新聞でそのワードが目に入る。
少し時間が経ってから改めて見ても、やっぱりその名称は「ナシ」だろ。
いや、これを考えて応募した人のセンスを否定するつもりはない。
これよりも、もっと ‘そのネーミングはどうか?’ という応募作もあっただろうから。
この名称を考えて応募した人のセンスではなく、数ある作品の中からコレを選んだ
警視庁の人間のセンスのほうを疑う。
あれだけ大々的に募集しますとか言っておいて、採用がこれかよ(爆)
かつての神奈川県警の身内へ対する処分も甘かったが、言葉のセンスも甘いわ。
それならば、オヌシは何か良い名前があるのかと言われればありませぬけども。
でも、やっぱコレはちょっとなあ……
第一、最初の「振り込め詐欺」という名前よりも長ったらしいネーミングになってしまってるでは
ないか。
「松平健」を略して「マツケン」と書いたら、略なのに文字数増えちゃってるように。ちと違うか。
あと肝心なのは警察が言うにはたしか受け渡し方法が「振り込み」以外に手渡しとか多様化
してるから、「振り込め」に変わる名称という意味で応募してたハズだと思ったのだけど……。
これだと、受け渡しという状況よりずっと前の、一番最初に電話が掛かってきた時間まで
バック・トゥ・ザという感じだから、変えた意味あるの??
電話を受けて騙されちゃってカネを用意して、そこからの手段についてのネーミング募集でしょ?
別に振り込みだろうが、手渡しだろうが、Gメン75や西部警察の誘拐犯からの身代金渡し方
よろしくカネの入ったトランクもって小田急線に乗って、多摩川の鉄橋を渡る時に橋の真ん中あたりで、窓を開けて下の河原に放り投げろみたいなやり方だろうが、いずれにせよ、一番最初は
「母さん助けて」から始まるだろ。その前に母さんじゃなくて父さんが電話出て騙されるかもしれないし。
あと、もし身内が引っ掛かって変わりに警察に連絡するとしても、この「名称」を口に出すのは
抵抗ある。 なんか恥ずかしいモノが……。
昔、高校の同級生と地元の個人経営の居酒屋に野郎4人で飲みに行って、メニューみて
なんとなくすごくウマそうなカクテルがあったんだけど、そのカクテルの名前がたしか
「多摩のロマンティックな夜」(とかそんな名前)だった。
頼みたいけど、男だけの集団で、その名称を口に出すのが抵抗あって、なかなか頼めなかった。
その状況に似ている。
(あとで考えればメニュー指さして「これ」と言えば良かっただけの話だが)
何にせよ、この新名称、浸透しないんじゃないか?
昔、ラジオ局のFMヨコハマが局名を変えると世間に大きく発信して「ハマラジ」になった時
リスナーや街の人から「前よりダサくなった」と、すっげえ批判されて、結局元に戻したのを
思いだしたよ。
猿岩石も「手裏剣トリオ」に改名したのが全く浸透せず元に戻したね(笑)