戦車でGO! | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

半年前くらいに紹介も兼ねて書こうと思ってた記事なんだけど

どうもタイミングが掴めずに、ずっと書けなかったんで今夜書く。


「戦車でGO!」とタイトルついてても、あの軍事用の戦車に乗ったとかいう

話とかではありませぬ。ミリタリーマニアの皆さま申し訳ない。

いや、オレも小学校の頃は戦車とか大好きでコミックボンボンの「プラモ狂四郎」とか

読んで、タミヤから出てる「ドイツ重量戦車タイガーⅠ型」のリモコン仕様プラモとか

誕生日に買ってもらったりはしてたんだけどね。今回はその戦車の話じゃないの。


漫画家の

「吉田戦車」

の各エッセイのおはなし。


オレもシュールな芸風は好きなんだど、この人の漫画「伝染るんです」はちょっとシュール

過ぎてあまり読んでなかったのね。

でもエッセイのほうをちょっと前に一通り読んだら、そっちで吉田サンという人が好きになった。

ペンネームの由来って戦車好きの同級生が付けたようで、本人が戦車好きではないらしい。

そんなエピソードは載ってるのは『吉田電車』

吉田電車 (講談社文庫)/吉田 戦車
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そしてオレが嬉しかったのは、吉田サンも多摩地区あたりに住んでいたか、住んでいて

多摩エリアの有名スポットや隠れ名所をチャリでアチコチ行ってるw

吉田戦車エッセイ文庫はそんなことがメインでたくさん書いてて面白い。


オレがチャリで行った場所はほとんど吉田サンが先駆けて行っている。

ほとんどオレの動きは結果的に戦車の轍を辿ってるカタチになっているようだ。


下はその辺が書いてある1つで『吉田自転車』


吉田自転車 (講談社文庫)/吉田戦車
¥520
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オレが行って、このブログ記事でも書いた場所がいくつも出てくる。

チャリ移動大好き人間の思考は似ているのかも。


下はこの本に書かれていた場所でオレも吉田サンも行ったトコ。


① 府中 らいおんらーめん


② 野川周辺 近藤勇の生家跡


③ 三鷹 風の散歩道(太宰治関連)


④ 出山横穴墓


⑤ ジブリの森


その他、深大寺温泉ゆかり とか らーめん江ぐち(現みたか)とかもオレと被っていた。


スポットルポ以外にも、「数字がキライで何%とかいうのがわからない」とか

「ラーメンは好きだが玉ねぎがキライで八王子ラーメンは食べれない」とかビックリするくらいに

そういう個性も被っとる。でもなんか嬉しい。



ブログには書いていないが稲城長沼という駅の近くに「らーめん三歩」という有名なラーメン屋

があって、そこもオレと同じくチャリで行ったと『吉田観覧車』には書いてあった。


吉田観覧車 (講談社文庫)/吉田 戦車
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スポットルポ以外の箇所では、ファンスキー(板の短いスキー)で滑るとガンダムのドムに

なった気分と書いてあったのは、これまた一致。でもこれはけっこういると思うけど。



フツ―のエッセイ寄りのかき集めだったら「なめこインサマー」

なめこインサマー (講談社文庫)/講談社
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「たき火をみつめてニヤニヤするのが好き」は全く同感でこれまた価値観一致。



全ての本、通して面白く読み応えがある。

どこに住んでる人が読んでも面白いと思うが、

とくに東京都で吉祥寺より西の多摩地区に住んでる人は、良く知ってる場所とかが

出てて楽しめると思う。



本読むのが苦手な人、とくに小説とか長編とかミステリーとかを。

こういうエッセイとかから入ると肩のチカラが入らず、また短編の集まり何で筋をしっかり

覚えながら読む必要ないからおススメ。

この吉田サンみたく、本業は漫画家の人の随筆とかってヘタな作家のエッセイよりも

楽しめたりするから。


興味あれば、まず図書館とかで試しに1冊借りてみてくださいな。