台湾旅行の写真にはならない事。
台湾へ向かったのは成田空港22:00の飛行機、機内の照明はほとんどの時間暗く落とされていました。
飛行機は高度約1万2千メートル上空を、離陸・上昇時のシェイクされるような揺れが嘘のように
滑るようなクルージングです。
空港到着後の交通機関の関係上あまり遅い時間に飛行機に乗った経験はありません、
西の地平線に濃紺の縁取りが残る時間帯がせいぜいです、でも今回は本当に深夜
月齢23日の夜は星しか見えません。
街灯の少ない山間の街では夜の星は都会で見るよりもびっくりする程見える事は経験上知っています
でも12月22日の日付が変わろうと言う時間の空には、今まで見た事が無い星空が広がっていました。
地上から見る星は大気の流れで瞬きますが、その時見ていた星々は光ったまま、息を飲む程
街灯の無い地方の人気の少ない所でしか見た事が無い小さな星たちが静かに光っていました。
飛行時間約4時間の半分近く、元々空を見上げる事の大好きな私は星に見入っていました。
そしてもう一つ
私は最近でこそ遠くへ出張する事も無く、関東近県を動き回る毎日ですが元々外へ出向くタイプ。
いつも通りにジーンズにトレーナー(気温によって調整できるようちょっと工夫)と言ったいで立ち
台北のターミナル駅では道を聞かれてしまいましたわ(笑)
以前の仕事の関係上、継続的にお会いする販売店様及びスタッフの方は全体の1/3
半分はその時が初めての「一期一会」、
元々どこへでも行くし、行った先で何かを行うと言うのは普段通りの事
だから尻込みせずにどこへでも行くし行った先でも「自分」を保てる。
「もっと言葉が出来ればな~・・・」
今回初めて海外に出るにあたって多少英語の勉強を始めました、
正直な話高校の頃追試の嵐だった私が自発的に英語を勉強しようなどと30年前からは考えられません
その機会をくれた次男に本当に感謝です、旅行から帰った今も続いていますし
中国語がちょっとでも出来ればもっと楽しいだろうなと思っています。
若い頃(若気の至りと言った方が良いかも)、仕事をはるか昔にリタイアされたお年寄りが
色々な事を学んでいる姿、正直あまり良く思っておりませんでした。
でも自分がその入口に立って望みを持つと、何かを始めると言う事はいくつかの条件と
やる気が伴った時に出来るようになるものだなと思います。
確かに、良く思っていなかったあの頃の自分に比べると歯がゆい程に能率が悪いのですが。
今年4月、大学に入って写真部に入った次男が「先輩から台湾に行かないか?と誘われている」と
「見聞が広がる、航空券とホテル代は出すから行って来い」と次男の背中を強く押しました。
今回次男のエスコートで行った台湾、立派に案内してくれた。
トラブルに際して国は変わっても心構えと対処法は変わらない事、私の姿も見せられた
旅にトラブルは付き物、次の手をどう繰り出すか・・・、これは何事に対しても変わらない。
私自身色々と目先が広がる経験でした、パックツアーでなく自分で作る旅
上手く行く方がラッキーな事が多かった気がしますが。
強く押した次男の背中は自分がそれに続くための大切なプロセスだったようです。
「いつでもやる気にさえなれば出来るもんだな」
今まで知らなかった事、やった事の無い事。色々な物が見えて来たクリスマス三連休でした。