べジ豚 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

昼飯は出来るだけ低価格でおさえる庶民にはうってつけのカップめんを

ロヂャースにて発見。



麺ふた

人間の器が小さいだけに、ラーメンの器はでっかく行こう!のキングサイズ。

その名も「KING べジ豚」


カップヌードル界にて最大のめん重量139gに全米も泣く。

モビルスーツで言えば、恐怖!機動ビグザム級のスケールである。


その大きさは、もうちょっとしたバケツ。

きどった海外インテリアショップの棚でよく見かけるインテリア用のカラーバケツくらい。

定価で買えばおそらく200円前後とられると思うけど、セールで113円くらいだった。


参考までにとっておいた横のタバコの箱を置いてみよう(今はもう吸っていない)


麺正面

刑事ッ! ←貴族っぽい読み方で。


どっかの店とのタイアップでもないようだし、どこの店の味をまねたとかいうフレコミも

書いていないけど、サブタイトルの中にもう 「豚コク醤油 野菜マシ」というワードが

練り込まれていることから、アノ店をイメージしたことは明らかである。



麺中身

中身はこんな感じである。


気のせいかもしれないのだが、他のカップヌードルよりも多少麺が太いようにも思えた。

乾燥野菜もたしかに多い。


そしてスープからはニンニク臭が。これでもうアノ店をイメージしたのは間違いない。


ただ、あくまで麺とスープの味は、やはり日清カップヌードルの味ではあるんだけど

今まで日清が送りだしてきたカップヌードルの中では比較的、「二郎」に寄せていってるなという

印象は受けた。結局店名出してしまったが。


これまで有名店の味をまねたカップヌードルはなかったとしても、そのあらゆる味のシリーズに

おいて、カレーであってもシーフードであっても、そのスープの味のほとんどに「日清の汁」という

強い理念的な味を感じていて、他のマネは絶対にせん!というような味がどこかに感じられた。

(偉そうですまん。アホの戯言だと思ってもうちょっとお付き合いを。あとちょっとで終わるから)


あるいはモノマネで言うと、栗田貫一が細川たかしやらチャゲ&飛鳥やらのモノマネすると

上手いには上手いのだが、でもやはりその声の成分はどこか栗田貫一の声の成分の割合の

ほうが高く。マネしている時の声が「細川たかし寄り」か「栗田貫一本人寄り」かと言われたら

やはり5:5もしくはそれ以上でもなく6:4か7:3で栗田貫一の声の印象のほうが強く聞こえる。


これまでのカップヌードルはほとんどのシリーズが美味かったけど、いい意味でもあるのだが

やはりどこかに「日清のスープ」といったプライド的なものが感じられた。

また、日清全体ではそんなことはないだろうけど、カップヌードルという商品自体が、もう

ひとつの国民的即席麺になっているだけに、そのカップヌードルが有名店とタイアップにような

ことをする事例があまりなく思えた。


それを踏まえると、あくまでカップめんなんでその限界はあるからそこまでそっくりというのは

不可能だと思うが、カップヌードルという商品からの試みとしては、かなり「二郎」に寄せていったと

感じられる麺だった。日清と二郎の比例が5:5までは行かないとしても、8:2とかいうほどの差が

あることもない。即席麺を使用した模倣という範囲内では。


それなりに美味い。腹も膨れる。

でも次回があるかはわからない(笑)