児童虐待増加、秋葉原無差別殺傷事件公判・・・。
最近なんとも重いニュースが多いですね・・・・。
上記2つはコンプレックスや人間関係が大きく関する
ところでしょう。
でも世の中には利益目的や憎しみでなく純粋な「快楽」で
人を殺める人間も実際いるようです。わずかに。そんな人間を
題材にした本が我孫子武丸の「殺戮にいたる病」。
- 殺戮にいたる病 (講談社文庫)/我孫子 武丸
- ¥600
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この文庫に関しては
「時代の闇」と「作品としての見事な構成」
を表現している。
最初 裏表紙の解説を読んだときはサイコキラー殺人犯
「蒲生稔」の異常性をメインに描いた作品だと感じた。
たしかにそのとおり、表現もかなりエグい。
挿絵などはないが文章だけでもかなりキテる・・・。
「蒲生稔」はほぼ性癖に近い感じで人を殺める。
存在としては映画「ナチュラル・ボーン・キラーズ」でウッディ・ハレルソンが
演じたミッキー や 「ジョジョの奇妙な冒険Part4」の吉良吉影寄りだろうな。
読者としても読んでるうちにある程度 気分が悪くなるところもあるが
最後の最後で
作品としての大ドンデン返し!。
ネタバレになるからここまでが限界。
そうか、こーゆー手があったのかと感心してしまった (-_☆)
タイトルは知ってるけど単なるエグいホラーと思って敬遠してた人、
これは1回 通して読んでみて。
我孫子サンの本は「0の殺人」「弥勒の掌」「探偵映画」とか読んだ
けどこれが1番印象に残ったな。風刺も入ってるし。
この国もかなり病んできてるけどサイコキラーがもう現れないよう
祈りたい。
でも、まぁ、ニュース見てても 2番目のメインニュースが
市川 ロブスター蔵 の結婚式ってくらいだから
まだまだ この国も平和なのかもしれん・・・・( ̄_ ̄ i)。
平和ボケかもしれんが・・・・・・。
・・・・・
ばあさんや・・、お茶がうまいのう・・・、
ピー ヒョロロ~