分子栄養学を用いたダイエット法「オーソモレキュラーダイエット」の

健康状態タイプ別で

1.消化力低下タイプ

2.食後高血糖タイプ

3.慢性疲労タイプ

4.鉄欠乏性貧血タイプ

5.基礎代謝低下タイプ

があり、

前回は「鉄欠乏性貧血」タイプをご紹介しましたが、

今回は5つ目の「基礎代謝低下」タイプについてご紹介します。

 

 

 

 

   基礎代謝低下タイプのチェックリスト

 

 

基礎代謝低下タイプは、

□筋肉がついていない(筋肉量が減っている)

□運動不足で座っている時間が長い

□40歳以降の年齢

□寒がり

□手足が冷える

□むくみやすい

□便秘

□疲れやすい

□汗をかきづらい

□太りやすい

□低体温

□食事の欠食・少食が多い

□長年エネルギー制限のダイエットを繰り返している

□厳格な糖質制限を行ったことがある

□橋本病と診断されている

 

黒字リストに3つ以上に当てはまる

赤字リストに1つでも当てはまる

という方は「基礎代謝低下タイプ」と考えられます。

 

 

 

 

   基礎代謝低下タイプのアプローチ

 

 

ダイエット歴が長く数々の減量を試みたり、忙しくて食事がおろそかになる・欠食することが多かった方など、エネルギー不足が長期にわたって起きていた結果、基礎代謝が低下している方がこのタイプです。

 

基礎代謝量は、「体格」「年齢」「性別」「体温」「ホルモン」などの因子が主に影響を与えています。また、その時々の身体の状態によっても基礎代謝量は異なります。

 

骨格筋が男性よりも少ない傾向がある女性の基礎代謝は低くなりやすく、食べる量を減らすエネルギー制限のダイエットを繰り返してきた女性は、脂肪の減少に伴い筋肉量が減少し、より代謝が低下します。

 

再び骨格筋を増やすには、適切な食事でエネルギーを確保し、筋トレと共に、毎日コツコツたんぱく質を摂る必要があります。

 

また、身体のいろいろな臓器に作用し、新陳代謝を盛んにする働きをする「甲状腺ホルモン」が少なすぎると、代謝が落ちてきます。長期にわたるエネルギー制限ダイエットをすると、甲状腺ホルモンに必要な鉄や亜鉛などのミネラルが不足し、甲状腺機能への負担となり、代謝を低下させてしまう根本原因になってしまう可能性があります。

 

エネルギー源となる適切な食事を摂取しなければ痩せない負のスパイラルから抜け出せません。

 

 

  

 

  基礎代謝低下タイプのダイエットの仕方

 

 

このタイプの対策としては下記がおすすめです。

 

こまめなエネルギー補給:補食を取り入れる・おすすめはボーンブロススープ

甲状腺に特に必要なミネラルの補給:鉄・亜鉛・セレンを摂る

3食の食事でたんぱく質をしっかりとる:目標は毎食20gのたんぱく質

温活をする:薄着やシャワーはNG・入浴などで身体を温める

腸活をする:消化酵素を取り入れる消化を促す・酸味の食材を取り入れ消化を促す(消化力低下タイプの腸活を参照)

 

自分に合ったエネルギー補給の仕方により、甲状腺の数値も変化していきます。

最初のうちは体重が変わらないように見えても、慢性的なエネルギー不足が解消されると、「少しずつ甲状腺機能が回復し、基礎代謝が上がってくると「食べても太らない身体」になってきます。

 

焦らずコツコツ栄養補給をしていきましょう!

 

 

分子栄養学的ダイエット法について全部知りたい!という方は、

安藤麻希子先生の「魔法の7つの食習慣 オーソモレキュラーダイエット」を読んでみてください!

 

 

 

 

 

 

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