るるぶに紹介されない裏スポット、カップルが絶対行かないマニアスポットを
紹介することでおなじみの昭和80年代クロニクルにようこそ。
今夜は連休らしく、明日にも行ける無料スポット紹介。ただし都民か神奈川県民。
さてと、
休日でもとくに人と会う予定もなく、おカネもあまり使えないけどなんとなく
落ち着いた場所に出かけたい時はフラフラとお墓へ行くクセがついてきた気がする(笑)
以前にも書いたけど作家でもお墓が好きな人が多く、最近は群ようこセンセ―の随筆も
読んだのだが彼女もお墓が好きだと書いていた。なんとなく安心。自分が異質ではないようで。
なんか年齢とともに墓場に惹かれてくるようになってきた。
思いきって‘鬼太郎’に改名しようと市役所に行ったら、
受付で
「‘鬼’と言う字は人名には使用できませんのでムリですが、
ひらがなで『きたろう』ならダイジョブです。」
と言われたが、それだと隣に大竹まことがいないと落ち着かなそうだからヤメておいた。嘘。
それはさておき、そんな癒し系ジャポネスク空間を求めて昨日チャリで出掛けてきた。
例により、前から気になっていたが行って無かった場所。
実はちょっと前に書いた記事の「弁天洞窟」すぐ近くだったんだが、前回見過ごしてて
帰りにそこもよればよかったものの、弁天洞窟だけで帰ってきてしまったという失態を侵して
しまった。オレとしたことが。仕事や頼まれごとはともかく、趣味や好きなコトに関しては何事も
効率よくやることを大事にしてたのに。
で、行ってきたのは正確にはお墓というよりも「謎の石仏群山」がある「ありがた山」
とあるお墓の中に入り、登っていくとソレがある。
場所は「よみうりランド」の近くで、弁天洞窟の反対側あたり。
その場所へは横道を入っていくのだが入る手前に「妙覚時」という寺があるので
そこで一旦お参り。これから行く場所もこの寺が半分管理してるとかしてないとか。
お参りが済んだら、この寺入口の横にある坂をずーっと登ってゆく。
そしたらまずお墓があり、その中を突き進んで登ってゆく。
何気にちょっと高台である。
お墓は今回メインではないんであえて画像はカット。
そこにあるお墓を抜けると「ありがた山」の斜面と「石仏群」が現れる。
粗い画像で申し訳ないが、おわかりになるだろうか。
ナナメから撮った画像だが中央に歩く道があり中間地点くらいで左にカーブして
山頂に伸びている。
手前の2列は石仏ではないが、その後ろで歩道の両サイドにビッシリとあるのは全部、
「石仏」である。その数、4000超。
いちおう参考に外部サイトはコチラ 。
都内で駅近くで、まさかの石仏密集空間。
ここまでくると不気味を超越して、むしろ壮観である。
このミステリアスで日本独特の土の匂いのする場所は決して地方の山奥ではない。
東京都稲城市の京王線の駅から数分。
でもプチ恐山、プチ死国訪問気分になれる。(恐山も死国もこんな石仏ないけどね)
なんでこんなとこにこんな石仏群があるのかといったら、昔、どこぞの宗教団体が
23区にあったものを、ここへ移してきたらしい。
詳細まではわからんが、たぶん調べれば簡単にわかると思う。
独特な雰囲気の場所だけに、過去には特撮ヒーローモノのロケでよく使われた
有名な場所のようだ。とくに特撮マニアにとっては。
ただ、お墓と石仏だけに、あるウワサもあるようで、夜はまた別のマニアにとっての
有名な場所でもあるみたい。出るらしいんですよ、アレが。たけし軍団の柳サンが。
さすがにオレも夜1人でここにくるのはビビる。でも今は昼ナンデス。だから平気。
とりあえず山頂まで登ってみる。
両サイドからのオーラがスゴイ。
山頂には塔?が堂々と。
振り返ってみると、これが何気に絶景。
高度を改めて感じる。
ケータイ画像では画面上半分が真っ白で全く写っていないが、肉眼だとハッキリと
稲城の街が広がってみえる。
おそらくここは夜景の方が格別だろう。でも夜には来たくない(笑)。
※ちなみにこれは山頂ではなく石仏群エリア手前からのアングル
4000体以上の石仏、8000以上の瞳が下界に向かって見降ろしているように
設置されている。
こんな妖しげで日本的で壮観な場所だが、土地開発の影響でなくなるかもしれないとのこと。
とりあえず近場で興味ある人は一度ご訪問してみてはどうか。
明日は雪かもしれないとのことで、石仏に笠でも掛けてくればよかっただろうか。
そしたら翌日朝起きた時、玄関の外に食料とかが置いてあるかもしれない。
さて、次はどこの裏SPOTを彷徨うかね…
おっと、その前にココの帰りに寄った場所もあるんだが
それはまたちょっとスパンおいて数日後に。