口腹論(こうふくろん) | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

・周囲から愛されている者は不幸だと気付いた。

 なぜならば、自分が周囲から愛されている事実に微塵も気づいていないから――

 周囲から嫌われている者は幸せだと気付いた。

 なぜならば、自分が周囲から嫌われている事実に微塵も気づいていないから――



・真剣に語った僕に対して「失望した」と言った君に、僕は失望する――



・君が何かしらで1位にならなきゃだめだって言ったから、

 僕は「何をやっても1位になれない人間」の1位を目指すことにしたまでだ――



・そもそも「自分だけは違う」っていう考え方自体が周囲と同じであって、むし

 「オレはみんなと同じ」 っていう主張のほうがレアなのかもしれない――



・口先でやたら「前進」「向上」を連呼する人間より、「現状維持」を実行できる人を

 尊敬したいものだ――



反省はしても後悔はしないというが、後悔するという前提があってこそ、人は反省へと

 導かれるのではないのか? ――



・後ろを振り向かずに歩み続けている人間は、後方で誰かが手を振り、助けを求めて

 いたとしても気づかないだろう――



・‘不可能’という文字の載っていない辞書は単なる落丁本に過ぎない。

 すべてを可能にすることの出来る人間がもしいるとするならば、その人間の辞書には

 プラスマイナス問わず世に存在するあらゆる言葉が載っているだろう――



・君が本当に心配しているのは僕ではなく、君の言うことを僕が聞かないことによって

 気持ちよく過ごせなくなる自分自身を心配しているんじゃないか?――



・「そんな考え方じゃ幸せになれないよ」とか「早くいい人みつけて幸せに」といった

 声。 一定の年齢に達したあたりから「幸せ」という言葉が柔らかい脅迫に感じる。

 嗚呼、「幸せ」という言葉を聞かない人生を送れたら、どんなに幸せだろうか――

 

                                              


                                            

                                           ―― ケン74