あさりちゃんっす | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

当初、今回のアニメテーマ記事は「笑ウせえるすまん」の予定だったのだが、
三日前くらいになってユーチューブ確認したら、動画全て削除されてたから
繰り上げ登板で「あさりちゃん」に変更。
まあ同世代は懐かしいだろう。あまり懐アニ番組でもやらんからね。



あさりちゃん、アラレちゃん、サザエさん、あんみつ姫……
アニメで女の子(女性)が主人公の場合は何故か食べ物の名前が多いのはなにか縁起のような
もんがあるのかのう?

あさりちゃんはたしか、オレが小学校低学年のころに放送が始まっていて
タイトル聞いた時は少女アニメかなあと思ったけど、ほぼ同じ時期に同じ少女が主人公の
「アラレちゃん」が放送していたこともあり、少女アニメじゃなくギャグマンガかなあと
思ってしばらく見てたと思う。
タイトルニュアンスもアラレちゃんみたいだし。

あまり憶えていないが、ギャグマンガではあったと思う。
そして大きい起承転結とか騒動とかはあまりなく、最近で言えば「ちびまる子」みたいな
家庭と学校を舞台にしたコメディだったような記憶。
小さい子供が見る分には、まあまあ面白かった。

内容は明るいおバカな感じだったけど、天才バカボンと同じで、このあさりちゃんも
エンディング曲の歌詞とメロディがやけに切なかったのが印象深い。
動画は下。



家族やセンセイに対して
「もっと本当のこと言って」
「もっと一緒に遊んでよ」
「よろしくお願いします」

ときて、最後に

「それでも、アサリはオンナノコ」……


一見明るくてオテンバに映るあさりだけれど、実は内面は孤独で寂しいんじゃないかという
ことを匂わすような歌詞。


動画に関しても、あさりと一緒に出てるのは犬だけで、人は出てこないのが意味深に感じる
のはオレだけだろうか。

ギプスをつけたり、松葉づえをついている人は誰が見ても明らかにケガしているから
席を譲ったり優しくしたり出来る。

でも心の中が病んでいる人は外見だけではわからない。
強がって笑っていたり明るくしたりしていても、実はもうキツイのかもしれない。

あさりちゃん本編自体は実際にそんな重いストーリーはないのだが、この歌詞を聞いてると
家で明るくふるまっていても学校でいじめられてたり、また、学校では元気なフリをしていても
家に帰ると虐待を受けている子供を想像してしまい、なんとも心がイタイのだな、オレは(-_-)