やよい軒攻略戦 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

人間心理として、どんなに安くとも不味い店にはいかないが

ある程度、増税などに便乗した値上げがあって多少高くなっても美味い店には人の

流れがある。人間て不思議。恋してる女の子ははんぶん不思議。


また量に不満はないけど、明らかにどこかで何かを削って誰かが犠牲にならんとこの価格設定は

無理だろうというような店舗も、人ははいるけどやがて人材確保が難しくなったり食品不正が発覚したりと安心はできない。


個人的な考えだが、安いけど量がしみったれていたり不味い店や、それなりの量で味も悪くなくて

安いけど「これ、絶対従業員やバイトが奴隷になってるよ!」という店で食事するよりかは


「数十円くらい高いような気がするけど、そのかわり○○が食べ放題」とか

「おかわり自由」「替え玉○○玉まで無料」とかいう店のほうが、なんだか気持ちよく利用して食えるように感じてきた。


ここしばらく、月に一回くらいの割合で仕事帰りの夕食は「やよい軒」に行っている。


今日も行って、さきほど帰宅した。


今までも、やよい軒に限らず、1人で定食屋に入ったことは何回もあるが、1人だろうが友人と

一緒だろうが、定食屋で「鍋系」を頼んだことは一度もなかった。


しかし、窓の外では誰かがリンゴ売りの声マネをしている氷の世界のような大寒波。

オレの心の中も記録的な寒さにして、そこではきっとタロとジロでさえも一年間生き延びることは

不可なり。


おお、さむいさむい……

オレの体の中でかすかにメラメラと火柱をあげる世に対する憎しみの炎さえもこの寒気の前に風前の灯じゃ……

これは是非、暖をとらねば……



最近は居酒屋でも鍋にハマっていることもあり、今まで定食屋の鍋に興味なかった好奇心の

リバウンドがここにきて爆発。


そうだ、やよい軒に期間限定の「すき焼き定食」を食べにゆこう。


と、いう流れで、やよい軒。


「すき焼き定食」 890円



sukiyaki


オレの中ではかなりフンパツした夕食。


到着した時の印象は「美味そう」


実際美味かったんだけど、ひとつだけ……

忙しかった様子は見てとれたけど、食材がちと、水分吸いすぎのような気も。


CMなどでよく見る牛丼屋の「すきやき」と異なるのは、鍋の下にミニコンロが置かれて

煮られている状態で卓上に出されるわけではないから、いわゆるグツグツ感はない。


でもそこはさすが、デフレってない料金をとるだけあり、味や肉はしっかりしていた印象を

うける。


あと最初にも記したが、やよい軒利用にあたってもっともデカい部分は、「ご飯おかわり自由」だ。

定食価格としては決して「安い!」と唸るような設定ではないが、それでも「ご飯おかわり」の

無制限というのは嬉しい限りだ。


オレはいつも、だいたい「3杯」食べている。

最初の1杯と、おかわり2杯。


おかずとご飯のバランスを考えて、こってり味の定食をベースとして食べ進んでゆけば

それほどボリュームある定食ではなくとも、ご飯で満腹感をかせぐことが出来る。(せこい)


やよい軒に行く前には食前酒となる「すきっぱらにビール」は流しこまないほうが賢明かも

しれない。

ビールで胃袋を埋めるよりかは米で埋めたほうがいい。

仮におかずのほうが先に尽きてしまっても、それを助けるご飯のおともとしての「おしんこ」の

存在があたりまえのようにテーブルにあるのがまた嬉しい。



gohann

「やよい軒」というその空間が、ひとつの宇宙とするならば、

その宇宙の中央(店により微妙に配置異なるけど)に置かれた「ご飯おかわり処」の

巨大なオヒツは、燦然と輝き燃える太陽のようなものではないだろうか。


みんなそこから発せられる熱(カロリー)を体に授かることによって生かされているのだ。

(大袈裟だ!)


今日はとても疲れて腹が減っていたので、ご飯4杯食べた。

もう1杯くらいいけそうだったが、帰るのだるくなりそうだったから腹八分目でストップ。


しかし、やよい軒で混雑時間帯に食べ終わって寝てるヤツと、

他の小さい席空いているのに一番奥の六人席に1人で座って、ゆったりしてるオタクっぽい

ヤツ……

どうにかなんないのかねえ。やよい軒はそういうのが多い。