運と瞬 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

面白いテレビ番組って今はほんとうにあまりないけど、疲れた体と脳ミソで家に帰ってきて

脱力のさらにその惰力でみれるテレビってのはいいかもしれない。

肩がこらないし、見ていて腹もたたない。


そういう意味では話題の芸人や人気アーティストを司会とかレギュラーに抜擢した番組を

つくりがちなお台場や汐留よりも東京MXとテレ東が、とてもここちよい脱力&マイウェイぶりが

なんとも好きだ。

もちろんオレなりの最高の褒め言葉。


このコラムでも何度か紹介しているが東京MXで金曜夜に放送している「バラ色ダンディ」という

番組がある。番組名はリニューアルしてちょっと前までは「ニッポンダンディ」だった。


コメンテーターも内容も日替わりなのだが、金曜日は水道橋博士と映画ライターの高橋ヨシキなどが毎回‘独自の映画解釈’をする企画をやっていて、それが面白く、また映画雑学の勉強にもなる

ので見れる日はだいたい見ている。


普通の民放だと、新しい映画が封切られても、それこそ配給会社や大手芸能事務所やスポンサーなどのしがらみもあり、いいことしか宣伝しないが、そこはスポンサーの頼らないMXのステキな

トコロ。

暴露アリ裏話アリ、だけど良い部分や、スタッフの知られていない苦労などはしっかりと評価

するような番組作り。

紹介されるのはあまり知らない名作や古い映画ばかりだけど、見ていて勉強になり、とても

おもしろい。


毎回、「戦争映画特集」とか「家族映画特集」とか「ホラー映画特集」とか週ごとにジャンルが

わけてテーマのされ、紹介される映画のほとんどがちょっと昔の邦画、洋画といった流れなの

だが、たまにイレギュラーで、公開されたばかり、あるいは公開中の映画の特集を一時間

まるごと放送する時がある。


ただ、見ててわかるのはMX的に、それが「タイアップ」「宣伝」として特集するのではなく

他局がやらないからこその「ネタ」的なモノとして、まるまる一回の放送でとりあげているんでは

ないかということ。


ちょっと前の「バラ色ダンディー」金曜日での映画特集は現在(5月14日現在)公開中の

『歌舞伎町はいすくーる』という邦画だった。

そしてゲスト出演はその監督と、

主演俳優の塩谷瞬(笑)

言うまでもないが、小生はイケメンがウリの同性俳優には1ミリの興味もない(笑)


もう、塩谷瞬主演の映画をメインでとりあげて、あえて塩谷瞬本人もゲストで呼ぼうという

意図が狙っているとしか思えないのだ! さすがMX。


アノ騒動以来、塩谷瞬は見かけなかったからな。

まあ、オトコからすれば全く意識しないから、もともと露出に興味ないし

過去の作品よりも号泣のイメージだけしかないし。


番組の中で映画についてもエピソードとかいろいろ語ってたけど、さすがに水道橋博士も

数年前のアノ騒動(背の高いオネーチャンと、顔面密度のある料理上手のネーチャンとのね)

については一言もふれなかったな、そりゃそーだ。



同性でああいうイメージだから彼に興味はないけど、いつも番組は見ているながれで

とりあえず見てた。

その映画には片岡愛之助も出ていて、その「歌舞伎町はいすくーる」という映画の共演が

熊切あさ美との交際のきっかけだったようだ。


約1時間ほど、その映画の話題で番組が終了に近づき、最後にお約束の「映画招待券」の

プレゼントがあった(笑)。

もしかしたら映画製作者側から、番組に出たいという声があったのかもしれない。


見ていて思ったんだけど、ひと昔前はこういうテレビやラジオのプレゼントって、ほとんど

官製ハガキ使用だったから、家に備え置きがなかった場合はわざわざ郵便局まで買いに

ゆくっていう手間と、当時でいえば50円くらい払うっていう出費があったんだよな。

ハガキがったり切手かったりするのがもったいないから、余った年賀状のところの「年賀」と

印刷されたところに2本線引いて消したハガキをつかったりして。


でも今ってこうしてネットがあって、番組もホームページもっているから、ハガキとかじゃなくて

ホームページから簡単に応募できるのね。パソコンの電機代とプロバイダー料金の中に

そういうことの出費も含まれているから、タダ同然。郵便局までハガキ買いにチャリを走らせる

こともない。


ある意味で、そんな求めている商品や、興味あるイベントじゃなくてもタダ同然で遊びで

応募出来てしまうシステムが現代には張り巡らされているわけだ。


その「バラ色ダンディー」で最後にプレゼント告知していた塩谷瞬の映画のチケットも

番組ホームページで応募だった。抽選で100名様にプレゼント。


正直映画にも塩谷瞬にもあまり興味ないけど、ただなら応募してみようかなとか考えてみたりして

しまった。

映画興味あるなしに関係なく、塩谷瞬というちょっと前に旬だったタレントの映画の券が当たった

とかなったらブログネタとか、ブログオチとしてもけっこう面白いかと。

まあ、当たるわけないんだけど(笑)


でも、タダなら当たったとしても金銭的な損は無い。

しかし、オレは昔からヘンなところで運を無駄遣いしてしまうとこがある。


前にも書いたが、興味本位でたたまたま友人に連れていかれた秋葉原のメイド喫茶にて

数十人いる客全員参加のじゃんけん大会で最後まで勝ち進んでしまい、初めていったメイド喫茶でそのシステムをよく知らないまま、メイドさんと二人で、まわりのオタクくん達に大注目されながらワニワニゲームをすることになったという運の無駄遣い例もある。

(ムダ遣いと言うとメイドさんとゲームしたかった他の客に怒られそうだが)


だが、そんなオレでもここんところ運気が落ちてきている気もする。


よっしゃ!手間もカネもかからないから、いっちょ運だめしで、応募してみようか!


映画にも主演にも全く興味ないけど当たったらそれはそれで面白い。



面白いけど……


たぶん、まだ5月にして「今年の運はすべてそれで使い果たし!」みたいなもんだろう!

それはちょっとイヤだわ。


まあ、今、手元にある『運』をかけたおふざけギャンブルみたいなもんだ。


氏名と住所と番組への感想をちょちょいと打ちこむ。

「他局と違い、スポンサーとのしがらみやとかを気にしないそのスタンスが大好きです」

とホンネの賛美意見を書き、送信。



さあ! もしこれで当選したら今年の『運』はもうすべて興味ない映画と役者のために

使い果たしたようなもんだ。まさに真の「運だめし」。

他はたぶん何やってももう上手くいかんぞ!

新人賞運も金運も健康運も今年はすべて、塩谷瞬に吸い取られて使い果たしたということだ。

わははははは。

もし当たったら別べつに二人の女性に声かけて誘って見に行くか。

二股ばれないように(嘘)











――三日後。



あーあ、ホントに運使い果たしてやんの……(ーー;) (爆)


当選チケット




はうあっ!!

しかも公開期間がたった2週間で、今週金曜で終わりぢゃないかっ!

まさか見にもいけないとは……。


券


とか書いてはみたものの、Mxテレビさん、この度は当選ありがとうございました。

御礼とお詫びに番組宣伝リンクしておきます→ 『バラいろダンディー』


これからも他に媚びない独自の番組作りを楽しみにしております。かしこ。