74ケンの番組名はふせる話 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

ちょっと前に電車の中で、ある週刊誌(何だったかは忘れた)の中づりでこんな見出しを見た。

『嫌いなテレビ局・好きなテレビ局』


本誌のほうは読んでいないから、詳細はわからんが、その見出しの続きには

『嫌いな局1位フジテレビ、好きな局1位はNHKとテレ東』とまでは書いてあった。


なるほどね。実際にマトモな方法でアンケートをとったのかは知らんが、週刊誌にしては

けっこう納得いく答えかもしれない。


フジテレビはねえ、別に好きでも嫌いでもないけど、でもやっぱイメージも実際もチャラい。

とりあえず顏のいい俳優女優集めて、月曜夜に愛だの恋だのやってて、あとはお笑い芸人の

数を揃えて、ただバカ騒ぎしてるイメージは昔から変わらない……それはやっぱ好きじゃないって

ことか(笑)


一方好きな局部門。

1位のNHKね。

ココ最近は哲学番組で民放の某有名番組のタイトルをパロった哲学番組(哲子の部屋)とか

いうのをやったりして、その中でもジャンプで連載していた「変態仮面」をテーマに扱うなど

昔に比べたら、多少柔らかくなってきたとは思うけど、でもやっぱ、オレの中では受信料泥棒。

強引にボッタクリバーみたく受信料ふんだくってるわりには、それに見合った番組は見当たらない。


一回も見ないうちに終わったようだけど「プロジェクトX」だっけ?タイトルは。

サクセスストーリーのクローズアップはキライなんだよね。

努力は報われるっていう多数派のプロパガンダみたいで。

それよりも哲学者の中島義道サンも言ってたけど、ホントに教育を報道したいんなら

「プロジェクトマイナスX」というのを企画してほしい。

努力して頑張ったけど、それでも最後の最後まで報われず堕ちていった人がいるという

現実は、成功者の例より多いわけだから、そういう人の人生を取り上げる番組を。

かっこいい成功例だけを素晴らしいようにとりあげるのは偏見の助長だよ。

これは受信料を納めてる人間だからこその厳しい意見です、NHKさま。


あとは、テレ東か。

まあ、これは言うまでもなく、30過ぎくらいから良さが分かってきたからね。シメサバみたいに。

あのマイペースぶりは好きだから、オレの中の好きな局でもべスト3に入る。旅番組多いし。



他に最近好きなのは「MXテレビ」かな。少し前まではノーマークだったけど。

あのテレ東に近いマイペースぶりと、悪ガキ的な毒舌テイストは好きだ。


フジや日テレ、TBS、テレ朝などと違い、失礼だが番組予算もそれほど大きくない。

ビッグネームのスポンサーが少ないだけでなく、番組によってはスポンサーがついていない

番組もあるというからすごい。でもそれが強みと面白さの源だ。


フジテレビとかだと、でっかいスポンサーや売れっ子タレントを抱える事務所とかとのしがらみや

ラインがあるから、番組でも下手な企画やキツいコメントは出来ない。


でもMXはそのようなしがらみが少ない分だけ、番組内でコメンテーターが好きなだけ言える。


携帯電話会社をスポンサーにもつ番組もあまりないから、スマホの欠点をボロクソつつく女性

コメンテーター。


夕刊紙の芸能ネタ紹介の時、「向○理って人、そんなに騒ぐほどかっこいいと思わない」という

コラムニスト。


「皆さんのご想像の通り、僕はワールドカップなんて少しも興味ありません」と言いきる芥川賞

作家。

などなど(笑)


その他、オセロ中島を復帰初出演させて、しゃべらせたり、

フジともめて退社した長谷川豊アナを臨時MCに抜擢して、好きなようにやらせたり。


上品なやり方かどうかと言われれば、決して上品ではないが、それでも

多数派の視聴者や大きなスポンサーに媚びる民放よりも観ていて爽快である。


フジ他の民放番組観ていて、ふだんは毒舌で好き嫌いをハッキリいうMCやコメンテーターが

番宣とかに出演俳優女優がゲストに来た時に限って、

「いやあ、ボクも初回見ましたけど、あれは面白いですよ」とか

「さっき楽屋に挨拶しに来てくれたけど、性格も2枚目なんですよねー」とか言ってるの聞くと

虫酸が走る。


MXはドラマもたぶん、そんなやってなく番宣もないようだからそのヘンは良い。

このコラムも、MXのように、多数派に媚びず、マイペースでマニアックな路線でやってゆきたい。



で、前フリ長くなったが、ここから本題。


それほどテレビみないけど、夜、家にいる時とかはなんとなくテレビつけて、比較的面白そうな

番組のチャンネル合わせておくことは多い。


そこでひとつ皆さんに聞きたい事が……。


数か月に一回くらいのスパンだと思うけど、週末や祝日の夜に放送しているある特番があるの

です。

記事タイトルにあるように、一応人気ある番組でファンも多いようなので、番組名はふせるけど。

トークに自信のある芸人が集結して、それを発表し合う内容。

基本、発表される話は絶対ウケるという前提で。

(ここまでで、番組名が分かった人はいないでしょう)


その特番が開始された頃、周りがみんな面白い面白いって騒いでるから、2回目か3回目の時に

見てみた。感想は、まあ面白いっちゃ面白いというところ。

先にいっておくと出演者たちは別に嫌いではない。


そのあとの特番放送は家にいてヒマだったら、テレビつけてる時もあったり、つけない時もあったり。特に楽しみにしてたわけでもないから。


でも、ここ数回のうちの2回くらいを部分的にチラッと見て思った。


「つまらないまではいかなくても、言うほど面白くない話多くねえか……」

「どっちかっていえば、スベってるほうでは……?」


いや、なかにはホントにハイレベルなネタを話している芸人さんも多いよ。それはわかる。

でも、はっきり言ってたいして面白くない話もかなり多いように思った。


たいして面白くないのに、その場にいる芸人同志で盛り上げて、いかにもウケたような空気に

したり、別会場観覧ゲストにきた有名人も協力するように爆笑して盛り上げたりしてるように

しかみえない。


ようするに、そこにいる芸能人だけで、めっちゃウケてる空気に持っていっているふうに見える。

あの「番組タイトル」をつけるまでの意味があるのだろうか?


何回か前の回を軽見た時にそう感じてから、今では週末放送日に家にいて、他にきになる

番組が何もやっていなくても、もう観ていない。


感性は人それぞれだから、好きな人を否定するつもりは全くないが。

ただ、番組名と企画にそぐわない、それほどでもない話も多いんじゃないかと感じただけ。


そういや、テレビと言えば、オレが小学生くらいの時には、ほぼ毎日放送してたプロ野球の

ナイター中継が今は全くやってないな。

ローカル局くらいでしか。