かぐや姫の物語。
双子次女は見たくないと言うので、長女と2人で。
(次女はパパとお出かけしました。)
めったにない母親との2人きりの時間に、とても嬉しそうでした♡
2時間15分近くの映画でしたが、最後までじっくり見ていました。
私は…エンディングでひとり号泣T_T
映像はため息が出るほど美しいし、地井武男さん、宮本信子さんなど声優陣がとにかく素晴らしいし、ストーリーもテンポも絶妙で、本当にいい作品でした。
見てよかった。マストシー作品ですね。
高畑監督は、宮崎駿監督の盟友で、アルプスの少女ハイジ、ルパン三世、母を訪ねて三千里、赤毛のアン、ホタルの墓、おもひでぽろぽろ他、演出、脚本を担当し、宮崎監督と共同制作した作品は数知れず、日本のアニメ、アニメ映画を牽引してきた方。
今回の作品にはそんな高畑監督の魂を強く感じました。
日本の四季の美しさ、自然の美しさ、命の美しさ、子を思う親の愛、この世に生きること、楽しいこと辛いこと、全て含めて尊い時間であることなど。
ぎっしり詰まっていて、胸が熱くなり、最後は涙が止まらなかったのです。
帰りに娘と話していたら、娘が大好きなアルプスの少女ハイジにちょっと似ていたと言いました。
高畑監督が作った作品とは知らずに。
確かに似ているね。
ハイジもかぐや姫も、自然に囲まれた生活を愛していたのに、望んでいない環境を与えられて壊れていくところが共通しています。
でも、彼女らの将来を思うがために、大人が決めてしまったことで、親として分かる部分もある。
そんな話をしていたら、
でも、相談しないで突然違うところに連れて行ってはダメ。1人で知らない場所に行くのは嫌。お友達と離れるのは寂しい。もし、何か変わるなら、少しずつ慣れるようにしていった方がいい。
と、意見を言っていました。
なるほど、それはしないように気をつけるよ。
と、話しました。
こんな話をできるようになったのも成長ですし、映画のおかげです。
娘との映画デート、楽しい時間でした。