ダッシュ勝平っす | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。



「晋作」という名前を聞いて皆さんはまず誰を頭に思い浮かべるだろうか。
ただし、家族や知人など身の周りの人間は除く。有名人オンリー。


オレの予想だと、日本国民の9割5分以上がおそらく「高杉」を思い浮かべているだろう。
でもオレは違う。9割5分の割合の中にオレはいないし、オレにとっての「晋作」といえば
「高杉」ではないのだ。

でわ、それをふまえてもうひとつ。
プロ野球において「1本足打法」と言えば、まず誰を思い浮かべるだろうか。
プロ野球にある程度の知識がある人間の9割がおそらく「王貞治」を思い浮かべるだろう。
でもオレは違う。その9割の中にオレはいない。
オレにとっての「1本足打法」の選手と言えば「王貞治」ではないのだ。

上に記した2つの質問には共通の答えがある。
「晋作」といえばまず思い浮かべる存在でさらに王ではない「一本足打法」の人間。

そう! 今ものすご~く、ごく1部の人間がピンと来ているかもしれない。
元西武ライオンズの選手、「片平晋作」だ!

うわ~……プロ野球ファンでももう知らない人間もいるだろうし、西武ファンでも
若者は知らないかもしれん(笑)

長年の西武ファンとして、「晋作」と言えばやはり「高杉」じゃなくて「片平」
なのだ(爆)

ただ、正直言えば、そこには「西武ファンとして」そう思っていたいというファン愛があるのも
事実。
オレは歴史に全く興味ないから晋作と言えば高杉よりも片平だというのは本心だけど
一本足打法に関しては、ホンネを言うとやはり、まずは「王」だと思う。
でもアンチ巨人の西武ファンとしては、実際には王だと思ったとしても
「いや!1本足打法といえば片平だ!」
と言い張ってしまう。


誰もが知っている人気者や流行りモノよりも、とりあえず自分の好きな人やチームもしくは
作品が、その代名詞だとか一番だとか言いたくなる気持ちは誰でもあると思う。

それは世代についてでも言える。
芸能界の今までの歴史で、もっとも人気ある女性アイドルグループは誰かという論争になったら
昭和のオジサンたちは「キャンディーズに決まっている!」と言うかもしれないのに対して
平成生まれの人は「絶対にAKBだ!」というかもしれない。

でも互いに心のどこかでは相手のほうがちょっと上かなとか思っている部分もある。
要するにファンだから、贔屓のほうを応援する言い方したいというところ。


そこで本題。

皆さんにとって日本を代表する「バスケのアニメ」といえば何だろうか?

言うまでもなくヘタすると9割9分以上の人が、あの「バスケがしたいです……」
のセリフで有名な少年ジャンプ連載が原作のアニメを頭に浮かべただろう。
平成生まれはもちろん、昭和生まれの多数も。

でもオレは違う!!

純昭和生まれのオッサンのオレにとっての日本を代表するバスケアニメ(漫画)と言えば
「バスケがしたいです……」のほうではなく、誰が何と言おうと「ダッシュ勝平」なのだ!

いや、それこそホンネを言えば、今の日本では圧倒的に「バスケがしたいです」のほうが
爆発的に知れ渡ってて人気もあるというのはわかっているけど、それでも昭和時代のギャグ
アニメを愛した人間としてはやはり「ダッシュ勝平」こそ日本を代表するバスケアニメだと
言いたいのだ、オレは。

でも今改めてこのOP動画を見ていると、バスケアニメの要素が映像にも歌詞にも全くないな
(;一_一)
だけど好きだった。昔からスポーツ好きじゃなかったこともあって純粋でアツいスポ根アニメ
は苦手だったけど、このダッシュ勝平は学園生活をメインとしたギャグ要素があったから、
たぶん好きだったのだろう。

正直ね、スラ……いや「バスケがしたいです」のほうも少年ジャンプで連載が開始されてから
しばらくの間はけっこう好きで読み続けてたのよ。

でもね、序盤の学園生活を描いている時は面白く読めたんだけど、ガチでアツくバスケの試合とかやりだしたら、急に面白くなくなってきて読まなくなった。

当時の友人曰く「本格的にバスケの試合とかやりだしてから面白くなったんだよ!」
だそうだ。

同じスポーツを扱った漫画やアニメでも、やはり見ているほうが運動好きタイプか
それとも文化系タイプかで、好き嫌いが分かれるモノだなと改めて思う。

ちなみにこの時代から平成の現在まで、ずっと2等身キャラの声優としてテッパンを維持している
田中真弓はやはりすごいお人だなとも思う。