こういうブログにおいてメジャーからマニアックなことまであらゆる情報を発信していて
良かったと思う時は、賛同してくれる人がいた時と、自分が紹介した場所へ行ってみてくれたり
また食べ物などを試してみてくれた時。そういう報告をコメントとかで頂くととても嬉しい。
書いた甲斐があるというものだ。
今までそういった報告コメントを何件か各方面の読者様から頂いたが、約2年前に記事で
かいたニチレイの冷凍炒飯ネタはなかでも反響が大きかった。
記事はコチラ→ 『炒飯レボリューション』
当時書いた時、オレとしてはもうかなりの周知の事実だと思い、賛同を声と求めたつもりで
書いたのだが、意外と今まで食べたことがないという人も多くて、このブログをきっかけに
買ってくれた知人や読者様も多かった。嬉しい限りである。
コメント欄以外でも、メールなり、あった時に直接なりと、「買って喰ってみたけどアレうまいな」
と評価もなかなかであった。
まあ、炒飯が旨いのはオレの手柄でもなんでもなくニチレイさんの技術なんだけど。言うまでもなく。
知人のひとりは、ブログよんで試しに買ってみて食べたら美味くてハマってしまい、三日に一回
のヘビーローテーションで食べてたら、飽きてきてちょっとイヤになってきたとのことだった(笑)
そういうオレも変わらずずっとニチレイの「本格炒め炒飯」の熱烈信者であり、あのブログ以降も
「冷凍炒飯はニチレイの本格炒め炒飯に限る」と強く布教を続けてきて、自分自身も冷凍炒飯を
買う時は決まってそれがテッパンだった。
だが、やはりいくら好きとはいえ、二週間に1食ペースでもさすがにちょっとは飽きてくるのも事実。
そこで少し前に変化をつけてみようとあえてニチレイの「本格炒め炒飯」ははずし、過去に一度だけ買って食べて、その時はフツウに美味いとしか思わなかったマルハニチロの「あおり炒め炒飯」を買ってみた。あまり期待せずに。
- マルハニチロ あおり炒めの焼豚炒飯/マルハニチロ
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
ニチレイの炒飯と違って、こちらは平らな皿に盛ったあとラップをかけなければならない。
その手間とラップコストを考えると、そこのところでラップ不要としたニチレイの発明はかなり
でかいと感じる。
レンジという生命蘇生マシーンにて冷凍仮死状態であった米や豚肉を生き返らせてから
それをスプーンですくって口にひとくち運ぶ。パク。
……
これは……ひょっとしたら
「かなり美味い」のではないか!?
いや、「――ないか?」ではない。明らかに美味い。
以前口にした時と明らかにその味が違って感じたというかレベルアップしてるように舌が
受信したのだ。
そういや、ちょっと前にマルハニチロのこの「あおり炒め炒飯」のCMで、生まれ変わったとか
いったような味の変化やリニューアルを匂わすことを言っていたような気もする。
もしかしたら味に関しては以前から大きな変化はないのかもしれない。
前半で書いた知人のように自分もニチレイ中毒および本格炒め炒飯洗脳期間が長かったために
ぞの味に慣れてしまい、ただ単にいつもと違った味に敏感になっただけかもしれない。
だけど……
過去に「あおり炒め炒飯」を食べた時には、ここまでのコクというか、その「焦がし醤油感」は
なかったように思える。
オレの舌にその記憶はないのだ。
ただ、はっきり言えばオレの個人味覚における「冷凍炒飯戦国時代」の激動の中で、ニチレイの
「本格炒め炒飯」はまだ天下のままであって、マルハニチロの「あおり炒め炒飯」はまだ
「本格炒め炒飯」の首をとってはいない。
オレが今現在でまったく冷凍炒飯歴のない、まっさらな人間だとして2つの炒飯を同時に食べて
比べたら、やはりまだニチレイに軍配が上がると思う。
でも、ひとつ間違いないのは、今まで天下独走だったニチレイの「本格炒め~」に対して
マルハニチロの「あおり炒め~」がかなり迫撃している雰囲気はある。
人気冷凍炒飯戦国時代に勢力図の異変が発生しかけてるかもしれない予感がするのだ。
ちなみにオレはここ最近は、ニチレイ一本ではなく、マルハとニチレイの交互で購入している。
ニチレイの「本格炒め炒飯」にちょっと飽きてきた人は騙されたと思って一度、マルハニチロの
「あおり炒め炒飯」を試してみるのもいいかもしれない。
オレと近い感覚を持った人であれば、一口放り込んだ時
「う……!いつの間こんな勢力が静かにひしひしと……!」と感じるかもしれない。
さあ、いざ燃え上がれ……愛しき炒飯たちよ。
今は亡き周富徳の炒飯愛を日本中にひろめるのだ!