小学生三大将棋大会の一つ、
倉敷小学生王将戦の県大会をお手伝い&観戦しましたので、その模様を報告させていただきます。
(次男君は中学生になりましたので、出場していません。)
過去大会も記事にしていますので、参考にどうぞ。
(2020年の本大会は中止となりましたが、県予選は開催いただきました。)
2019年度の記事はこちら
2020年度の記事はこちら
2021年度の記事はこちら
今回の会場は昨年と同じで取手市藤代公民館です。
我が家からは、車で20分程度と近い距離です。
朝9時に会場入り。
受付は9時20分開始でしたが、すでに会場されている方も多かったです。
私は大会を運営される常南支部スタッフの方や親御さん達と会場の設営。
テーブルを1階から2階に運んだり、椅子を並べたり、対局時計を設定したり…。
9時20分より受付開始
私は親御さん達と挨拶+談笑
受付が終わり、開会式です。
県連合会役員の方の挨拶、先日女流棋士になられた鎌田美礼さんのご紹介、大会ルールの説明などがありました。
開会式の様子
今年の参加人数は下記の通りです。
・交流クラス:7人(昨年:8人)
・低学年代表選考クラス:10人(昨年:16人)
・高学年代表選考クラス:30人(昨年:21人)
合計47人(昨年45人)
高学年は9人増えましたが、逆に低学年は6人減となりました。
交流クラスに参加した低学年の方も多かったのかもしれません。
開会式を終えて対局開始です。
対局開始の号令は、鎌田女流2級がかけていただきました。
対局の様子
高学年の部は、2022年公文杯小学生名人戦県大会優勝者のT君(6年)が頭一つ抜けています。
T君は、昨年の倉敷王将戦県大会も2位となっており、ここ数年の県大会では常にベスト4に入っている実力者です。
あとは、2年前の棋童戦低学年代表のISH君(5年)、2022年公文杯小学生名人戦県大会2位のISK君(4年)も有力です。
低学年の部は、昨年の本大会低学年の部で1年生ながら優勝し、全国大会でも2勝1敗と勝ち越したN君(2年)が最有力。
あとは南守谷将棋センターこども教室に通うK君(2年)やIT君(3年)も力があります。
大会方式は、まず予選一組のリーグ戦を行い、2勝通過者は代表決定トーナメントへ。
2敗者は、B級トーナメントに参加します。
交流戦参加者はスイス式5回戦を行います。
常南支部主幹の子供大会位のすばらしい所は、参加クラス関わらず全ての参加者が表彰状をもらえることです。
私も息子が初めて表彰状をいただいた時は嬉しかったのを覚えています。
午前の部を終え、あちらこちらから、勝った、負けたの声が。
私も時より感想戦に入らせていただきました。
お昼休憩を挟んで、午後に入ると決勝トーナメント進出者が続々と決まります。
ここからは完全ガチのトーナメント戦です。
低学年の部、高学年の部と対局が進み、いよいよ決勝戦。
低学年の部は、昨年優勝者のN君(2年)とIT君(3年)の対決。
N君の連覇か新鋭のIT君か。
角換わりで進みましたが、IT君の9筋端攻めをN君が一時はうまく受けたように見えたのですが、IT君が9筋に飛車を振って敵陣に成り込むことができました。
N君も玉を2筋まで移動しながら粘りましたが、IT君最後は鮮やかな詰みを見せて勝利することができました。
低学年上位三名
高学年の部決勝有力者同士の対決。
公文杯小学生名人戦県代表で最有力のT君とISH君(以下I君)が決勝まで勝ち上がってきました。
戦型はT君の四間飛車に対して居飛車のI君が45歩早仕掛け(少し形は違うが)を狙います。
角交換に成功したI君が、敵陣に飛車を成り込みました。
T君も負け時と勝負手を相手陣に放っていきます。大接戦の終盤戦です。
フィナーレを迎える最終局とあって、ギャラリーも固唾をのんで見守ります。
最終的にはI君が相手の攻めが足りないことを見切り、最後は2枚の飛車を活かして勝つことができました。
低学年、高学年共に大接戦でした。
今回代表になられたお二人、まずは優勝おめでとうございます。
お二人とも初めての倉敷となります。
壇上での対局は独特の雰囲気ですが、倉敷の地で全国の子供達と対局できる喜びを味わいながら、持っている実力を存分に発揮し、全国制覇目指して頑張ってほしいです。
親御さんには倉敷の地を大いに楽しんでいただきたいのと、せっかくなので同じ県の代表同士で応援、励ましあいながら大会に臨んでいただければと思います。
思えば前回の全国大会で同県の低学年代表だったN君パパさん、ママさんとお互いを応援し合ったのは心強かったです。そのおかげもあって、次男君の好成績につながったように思います。
最後に参加者全員で記念撮影。
16時半頃に閉会となりました。
今回は観戦者として本大会に参加させていただきました。
小学生子供達の真剣に将棋を指す姿を観戦させていただき、私も勉強になりましたし、楽しかったです。
また対局以外で感じたのは、将棋大会を運営されている連合会ボランティアスタッフの方々の運営力。
準備、進行、棋譜取り、対局表作成、表彰状作成、審判等々今日も10名ほどのスタッフがこの将棋大会を成功させるために、ボランティアで奮闘されておりました。
将棋大会はこのようなボランティアスタッフの方々のお陰で成り立っていること、今回裏方の方々と接して改めて感じることができました。
今回参加された方々もこれが当たり前と思わず、将棋大会は運営されているスタッフのおかげで成り立っていることを少しでも感じていただければ幸いです。
では今回はこの辺で。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました