ナンダカンダ | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。



ほとんどの人が経験あると思うけど、初対面の人と会う合コンや飲み会に行くと
だいたい「誰に似てるって言われる?」と訊かれたり、また誰に似てるかという話題が出る。

その流れについて、かつてのバイト先の知人に「アノ、流れは何で出るんすかね?」と聞いたら
「他に話す切り口がないからじゃないすか?( 一一)」とのこと。おそらくそのとーりだ。

オレはよほど特徴のない顏をしているのか幼少のころから高校生まで、誰にも似てると
言われたことがなかった。

でも高校卒業後、徐々に色んな人に似てると言われだして
まだ若い大学生の時に「天宮良」「よゐこ濱口」に似てると言われたのをスタートに、
年齢的にもう、これからはあまり顔つきは変わらないだろうというゴール間近の最近は
「ユースケ・サンタマリア」「日ハム稲葉」が多い。

自分では似てるかどうかもワカランし、挙げられた人にも統一性がない( 一一)
でも、ある程度の人が言う以上多少は似てるのかもしれんから、列挙した人の顏のイメージを
ミキサーにブチこんでシェイクさせれば出来たものがオレの顏だと思って頂ければいいかも。

似てると言われた人に統一性はないけど、ただなんとなく「昭和顏」か「芸人顏」の
括りには鳴るようだ…。少なくともトレンド系ではない。

(あ、地味な昭和系顏が多いから、実際似てる似てないは別としてもう一人あげると
まだ若い20代の頃、2人くらいから嵐の○○に似てる言われたことがある!
映画「硫黄島~」に出てたカレ。…いや、この話は嘘じゃないけど軽く流してくれ…
まあ、物事の感じ方は十人十色だから!)


でも、その「色んな人に似てるといわれてた時季」の全盛期はこの人に似てるって
結構言われたのよ。だから勝手に親近感持たせて頂いてるのよね。
藤井隆。

この曲「ナンダカンダ」もなんだかんだでもう多分10年以上前の曲になるのか。
比較的最近の曲のような気がするけど。

最寄のスーパーマーケット(オバサン客率多し)に行くと、たまにこの「ナンダカンダ」の
アレンジしたバージョン、インストゥルメンタルっていうの?
店内に有線で流れてる。

なんでしょうねえ?
街のスーパーとかって、流行ったり若者の人気あるアーティストの曲がヘンに高齢層向けっぽく
歌詞ナシ声ナシ楽器演奏アレンジヴァージョンでスローで優雅に流れてますな。

もともとゆっくり目のJポップとかなら、まだ違和感ないけどラ○ク・アン・シ○ルのすごく
アップテンポで激しい曲とかが高齢層主婦向けにアレンジして、ゆったり流れてるとすごく
不思議な感覚。

でもこの「ナンダカンダ」はポップなわりにはアレンジされても違和感がほとんどない。
個人の趣味としてはあまりこのテのノリの曲は好きじゃないけど、この歌はわりかし好きだった。

藤井隆のダンスの巧さと好感度に高さの影響もあったかも。
個性が強烈なキャラって好き嫌いがハッキリ2分するけど藤井隆をキライだっていう人に
身近なとこでは会ったことがない。

似てると言われたことがあるからにはワタクシも何か利用されて頂こうと
「ナンダカンダ」の振り付けは交渉先や忘年会でマネさせて頂いた。
これが実際にウケたんだな、また!。
そういや大学の友人がアルバム買ったら他にもイイ曲が入ってたって言ってて
勧められたから、じっくり聴いて歌詞憶える意味でCDも買ったわ。
ロミオ道行/藤井隆

¥3,059
Amazon.co.jp

芸は身を助けるじゃないけど、実際に「ナンダカンダ」には身を助けられた経験が
ありましてね。

営業やってたころ、とある北千住の業者のところに交渉行ったら、窓口の人間から
「自分としてはお願いしたいけど、社長が頑固なんで直接会って交渉して社長を口説いて
欲しい」と言われた。

応接間で待たされてたら、数分後社長が来たんだけど、体系もヨコにドカっとしてて
イカついスーツきて大仏みたいなアタマして・・・ま、ハッキリいうと100%ヤ○ザなのね。

30万の商品の交渉になったんだけど、そん時は値引きは一切ナシの方針だったんで
「値引きが出来ない」といったら当然怒りだして、

「金をケチりたいわけじゃないが、最初の付き合いで値引きしない姿勢が気に入らねえ!
でもオマエのところのモノを買いたいんだ!・・・
よし、わかった!じゃあ消費税分だけでいいから、まけろ」

ときたので、申し訳ないがそれもムリだといったら、かなり苛立って睨んできた。
だが、睨んでる途中でいきなりふと何か思いついたような顏になり、いきなり
「ん?オマエ、アレに似てるな…今よくテレビで踊ってる・・・」
と言ってきたんで

「ああ、最近たまに言われますね」と言って
「ナンダカンダ」の振り付けと「フォッ!!フォッ!!」っていうあのネタのマネを
やったら、社長が大爆笑して

「オマエ気にいった!よし、買おう!」

という大どんでん返し。モノは試してみるもんだww 最も高額のモノを買ってくれた。
そんな経験があったのも事実。
だからオレにとっては色んな思い出の曲でもある。

でも、この曲か、そのちょっと前あたりくらいからかね?
お笑いタレントや芸人の出すCDが本格的に音楽志向っぽくなったのは。

それまでは芸人が歌出すっていったら、所詮「○○音頭」とかそんな一時のモノというか
ワイドショーで「○○が曲をリリース」とイチ時期だけ話題になって終わるみたいな。

今○耕○が一度マジメにアーティストデビューみたいなのして失敗してるけどね。

芸人じゃないが「マツ○ンサンバ」は歌手でもお笑いでもないジャンルの人が
サンバとかのジャンルで曲だして成功した異例パターン。

「お笑いの世界の人」が「お笑いの曲」出してオリコン5位以内に入った松本人志作詞の
「エキセントリック少年ボウイ」の歌詞はオモロくてお見事だった。