「これ、放送してた時まだ生まれてねえよ!」と言いたい男女のみなさま、
ご安心を。オレもたぶん、ギリギリだが生まれていない(笑)
リアルタイムでは見ていないけど、その存在と映像は懐アニ番組で知ることとなり
また主題歌はアニメタルのアルバムに収録されているものを何度も聞くうちに耳に
残るようになった。
耳に残るということはそれだけカッコイイということだ。
このアニメはオレらの世代から今、見ても、主題歌だけでなく物語設定の世界観も
素晴らしく魅力的だと思う。これぞ昭和アニメのパワーか。
物語と主題歌を盛り上げているのは、超能力少年よりも「3つのしもべ」でしょう。
どちらが先に製作、放映されたのかはわからないが、数匹の獣系ロボット系のしもべが
主人公を守るという設定は、やはり「ウルトラセブン」のカプセル怪獣を彷彿させる。
どっちかが、先にやったほうの影響を受けたとは思うのだが、違うか?
バビル2世は「ロプロス」「ポセイドン」「ロデム」
ウルトラセブンは「ミクラス」「ウインダム」「アギラ」
「ロプロス「ロデム」と「アギラ」「ミクラス」は動物系で
「ポセイドン」と「ウインダム」はどちらかというとメタルっぽいロボット系。
その存在バランスのとり方もソックリだ。
ちなみに男の子人気はやはりロボっぽい「ウインダム」「ポセイドン」だったのでは
ないかと想像する。造形的にプラモデル化とかソフビ化しやすいしね。
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オトコノコは「しもべ付きのヒーローごっこ」が大好きだから、オレがもう少し早く
生まれてたら間違いなく、「バビル2世ごっこ」はやっていたと思う。
いやがる飼い犬を無理やり犬小屋からひっぱりだして「ロデム」の役をさせたり。
ガチャガチャのカプセルの中にミクラスとかの怪獣消しゴムを入れて、敵役に投げつけたり
するウルトラセブンごっことかもしたもんな。
まあ、アニメや特撮においては、出来るだけ色んなフォルムの戦闘キャラを登場させたほうが
タイアップしてるバンダイやタカラトミーなどの玩具メーカーがネタに困らず次から次へと
新しい新商品(ロボットや武器)を出せるから、そこは「子供の夢×大人の計算」ということで
あまり深入りしないように(笑)。
前にも書いたが、アニメや特撮における11月くらいの放送で、
パワーアップしたロボや最強怪獣や新型のかっこいい武器が番組内でよく登場するのは、
すぐにやってくるクリスマスや正月(お年玉効果)に、新登場したキャラや
武器をテーマにしてつくったオモチャを売る事が出来るというカラクリがあるからだ。
その記事はココ
あと、バビル2世の歌の部分で言えば
「コンピューターに守られた~バビルの塔に……」
って言う箇所が時代を感じるな。
まだコンピューターがそれほど普及していなかったころの憧憬をアニメの中に投影させた
ような。
今でこそ、街中にコンピューターが溢れてきたことによりアニメやドラマの中で一部、機械に
対するアンチテーゼが出てきている気もするし。
エヴァとかだって、一応ハイテク都市?は隠れてはいるが表面上の舞台は普通の町(箱根)
とかだしな。
バビル2世のテーマはこちらで。歌っているのは水木アニキじゃないけど。
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