タイ国居酒屋バーンキラオ | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

先日記したとおり、マイケル・J・フォックスよろしく記事内容の日時は芥川賞フェスよりも

時間を遡る、ある日である。


数に一回はほぼ通っている馴染みに通りに「タイ料理」のランチバイキングをやっている店が

あるという情報をかなり遅れがらも本で入手した。


昼にバイキングをひとりというのもなんとなく心細かったので、当初は地元の友人を誘いOKが

出たので、二人で店に行くつもりだったのだが、友人の娘がインフルエンザに掛かってしまい

看病しまいといけないということで、一度延期し、その後また声を掛けるもなかなか都合が

つかず、ついに単独出動となった。要するにいつもどおり(笑)


もともとはタイ料理とかって、それほど好きじゃなかったのだが、旅番組で夜のタイの屋台映像とか見てると喰いたくなってくるのが今日このごろであった。そんな流れ。


向かったのは国立駅のすぐ近くにある

『タイ国居酒屋バーン・キラオ』

東京都国立市東1-6-2 Y’sVISHION2階


系列はアチコチにあって本店は新宿。他には下北沢にもあるようだ。

詳しくはココ



タイ看板1

看板の通り、普段は夜、居酒屋として営業しているが昼間はタイ料理バイキングとして

営業している。 バイキングは平日も休日も開催。店は月曜休み。



タイ看板2


通りに面した一階にあるビル入口から入って、エレベーターで2階まで上がる。

わずか数階のビルなのにボタンを押してもなかなか下りてこない……。

数十秒後やっと降りてきたと時、ちょうどそのタイミングでビルの中に中学生くらいの女の子と

その母親が入ってきた。一緒にのりこむ。

オレが2階を押したあと「何階ですか?」と聞くと、同じ目的だったようで母親のほうが

「あ、2階なんで……どうも」と言った。

そのやりとりを聞いて、オレも2階へ行くと知った女の子が母親に対してフツ―に

「(この人)ひとりでバイキング?」と聞いた……

「そうね」と一言だけ強く言い、娘をにらむ母親。


タイ料理店に入る前に、女の子からの「辛口」を味わっているオレであった。

(ネタではなく、本当に「ひとりでバイキング?」とそう言った)

でも、店に入ってから少し経つと老若男女問わず単独客が多かった。

エレベーターが開くと、目の前にもう料理が並べられたテーブルが。


本来はレストランじゃなくて居酒屋だから、スペースや造りを考えると別に違和感はない。



バイキング

9品+デザート2品くらいだったと記憶する。


一旦席についてから盛りにゆく。

缶コーヒーのジョージアがヘンなCMやりだしやがったおかげで飲食店において

ブログ用の料理撮影がすこしやりづらくなったが、あえて周囲の目を気にしないようにして

撮影を決行するオレ。




画像だと分かりにくいが、左上あたりに「生春巻き」が3キレあるのが見えるだろうか。

これが美味いのだが、どうやら人気料理みたいで、オレが行った時には、もうこれがラストの

3キレだった。先客にほとんど食べられていてしまったようだ。

時間がたったら追加で奥から出てくるかと思ったが、最後まで出てこなかった。

せっかくだからもっと喰いたかったのに残念。

でも生春巻きってベトナムだけじゃなかったのか。


左下にあるライスは「カオパットクン」と呼ばれるタイのエビチャーハン。

これもまた美味くて今回一番喰った。

チャーハンの中でもレアな味。

実はコレ、たまねぎインだったのだが、よほど大きい破片が入ってない限り食えてしまった。

それくらい美味い。


そういうと、「これがクリア出来たなら、他の玉ねぎ入り料理もいけるでしょ?」という人もいそう

だが、世の中そんなに甘くはない。これはこれ。あれはあれ。


アジアの屋台料理は、皿をいくつにも分けて上品に綺麗にセパレートするよりも

このように多少、雑に汚らしく盛ったもうが‘それらしくて’ 良い。

まさにタイの屋台や雑踏のカオスを、そのまま器の上に表現しているように感じる。

アジア料理において、料理と料理の間に距離をおいてゆったり感じを出すような

「ビバリーヒルズ住宅街」的な、ゆったり感なんてそこにはいらない。


下の画像は本格的な「トムヤムくん」



なんだか、タイの店でくったトムヤムくんよりも本格的な気がする。

いい具合にクセがあり、そして辛い。

啜っているうちに額に汗がじわりと出てくる。


手羽先のようなのもあり人気。


焼きソバはちょっとモチモチしてて独特な噛みごたえが。


実はグリーンカレーもあったのだが、さすがにそれは思いっきり玉ねぎインだったのでスルーした。


「ピックルア」というのはデザートみたいなもん。

なんかのプチプチみたいなものが入ったヨーグルトみたいだった。




昼間だけで利用時間も1時間だけだけど、食べ放題で 一人 1000円


ふだん中々食べる機会がない本格タイ料理をこの値段で食べれるというのはかなりの

価値があると思う。


今回は満足だった。また行く事もあるだろうな。

残念ながらランチバイキングは国立店のみかもしれないけど、興味ある人は是非。