殺戮にいたる病 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

児童虐待増加、秋葉原無差別殺傷事件公判・・・。

最近なんとも重いニュースが多いですね・・・・。


上記2つはコンプレックスや人間関係が大きく関する

ところでしょう。



でも世の中には利益目的や憎しみでなく純粋な「快楽」で

人を殺める人間も実際いるようです。わずかに。そんな人間を

題材にした本が我孫子武丸の「殺戮にいたる病」。


殺戮にいたる病 (講談社文庫)/我孫子 武丸
¥600
Amazon.co.jp

この文庫に関しては


「時代の闇」と「作品としての見事な構成」

を表現している。


最初 裏表紙の解説を読んだときはサイコキラー殺人犯

「蒲生稔」の異常性をメインに描いた作品だと感じた。

たしかにそのとおり、表現もかなりエグい。

挿絵などはないが文章だけでもかなりキテる・・・。

「蒲生稔」はほぼ性癖に近い感じで人を殺める。

存在としては映画「ナチュラル・ボーン・キラーズ」でウッディ・ハレルソンが

演じたミッキー や 「ジョジョの奇妙な冒険Part4」の吉良吉影寄りだろうな。

読者としても読んでるうちにある程度 気分が悪くなるところもあるが

最後の最後で 


作品としての大ドンデン返し!。


ネタバレになるからここまでが限界。

そうか、こーゆー手があったのかと感心してしまった (-_☆)

タイトルは知ってるけど単なるエグいホラーと思って敬遠してた人、

これは1回 通して読んでみて。

我孫子サンの本は「0の殺人」「弥勒の掌」「探偵映画」とか読んだ

けどこれが1番印象に残ったな。風刺も入ってるし。

この国もかなり病んできてるけどサイコキラーがもう現れないよう

祈りたい。

でも、まぁ、ニュース見てても 2番目のメインニュースが

市川 ロブスター蔵 の結婚式ってくらいだから

まだまだ この国も平和なのかもしれん・・・・( ̄_ ̄ i)。

平和ボケかもしれんが・・・・・・。

・・・・・

ばあさんや・・、お茶がうまいのう・・・、

ピー ヒョロロ~ヒヨコ