2015年4月に腐敗に反対する法学委員会によって、告訴されたフォーポイントbyシェラトンホテルの違法建築と考古学品隠滅。
検察がなかなか動かなかったが、ついに捜査に入った。
本当は1月12日に予定されていた立ち入り調査だったが、建設会社R&G SAC社が現われなかったために、24日に延期になっていた。
クスコ、フォーポイントホテル違法建築に検察がついに入った。
午前8時30分に予定されていた立ち入りだが、検察が到着しているのになかなか入らない。

クスコ市役所、ペルー文化省クスコ支部、検察、弁護士などが集まっている。
このホテル建築事業にゴーサインを出した。文化庁クスコ支部長だったダビッド・ウガルデ氏(向かって右端)

抗議活動参加者の写真を撮っていった文化省のカメラマン(真ん中)

10時を過ぎて、ようやく入場。
そして3時間近くして、
ようやく市の訴訟代理人の女性と文化財保護を行うセレセーダ弁護士が出てきた。
La Republica紙によると
汚職防止検事のミラグロス・ベハル・ヒバハ女史はは調査結果の詳細を明かすのを避けたが、クスコ市役所の訴訟代理人、ソライダ・ピルコ女史は立ち入り調査で回った範囲で、考古文化財への深刻な被害が見られた、と明かした。
これはあくまでも新聞に出たこと・・。
さて、ここから、私が直接聞いた話。
腐敗に反対する法学委員会のエラクリオ・ホセ・セレセーダ弁護士は
地上2階、地下1階の建築しか認められていない歴史景観保存地区で、
第1棟(サピ通側)、地下2階、地上3階
第2棟(真ん中)、地下2階、地上7階
第3棟(ドン・ボスコ側)、地上11階
ホテル地下部分に浸水が見られ、隣接するサピ川(暗渠になっている)のインカ時代からの護岸工事が壊された可能性あり。
考古学調査上の問題として、プレ・コロンビア期の石組みを石に番号を振らず崩し、再度くみ上げた。
(組み上げられた石に番号を振った後がない)

(インタビューを受けるセレセーダ、ルイサル両弁護士)
セレセーダ弁護士とともに立ち入り調査に伴ったティカ・ルイサル女史は
検察の女性がスカートにヒールでやってきて、足元が悪いと言って、入ろうとしなかった部分があったり、梯子を上ろうとしなかった。
地下は暗い、危険だといって、降りようとはしなかった。
検察側はやる気がなかったようだ。
これまで文化財に関する訴訟をことごとくお蔵入りしてきたクスコの検察だが、ようやく今回立ち入り調査が進んだのは大きな一歩。
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Cusco: Urbanism and Archaeology in the Inka World (Ancient Cities of the New World)