2月3日クチンスキー政権下で、40年来の悲願のチンチェーロ国際空港の礎石が置かれることになった。
しかし、その契約に変更があり、民間企業の費用負担が多くなったことが
1月下旬にあきらかになった。
クスコ州民の大部分は、チンチェーロ空港の実現を望んでいる。
しかし、それは国の事業としての話でである。
アルゼンチン資本とペルー資本の合弁の空港運営会社、クントゥルワシ社がが2014年に空港建設・運営事業を落札して、契約。
しかし、さあ、建設が始まろうという段階(2年もかかる地ならしから始めることになる)で、
契約修正の問題が明らかになり、クスコ左派は激怒。
労働組合、農民組合がデモ行進、抗議運動に乗り出す。
頭が痛くなってきた。
彼らの考えでは、民間の大資本が利益を持って行ってしまうのが許せないというのだ。
スペイン人によるインカ征服以来、クスコはその富を外部の人間に奪われ続けてきた。
リマの人間は悪い。
チリ人はドロボーだ。
クスコの富は自分たちのものだ。
マチュピチュ入場料収入はクスコ人のものだ。
どこかで見たぞ?この光景。
トランプに踊らされるアメリカ。
左であろうと右であろうと、
外部、外国を悪とみなし、保護主義をうたい、自分たちを世界の中心とみなすのはここも同じだ。
「クスコはインカ、すばらしい。称えられるべき存在」
「America as No.1」
一緒やん。
チンチェーロ国際空港の建設開始の儀式が、クチンスキー大統領の出席のもとで行われた日。
クスコ大学講堂の外塀での抗議壁集会。

なぜか出てくるチリの旗。
チリの元大統領のセバスティアン・ピネラ氏が空港会社の株主ということで、やり玉に挙がっている。
悪いのは彼ではないでしょ。
いきなり、契約修正したペルー政府と空港会社経営者のを責めないと・・。
しかし、ペルー人全体は1879年のチリとの戦争で敗北したこともあり、チリに対する恨みが多い。
チリ人がウルバンバの土地を買いあげてる!
(誰がその土地を売ったのよ!)。
的外れのチリ憎しのメッセージの前をチリ人観光客が通っていく。
これではチリ政府が悪いような印象を与えてしまうから、少なくともチリ国旗は消しなさい。
「これが僕たちの気持ちなんだ!」
空港問題ねぇ、私が関心があるのは建設予定地はクスコ市の水がめとなっているピウライ湖の近く。
ただでさえ、街では水が不足しているのに、建築中、開港後も含めてクスコへの水の供給が保証されるのか?
火事があった場合に消せなかったらどうするの?
「水は大資本のホテルのヒルトン・ガーデン・インとか、マリオットが持って行っているんだ?」
何を根拠に・・
大資本に対するいわれのない憎しみ・・。
トランプはエスタブリッシュメントに対する嫌悪を搔き立てた・・。
どこにでも不満の種はあり、
その不満を利用して人々を煽動していくものはある。
アメリカではトランプだった。
クスコでは労組や農民組合が扇動している。
2011年の大統領選ではウマーラ候補がこの感情を利用して当選した。
間近に出くわしたトランプ現象に気分がわるくなってきた。
いったい、世界はどこへ行くのだろう。
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