場だったから、もっと臭かった上に小さな虫も宙に発生していた。
でも、この臭いは一度嗅いでおくべき臭いだと思う。
日本は水に恵まれ、また地上は豊かでさまざまなモノや娯楽が存在する。
だけど、モノや施設が増えればそれだけゴミや汚水も発生するのである。
地上で生活する我々は楽しい娯楽施設や、美味い料理を楽しんでいるが、
目に見えない地下では、それに伴って生み出された汚水や悪臭が流れていることを
認識するために、それを見て嗅いでおいたほうがいい。
あ、別に環境問題があーだこーだとか語るつもりもなければ、地上での娯楽を控えろとか
いうつもりは微塵もないです。オレも出かけて遊んでいるし。
ただ、こういう場面はこういう場面でちゃんと見ておいて、豊かさや人工的な美しさのその裏にあるものも肌で感じて認識しておいたほうがいいよん、て言っているだけ。誤解のないように。
水は大事だな、うん。
地球は水の惑星って言われているけど、それでも日本は水に恵まれていると思う。
金持ちの家にあるウォーターベッドの中に入っている水の量だけで、アフリカの干ばつ地帯に
住んでいる何人の子供たちがその喉を潤すことが出来るのだろうか。 ←イヤミww
しかし、オレもまたなんでクリスマスイブが近かったこの日、ひとりで下水道なんかに
いったのだろうか(-.-)
地上ではカップルたちがふたりで手をつないで明るく美しいイルミネーションを眺めている
時に、オレは地下でひとり下水道の流れを見つめている(爆)
まあ、いいさ。
オレのようなろくでもないジメっとした虫ケラには明るい地上よりも地下のほうがお似合いさ。
(*‘∀‘)
そうだ! タイガーマスクだってウォーズマンだって、ドブネズミが走っているような地下組織や地下養成所で育ったり鍛えられたりしたではないか!
おお、そう思ったらこの地下に漂う特有の「負のオーラ」がオレにパワーを与えてくれるような気がしてきたぞ……
うおおおおっ クリスマスに浮かれおる地上の人間どもめ!
くらえーーっ! オラの「陰気玉」ッ!!! ← イヤな玉だな、おい!(-_-;)
※ 記事タイトルはウルトラセブンのエピソード「地底GO!GO!GO!」から。