「誰かのため」は「自分のため」より頑張れる(前)<舘野泉さんの言葉>18 & 花たち | coralgreen6のブログ

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光を纏った
  花 音楽 言葉を求めて

左手のピアニスト 舘野泉さんの

脳梗塞後遺症から復活した

力強い言葉をお届けしていますクローバー

 

今日の演奏テーマ<=いのちの言葉>

 

「誰かのため」は

「自分のため」より 頑張れる(前)

キラキラ 宝石ブルー キラキラ 宝石ブルー キラキラ 宝石ブルー キラキラ

 

原発被災後の南相馬へ

 

2011年6月末

東日本大震災から3ヶ月あまりが過ぎたころ

舘野さんは 東北新幹線 福島駅から

南相馬市にタクシーで向かっていました車

 

南相馬市には

長年応援してくれている 友人やファンが大勢いますラブラブ

 

巨大地震と大津波波

福島第一原子力発電所の事故!!

 

南相馬も 沿岸部が甚大な被害を受けました

市の一部は 原発から半径20キロ圏内汗

 

当時は警戒区域 と呼ばれ立ち入り禁止にあせる

数年前にピアノを弾きに行った 福浦小学校もその中にあります

 

 

みんな大丈夫だろうか・・・あせる

心配でなりませんでしたショボーン

 

南相馬に向かう途中 飯館村を通り過ぎましたが

全村避難で 人の姿はありません汗

 

緑豊かな美しい村だったのに

耕し手を失い 草ぼうぼうの農地にガーン

 

地元の小学生が描いた手作りの看板が

ポツンと立っていましたクローバー

 

顔や服に泥をつけて野菜を収穫しながら

笑っている子どもたちの絵女の子男の子

<みんなで作っぺ!> というメッセージピンク音符

 

見る者をなんとも やるせない気持にさせる絵看板は

4年経っても(2015年現在) 残っているのですクローバー

 

 

南相馬市の中心部 原町区に到着

 

いつもの演奏会場 市民文化会館は

自衛隊の駐屯基地になっていますトラック

 

ここをベースに 沿岸部や原発近くへ

行方不明者の捜索に出かけているのでしたキラキラ

 

 

シルクハットの形をしている市民館「ゆめはっと」流れ星

震災の7年前から 舘野さんは

名誉館長を務めていますベル

 

年に1回以上 ホールでのコンサート開催がお約束ですブルー音符

ほかにも市内の小学校などで演奏する

「アウトリーチ」という活動も行ってきましたピンク音符

 

2011年4月にも

ピアノを教えるマスターコースと サロンコンサートを

南相馬で開く予定でした・・・もちろん中止です汗

 

 

2011年6月

タクシーで駆けつけたとき

「ゆめはっと」のスタッフたちは 自ら被災しながらも

自衛隊との連絡や 避難者のお世話に追われていました走る人

 

「お邪魔をしてはいけない」 そう思い

知人たちの無事を確認し

フィンランド復興支援のためのコンサート

開くことだけを伝え すぐに東京に戻りましたイエローハーツ

 

 

◆息子ヤンネの 3.11震災体験

 

震災当日 息子のヤンネさんは

山形交響楽団のコンサートのため 東北にいましたブルー音符

 

ちょうどリハーサル中 あの揺れに見舞われたのですあせる

 

 

日本海側の山形県では 大きな被害はなかったものの

停電のあと 交通機関が止まり

 

当時ヤンネさんが住んでいた京都に戻れたのは

何日も経ってからでしたガーン 

 

フィンランドでは 地震は殆どありません

 

初めて体験した 地震の凄まじさと

テレビで流れ続ける 津波や原発事故の映像に

ヤンネさんは 激しいショックを受けましたショボーン

 

 

そして当時 多くの音楽家たちがそうだったように

「こんなときに音楽をやっていていいのか?」!?

 

という思いにとらわれ

自問自答を 繰り返していましたクローバー

 

 

電話口から ヤンネさんが

極度の混乱状態にあるのが伝わってきます

舘野さんは すぐに京都まで行きましたグリーンハーツ

 

ヴァイオリンなんか いてる場合じゃない」汗

と言うヤンネさんに 舘野さんは話しました

 

「あなたは音楽家なんだブルー音符

 

これまで自分がいいと信じてやってきた

日常の行為を続けることこそが

我々の仕事であり 最初にすべきことではないだろうか!!

 

こういう時期だからこそ

今の自分にできる ちいさなことを

こつこつとやっていくことが大切なんだ」(舘野)グリーンハーツ

 

 

脳溢血で半身不随になったときも

舘野さんは そのようにしてきました!!

 

リハビリで与えられる課題が

どんなにバカバカしく思えても汗

 

全く効果など 表れていないように感じても汗

前向きに 取り組んでいくしかない!!

 

あきらめず 目の前にある やるべきことを

一つ一つ積み重ねていくうちに けていったのです音譜

 

「振り返ったとき

そこに道ができていることに気づいた

いうべきでしょうか」(舘野)宝石ブルー

 

 

息子ヤンネさんへの叱咤激励は

舘野さん自身へのものでもありましたニコニコ

 

震災の被害はあまりにも 凄まじく

無力感に襲われかねないあせる

 

そうならないためにも

「ちっぽけでもいいから 今できることを」

と自分に言い聞かせたのですビックリマーク

 

「もちろん

一度や二度 チャリティーコンサートを開けば

それでいいというわけではありませんブルー音符

 

なにより大事なのは

東北の被災地について 福島について

ずっとけることなんだと思っています」(舘野)ブルーハーツ

 

 

◆南相馬市とのご縁

 

南相馬市は2006年 

原町市 小高町 鹿島町 が合併して誕生しましたクローバー 

 

1995年

合併前の原町市の有志がつくった

「音楽を楽しむ会」に 舘野さんが招かれたことが始まりですブルー音符

 

当時は音楽ホールがなく

ホテルの結婚式場で演奏しましたピンク音符

 

グランドピアノもなかったので

仙台からトラックで運びましたむらさき音符

 

 

その後も 「音楽を楽しむ会」の皆さんが

ホテルや福島市の音楽堂を借りて

舘野さんの演奏会を開きました音符

 

会員15人のみなさんは

公務員 歯科医 小学校の先生 専業主婦 建築士・・・

職業も年齢もさまざまだけれど

音楽が大好きな人達音譜

 

休日に集まっては 準備し

知り合いや友人 近隣に声をかけて チケットを売り

すべてが手づくりのコンサートでしたぽってりフラワー

 

 

会では クラシックだけではなく

ジャズ ポピュラーなど 様々なジャンルの

アーチストを呼んでいたようですマイクギター

 

舘野さんは コンサートのあと

1泊できるときは 原町市に宿を取りました

 

すると会の皆さんが必ず 懇親会を開いて下さる鍋

一緒に飲んでおしゃべりする時間を重ねるうちに日本酒

どんどん 互いの距離が縮まり

 

単なる主催者と演奏家

という関係ではなくなっていったのですグリーンハーツ

 

★南相馬市との絆を語る舘野さん

 

<・・・続く>

 

では ふるさとの野を思い出す 『赤とんぼ』をどうぞブルー音符

 

★赤とんぼ

ピンク音符  ブルー音符  むらさき音符  ピンク音符  ブルー音符  むらさき音符

<参考文献>

『命の響き』 

左手のピアニスト、生きる勇気をくれる23の言葉

舘野泉 (集英社 2015年)

むらさき音符  ブルー音符  むらさき音符  ピンク音符  ブルー音符  ピンク音符  

 

ある日の空 ブルーハーツ

 

さまざまな人の思いの 重なり

 

さまざまなできごとが 次々に押し寄せて

 

遠くから 流氷が 冬の便りを乗せて

 

空にかかった 石畳のような 橋かも

 

 

その時の気分で 見えてくる 心模様くもり

 

遠い記憶 新しい気づき

思い出した大切なこと

 

ひとつひとつの 小さな かたまりが

つながっているから おもしろい虹

 

あ ハンモックに 見えてきた!!

寝転んで みた~いピンク音符

 

キラキラ  クローバー  キラキラ  クローバー  キラキラ

 

今日もブログに最後まで お付き合いいただき

ありがとうございました音譜

 

あなたの わたしの

心のつばさがふんわりウイング

 

今日も 自由に 飛び立ちますようにハート