魔女たちの眠り | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

「改札口のとこで怒られてるの お前の父ちゃんじゃない?」

ヘアバンドしてた頃のふかわりょうがこういうネタでブレイクしてて、朝日新聞に
‘お笑い界のキムタクと呼ばれる’と書かれてた頃のアーカイヴだと思う。たぶん。

そのくらい前のゲーム。wikiに詳細載ってたらオレの記憶と合わせながら記事書いて
ゆこうかと思ったけど詳細全く出てないから、記憶のみで。間違いあったらスンマソン。
深夜に旅番組をたまたま見てたらなんかこのゲームに出る村の情景が浮かんだ。

機種はスーパーファミコン。原作は赤川次郎でちょっと話題になったソフト。
『魔女たちの眠り』



このOP、横溝チックな静かでせつないメロディーで進み、そのまま終わりかと思いきや
最後でほーんのちょっとだけソフトにMOTHERが・・・いや、オカンが走る映像。ビクっと。

友人との間で「かまいたちの夜」が話題になってて、そのあたりに発売された
ミステリーアドベンチャーのサウンドノベル。

ミステリー&サウンドノベルは好きだったので中古ではあるがと当時購入した。
このころは背景画面とかに関しても実写&CGという手法が今ほど普及してないので
その辺のリアルさも話題になっていた。

やはり日本のミステリー、推理ゲームは地方を舞台に民俗的な要素を絡めたものが
面白い。実際に昔ながらの風景画像に田舎のほうへ行った気になれる。


物語は主人公が都会のオフィスで幼馴染の恋心を抱いていたオンナノコから
謎の電話を受ける。その幼馴染は田舎の分校に行き教師をしているはず。
その夜、悪夢をみて、翌日、そこ女の子が死亡したことをニュースで知り、
これには何かあると思った主人公が長野かどっかの村に真相を探りにゆく話。
(記憶をたよりにしてるからどっか間違ってるかもしれない)

その村には「魔女」の伝説がある。ただタイトル上「魔女」となってるが
実際は「吸血鬼」である。

当初はホラーになぞった人為的な推理モノかと思ってプレイしたのだが
やってみるとオカルト要素も半分入っていたから怪談と推理の半々である。

風景画像も実在の場所の写真を取り込んだCGなのでなかなか味があるが
ちょっとバリエーションが少なかったか。

ところどころオドロオドロしい表現もあり駐在サンが、ある女性を射殺し、
その女性が神社の階段を落ちて目をかっぴらいて死ぬ映像がやけに印象に
残ってる。

内容としてはそれなりに楽しめて、しかもマルチエンディングだから
1回クリアしても、その後様々ジャンルのルートが楽しめる。

急に、村に金塊があるって話になったり、不老不死になれるって話になったり。

ただ、ものすごくダルい面としては何十通りもある全てのエンドパターン(バッド含む)
を見ることが、メインストーリーの真のエンディングを見る条件なのだ(+_+)。

つまり、バッドエンドになると分かっているルートでもあえてそこへ行き、
意図的に死ぬとかしていかないと条件を満たせなかった。これがダルイ・・。

それにより同じ場面を何回もやらないといけないので、思い切り飽きる。
スクールウォーズの再放送は何回やってもこちらから観てしまうし、
井森のオーディション時のダンスも懐かし時代番組のラストで何回も
半ば必然的に見せられる、まあ耐えられる。

しかしゲームの画面や音声は単調なのでやはり何回も見るのはツライ。
すでに知ってる選択肢やコマンドは面倒だから、パパパパっとボタンを
連打してススメると、例によりソコではコッチを選ばなければいけなかった
とこまで勢いで押してしまい、最後までさっきと同じルートをプレイするという
お約束のドツボにハマる。

こんなルールだったんで、さすがにオレは途中で挫折。
真のエンディングはわからずじまい。

完全クリアしたヒトなんかいるのかと思ったけど口コミによると
いるようだ。何十何百時間プレイしたんだろ?

このゲーム、情報によると「復活祭」とかいうサブタイトルがついて
プレステとかでもまた出たのかな。

魔女たちの眠り -復活祭- PS one Books/ビクター インタラクティブ ソフトウエア

¥2,100
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原作本は同じく赤川次郎の「魔女たちの長い眠り」「魔女たちのたそがれ」

この2冊を合わせたようなとこ。
プレイ後に追って読んだけど、ゲームとはまた別モノすね。
登場人物の名は大体そろえてたけど。

新しく出たほうはプレイしたことないんだけど
おそらくちょっとはやりやすくなってると思うんで興味ある人は是非。
そして感想を教えてください。


長文おつきあいありがとうございました。
最後はこの動画をご覧いただきながらお別れしましょう。

でわ、みなさま、また次回までごきげんよう!