エッチ本じぇねれーしょん | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

さて。今夜はアメトークで言えばネギ芸人のようなイチかバチかのテーマ。

こういう記事タイになってますが別にイカガワシイ内容はアリマセンよ。


前にも書いた通りオレは中身のない下ネタは嫌いだから。

ただこのブログ内でよく取り上げる伊集院光のコラムにて「エ○本の隠し場所」についての

エピソードを語っているのを前に読んで、そういう風に少年少女時代みんなウブだったころの

エ○本についての思い出やエピソードを、お昼のバラエティ番組で芸人が面白く語ってるように

男女問わず面白く語りあえればなあと思っての試みです。たまには(笑)

男性はあるあるみたいな感じで楽しめれば。

女性は中学くらいの男子のアホな生態を知って笑えれば、これ幸い。



だからテレビで言えばゴールデンで家族でも観れるような内容のノリなんで露骨な表現は

出しません。それと別にカワイコぶった言い方するつもりはないけど、はっきり「エ○本」と

書くと、ソッチ方面の業者がぺタつけてくるかもいしれんからちょっと可愛くエッチ本と以降記し

ます。


今回のテーマに関して男女問わず読めるようにっていうのは、オトコもオンナもある意味で

エッチ本には興味あると思うんですよ。

オトコノコは中学や高校の時に、それはそれはもうその本の存在はワンピースの財宝並の

価値があるものだったと思うし、また、その財宝をゲットしたはいいが、部屋の何処に隠すか

悩んだり、見つかったり。


オンナノコは色気的な件に関しては当然興味ないと思うけど、逆に言えば普段読む機会が

ないからどんなもんかという意味で興味あるとか、また、お兄ちゃんやカレシの部屋で発見して

しまったとか。


だからね、「商品自体」には興味ないにしても、それに関する「思い出」とか価値観は

みんな色々あって男女ともに笑えたり、他人の思考がわかったりすんじゃないかと。



ところで今、これを読んでる男性諸君は少年のころ、エッチ本を何処に隠しただろうか?

伊集院も書いてたし、オレの周りの友人はかなりの確率で母親に発見された経験がある

らしい。オレはないからわからんけど。

伊集院曰く、エッチ本隠匿は「母親との攻防戦」とのこと。


母親という生物はあの本のグラビアのカラ―インクの匂いに敏感なのかわからんが

麻薬探知犬およびGメンなみにエッチ本を発見するのが上手らしい。

当然、机の一番上の引き出しに入れておくなんていう程度のセキュリティじゃ甘いらしい。


ホントに山奥に死体を隠滅するくらいの手間で隠し方と隠し場所を考えないと

簡単に発見されるらしい。ニッポンの警察をなめるな、ではなくニッポンの母親をなめるな、

と言ったところか?


男子にとって隠し場所のお約束はやはり、

イト-キやコクヨの学習机の一番下の大きい引き出しを引いたときに下に現れる空洞だろうか。

(これ、わかるよね)


でもそれでも発見された友人もいた。やはり血のつながった息子の考えは読めるのか?

念のため言っとくけど、自分のエピソードを友達の話として語ってるワケじゃないよw


ちなみに伊集院光の友人は、過去になんども発見された経験から

「選りすぐりの本をビニール袋に詰め、それを何重にも重ね防水を完璧にしたところで、口を

縄跳び用にロープで縛り屋上へ行き、団地の貯水タンクの梯子を昇り蓋をあけ、中にドボーン!

蓋の裏の取っ手にヒモを結び部屋に戻った」

らしい。


素晴らしく大掛かりだ・・・

この脚本をハリウッドに売り込んだらトム・クルーズ主演とかで映画化するのではないか(笑)


また、母親でなくても、そういうのを発見するのが好きだったり、先に書いたとおりに

普段見る機会がないからエッチ本に興味があり面白いからみるって女性も多いようね。


大学時代の男友達が言ってたのは毎年正月に恒例で家にイトコ家族が来るらしい。

その家族のイトコのお姉さんは毎回家に来たらすぐ、その男友達の部屋に入ってきて

「エ○本発見隊!」といってすごく楽しそうに部屋じゅうを漁るらしい(笑)


また以前話したことがある若くて、ちょっとカワイイオンナノコは、いつも夜勤の仕事をしてて

夜中や明け方に職場から自転車で自分のマンションに帰宅するとのこと。

自分のマンションの前のアパートが、どっかの大学か企業かの男子寮になってるらしく、

たまにマンション前のゴミ置き場にチリ紙交換用に出されたエッチ本がヒモで縛られて

置いてあるらしく、それを発見したら、ヒモをほどいて比較的キレイでオモシロそうな本を

部屋に持ち帰り読んでると言っていた。

夜中の丑三つ時に電柱の灯りに下で1人でしゃがんでエッチ本を物色してる若いオンナノコ

の姿はある意味、ワラ人形を打ちつけてるオンナよりも不気味な気もする反面、想像したら

ちょっと滑稽で微笑んでしまうのと、そういうエピソードを気取らずネタとして正直にいう姿勢に

は感心。


また、別のちょっとキレイ系の知り合いの女性は、エッチ本が好きで読みたいのだが、

オンナノコだからそういうのを立ち読みとかできない。と悩んでいたようで、考えた末

コンビニ店長をやっている男友達に、コンビニ倉庫(雑誌置き場)に入れてもらい、

そこでまわりの目を気にせず月に数回じっくり熟読してると言っていた…

男でもそこまで固執しないと思うけどね(笑)

彼女曰く、今後もオモロくて変わったエッチ本を発見していきたいとのこと。

ちなみに当時の段階で一番お気に入りのエッチ本は「お尻倶楽部」という本だそうだ…

その後、彼女がその本を超えるお気に入りを見つけたかどうかは不明…(ーー;)


まあ、性欲という方向でなく興味や好奇心として女性が関心あるというのは別に

オカシイと思わないし、理解できる。それはそれでフツウだろう。



そうだよなぁ・・

話は少し戻るけど隠し場所ねぇ・・・


オレらが少年のころは仲良しグループ内での秘密みたいな感じで

近所の裏山の林の奥の大きい木の根っこのとこの穴に隠してその上に枯れ葉とか乗っけて

隠したりしてたこともあったかなあ。


だいたい遊び仲間の中に1人くらいグーニーズでいうところのマウス(コリー・フェルドマン)みたい

なマセた早熟の奴がいて、そいつがどこからか本を調達してくるワケ。


それを仲間だけの秘密の場所に隠そうとか言って盛り上がる。

どちらかといえばここでのメインは「やらしいもの」というよりも「秘密の共有」的な

子供独特のドキドキかもしれなかった。


隠したあと、月に数回突発的に、そのマセた主犯格のガキが

「学校終わったら今日アノ場所行こうぜえ!」とか言いだして、みんなで集合して

スタンドバイミー気分で隠し場所へ向かう。


そうゆう時に限り裏山への入口がある公園にクラスの女子が溜って遊んだりしてて、

こちらを発見したら、

「あ!みんなで何処行くの!?」 とか言ってくる。


男子 「・・・野球だよ!」

女子 「山の中で?」

男子 「・・・山の中にもちょっとした広いとこがあるんだよっ!」

女子 「バット持ってないじゃん!」

男子 「・・・カラーボール野球だから‘手打ち’でバットいらないんだよ!」


などと不毛なヤリトリの応酬をなんとか切り抜け、現場についてみると本がなかったりする。


いや、わかっている。それなりに広くて木々も多いこんな裏山の中でたまたま山の中を

歩いてた人が発見なんて絶対しない。

ここに「本」が隠してあることを知っている、この中の「誰か」が裏切って、この日までの間に

ここにきて自分の家に持って帰ったのだ・・・ウキウキしながら・・・


その犯人は約四半世紀たった今でも迷宮入りである。


そんなようなモンモン少年期を通過して少年たちは大人になっていった・・・(笑)



昔はね、エッチ系のコンテンツって本くらいしかなかったから

それを発端に、なんだかんだで自然や友人とリンクしたり、あとになって懐かしんだり

笑えるエピソードが作れたってのはあると思う。


でも今って、ネットでそういうの簡単に見れちゃうんでしょ。

老いも若きも男も女もさ。


オレは別に三流評論家みたく、なんでもネットやパソコンが悪いとかいうつもりもないし

世間や友人との繋がりだって無い方が上手く生きて行ける人だっていると思うよ。


でもね、自分の部屋があって、鍵があって、ネットで怪しいものでもなんでも気軽に見れちゃったら

あとになって笑ったり懐かしがったり出来るようなエピソードとかって何も生まれないんじゃないかと思うとちょっと寂しいね。


もとはエッチなネタであってもそれが笑えたり時代背景を感じられるようなら味はあると思う。

親に本を見つかったとか、彼女にバレたとか。


でもこのままネット先行時代だと、エッチカルチャーてのがホントにただ暗くてコッソリ楽しむ

ものになってしまうんじゃないかという危機感がある。


マジメに〆たところで今日はおしまい。ばいちゃ。