たくさんの猿が人類を支配する惑星ってのもイヤだけど
一匹のドジョウによって消費生活を苦しめられるかもしれない国民がいる国ってのも
なかなかイヤなもんですね。
こんばんわ。ケン74です。
さて、今日は三鷹のほうへ行く用事があった。
ココ最近、他に書きたいことがあったり贅沢品を控えてたりしてて、なかなか
ラーメンを喰いにいけなかったのだが、せっかく今日三鷹方面へいったので
久々のネタにするべくランチは三鷹でラーメン。
今日行ったとこなのだが実は以前 「江ぐち」 というラーメン屋があったとこなのだ。
この「江ぐち」は昔からある有名な老舗で、書籍とかにも題材にして書かれたりしている。
いろいろあってちょっと前に惜しまれつつ閉店し、ネットのニュースとかでもとりあげられた
オレも「江ぐち」の時、一回だけ訪問したことがあった。
一旦閉店したのだが、「江ぐち」で働いていたヒトが、ファンの人の希望を考えたり
自らも「江ぐち」を愛していたので同じ場所で同じ味で再び開店しようと考え
名前を変え、ニューオープンさせた。その名も。
『中華そば みたか』
東京都三鷹市下連雀3-27-9ニューエミネンスB1F
移動手段はもちろんチャリ。場所はJR三鷹駅からほど近い。
前に紹介した太宰治文学サロンも近くにある。
これがビルの地下なんで何気に入口がわかりにくいのね。
江ぐちの時にちと迷った。
入っているビルの入口に階段を下りるとあるワケ
この「新橋雑居ビル地下」や「競馬場周辺の店」を匂わすような昭和の香りプンプンさ。
なんてゆーの? ハコっぽい作りじゃなくてフロアの一角をガラスで囲ったようなイイ意味での
古めかしさ。これも特定のファンをつかんで逃がさない要素なんだろうねえ。
思ったよりも列が出来てて、店の外もオレの前に4人家族一組とカップル1組が待ってた。
店に中を覗くと人生の折り返しをちょうど過ぎたあたりのオッチャンとかがラーメン喰いながら
ビールを飲んでる。
基本は人気あるラーメン専門店での「ビール」ってご法度である。
それは2つ理由があり、まず1つ。
「飲むと客が居座るから回転が遅くなる」
もう1つは、ラーメンフリークとしては
「一緒にアルコールが入ると感覚がマヒしてスープの味がわからなくなる」
からである。
でも、この「江ぐち」改め「みたか」ファンの間では、ここでは昼からラーメン喰いながら
ビール飲んで、つまみにタケノコとかつつくのがサイコーらしいのだ。
いわば、昭和空間としてのラーメン競争時代の治外法権。
それはそれでありかもしれない。別に否定はせん。
ちなみにオレはフィレオフィッシュと同じくらいビールが大好きな人間だが昼から飲むのは
あまり得意じゃないんだよね…そのぶん一日の〆に夜ガバガバ飲んだほうがいいかなと。
でもタモリ師匠曰く、ビールは昼に飲むのが一番旨くて、夜に飲むのはシロートだとか。
ボク、トーシロ―(-_-)。
10分くらいまって入店、席について数分でオーダーした
「ラーメン」登場。
これです。
昔ながらの中華そば!
このラーメンは麺が他と違うのだ。
なんというかラーメンの麺というよりも味と色と歯ごたえが蕎麦のよう。
正直言うと「江ぐち」で喰った時、初めて味わうこの味覚に違和感を感じたのだが
なんとなく再確認したくなって今回くったら、これまた旨い。
あん時はまだオレの舌がラーメン道にかんして未熟だったのだろう、フッ。
おそらく、この「蕎麦みたいな麺」も正式な食材用語というか名称があるのだろうが
オレの勉強不足で正式名称わからないからとりあえず「蕎麦みたいな麺」と言っておく。
すいませんね・・・顏のパーツが窮屈そうに顔面につまった今話題の女性料理研究家に
でも聞いて、名称を確認しておくか・・・(-_-)
控えめにちょこんと添えてある四角いハムみたいなチャーシューも器の上を
良く演出してるワケです。銭湯の帰りに寄った屋台で出るラーメンのチャーシューみたいに。
赤い手ぬぐいマフラーにして横丁の銭湯行った帰りとかに寄りたい屋台。
窓の下には噛んだガム~
スープは醤油ダレだろうか。スッキリなビジュアルだがコクがあって最後まで
味わって飲み干せるレベル。
ナルト、メンマも昭和を演出でノスタルジック。
化学調味料不使用と思われるこの手のこんだボリュームあるラーメンで
450円
満足である。
「みたか」になってから味に再確認にて来てみてよかった。
機会あればまたくるだろーな これは。
店員さんの対応もいいし。
帰りは太宰が眠る禅林寺の前と三島が眠る多摩霊園の横を通ったが
今回はお墓に立ち寄りはせず帰宅した。