宇宙刑事シリーズ | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。



先日TSUTAYAさんで表紙が『宇宙刑事ギャバン』だったテレビガイド誌を見た。全面にギャバン!

そーいえば昨年、ヤフーニュースでギャバンが30年ぶりくらいに復活して最近のなんたらとかいう
ヒ―ローと共演するとか言ってた気がする。

この『ギャバン』 『シャリバン』 『シャイダ―』と続く「宇宙刑事シリーズ」も
大好きで月曜夜の一休さんの後のお楽しみであった(たぶんその時間帯だったと思う)

小学生くらいの男子は「ヒーロー」も憧れるけど「刑事」にも憧れるから、このコンセプトは
見事であった。
「戦隊」でも「戦士」でもなく宇宙の「刑事」
ジャンルで言えば「戦隊モノ」ではなく金属スーツを纏った「メタルモノ」という括りである。

この刑事になれる資格があるのは国家試験…いや!宇宙規模だからおそらく銀河系試験なるモノが
存在して、それをクリアし、なおかつ正義感が強くて、金属アレルギーでないモノに限られるのだ
ろう。
宇宙刑事の中でも「ギャバン」はたぶん【地球署】所属で
日本はギャバンの管轄なんであろう。
それにより日本で暴れるワルモノとバトルしたら最後逮捕して、宇宙のどっかにある【銀河本庁】
に身柄送致し「取り調べ室」で問い詰めるのだ。
逮捕者がハラへってたら食料エイリアンを刻んでコロモをマブして揚げた「エイリアン丼」を
食べさせてやり、情により白状させてるというのが業務の詳細だろう。
(以上、全部オレの想像)

閑話休題。

この宇宙刑事シリーズに関してはウルトラマンや仮面ライダー同様、男性のみなさんはガッコーとか
で例により「ごっこ」をやったのではないだろうか。

オレの周りは休み時間にやってた。そしてオレもやった。
なんせ大ブームでしたからね。

ガキ大将的な存在のヤツが体育授業前に体操着に着替える時、
ギャバンみたく「オレは0.05秒で体操着を装着するのだ!」と言ってギャバン蒸着テーマを
口ずさみながらセカセカ急いで着替えたりしてたが、ふつーに6秒くらいは掛かっていた(爆)
あ、ギャバン知らない人に一応補足しとくと普通に人間の姿の時に「蒸着!」って叫ぶと
電子スーツが電送されてきて体に装着しギャバンに変身するっていう設定なんすよ。

あとね、傘持った時とか、掃除の時間に柄の部分の長い箒とかとにかく棒状のモノを持ったら
柄の部分を右手の親指と人差し指の間の付け根のところでなぞるようにスライドさせていゆき、
「レーザーブレード!!」って言ったりとか。ティロリロリロリロ~♪って口ずさみながら。
これ、やったことある人にはウケてると思うんだけどなー。

授業中に外の天気がドンヨリしてきたら「やばい!マクー空間に引きずりこまれる!」って
言ったりとか。

いろいろやりましたね。

今考えるとヒーローモノの名作ってだけでなく女優の叶和貴子がヒロイン・ミミー役で
出演しててハトに変身したり、千葉真一も出てたりとキャストや演出も子供向けながらに
バブリィでしたわ。キャストはJACとのつながりが大きかったんだろうけどさ。


映画で復活だかなんだか詳しくはわからないが個人的には新しいヒーローとコラボするよりも
昭和っぽく単体で復活してくれれば嬉しいんだけど、それはもうオッサンの個人的な思想なんで
しょうなぁ。