スペイン語の学習期間やボランティアの期間も終え、スペイン語学校の寮を出て、
安宿に泊まることになった。
アルマス広場から近い、
プロクラドーレス通の奥にあるHOSTAL FELIX。
パティオがなかなかいい感じだったのだが、
今考えると夜になっても入り口の管理が甘かった。
ある日、部屋に帰るとカメラとキャッシュカードなどが入っていた財布がなくなっていた。
クスコの友人の助けを借り、警察に被害届を出しにいき、
警察もホテルに調査にきた。
しかし、部屋に荒らされた跡はなく、また指紋も検出されなかった。
警察の見解では・・。
ホテルのオーナーの口ひげで天然パーマの男は
「貴重品はレセプションのセーフティボックスに預けなければいけない。
カメラや財布があれば、それを申告しなければ、それらの物品があったとはいえない」
とのたまった。
最終的にあったはずのカメラや財布はなかったとみなされ、
私の被害届は受理されなかった。
最後に口ひげのオーナーは警官の一人と固く握手した。同行した友人は
「宿のオーナーとと警察はグルだ」
と断言した。
別の友人を介して知り合った警官もいたのだが、パソコンに向かって仕事をする振りをしながら、私のほうを見ようともしなかった。
盗難をオーナーが指示したのか、
宿の評判を下げたくないために盗難がなかったことにしたのか、
どちらかはわからない。
ただ、今も警官と握手するオーナーの姿、
私の方を見向きもしなかった知り合いの警官の姿は脳裏にしっかりと焼きついている。
ペルーの警察が腐敗していると学んだ、最初の一歩だった。
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