レコードジャケット⑥
ハズレの無い、そのままの中身。あの頃の、良かった時代を表すビジュアル。デザインが音を出していると言って良い。レコードジャケットは、私たちリスナーとコミュニケーションを取りたがっているかのようにそこにあった。そうLPサイズのときのことだ。CDケースでは、その声が小さすぎる。今また若 い世代にレコードが刺さっているようだが、私たちの頃とは絶対枚数がちがう。百万枚売れていたわけですから。このアルバムは中身を確認(試聴)しなくても、ハズレの無いナンバーがそこにあることを一瞬で理解できる。曲をすべて知らなくても、このジャケットが物語っている。この表と裏を見ているだけで、ニヤニヤしてしまうのが昭和世代。このサイズでこそのデザイン。なんて夢のあるフォント、数字なのだろう。見れば見るほど、ほめちぎりたくなる。