2021年倉敷小学生王将戦県大会 | 日々精進

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小学生三大将棋大会の一つ、

倉敷小学生王将戦の県大会に次男君が参加しました。

 

 

倉敷小学生王将戦は、毎年この時期に各県で予選会が行われ、

予選会に勝ち抜いた低学年、高学年の代表者が一斉に岡山県倉敷市に集まり、

小学生王将を決める大会です。

 

昨年は7月に県の予選会が開かれたものの、コロナ禍で倉敷での本大会は中止。

今年度は、2022年1月9日に倉敷市で開催を予定しています。

 

もう小学6年生になった次男君、この大会に参加できるのも今回で最後です。

私自身は、長男君が1年生の時から毎年引率していましたので、今回で10年目。

今年で最後かと思うと寂しい気持ちになります汗

 

 

2019年度の小学生倉敷王将戦県大会の記事はこちら

2020年度の小学生倉敷王将戦県大会の記事はこちら

 

 

今年の県予選会の会場は、取手市藤代公民館。

我が家にとっては、相性のいい藤代公民館で、

過去に長男君、次男君共にこの藤代公民館で開催された大会で優勝の経験があります。

 

また自宅から車で20分程度の場所なので、近いのもありがたいです。

 

 

私達は9時20分の受付開始時間に現地入り。

 

今回の大会は小学生の倉敷王将戦県大会と同時に中学選抜選手権県大会も同時開催されました。

しかも例年よりも出場者が多かったです。

これは地元の将棋教室での普及活動の賜物かと思われます。

 

 

<参加人数>

初級者クラス: 8人

低学年代表選考クラス: 16人

高学年代表選考クラス: 21人

中学選抜代表選考クラス(男子): 17人

中学選抜代表選考クラス(女子): 2人

 

合計: 54人

 

 

10時に開会式が行われ、ルール説明や支部連合会役員のご挨拶があり、対局が始められました。

 

 

対局の様子

 

 

 

 

初級者クラスの対局の様子

 

 

 

 

本大会の進行ですが、初級者クラスはスイス式5回戦、中学生女子は3番勝負、

他のクラスは全て2勝通過2敗失格の予選リーグを行い、

予選通過者での決勝トーナメント、予選敗退者のトーナメント戦が行われます。

 

 

 

さて、次男君の対局です。

 

 

<予選リーグ1回戦(相矢倉模様)>

相矢倉模様の固い将棋になりそうでしたが、相手が棒銀で攻めてくる中で

46角から相手飛車をにらみ、中盤以降は差をつけて勝つことができました。

 

 

 

<予選リーグ2回戦(相手四間飛車、次男君舟囲い急戦)>

相手四間飛車美濃囲いに対し、次男君は銀を繰り出し急戦に。

3筋からの攻めで駒得&竜を作り、危なげなく勝つことができました。

 

2回戦の様子

 

 

 

 

これで決勝トーナメントに進出です。

次男君は、1回戦はシードで2回戦から。

 

 

 

<決勝トーナメント2回戦(角換わり)>

相手は昨年度の棋童戦低学年代表者I君で、棋童戦では、優勝候補の県外強豪を破っている実力者です。

角換わりでお互いが、81飛車、29飛車に構える形。

次男君は割と得意にしている形ではありましたが、26角を置いて、35桂、55桂と43の地点を攻める形がうまくはまり、勝つことができました。

 

26角はNHK杯でプロがやっていた形とのこと。

簡単に角を手放してどうかと思っていたのですが、何度か実戦でもやっており自信はあったようです。

 

 

 

<準決勝(相手三間飛車、次男君左美濃>

準決勝の相手は、2月のさなる杯小学生名人戦県大会決勝で負かされたK君。

(2021年さなる杯小学生名人戦県大会の記事はこちら

K君とは同学年で主要な大会では毎回のように当たっています。

 

K君との対局の様子

 

 

 

K君は、前回の対局と同じノーマル三間飛車で、次男君も同じく居飛車左美濃。

5筋、6筋の攻防でしたが、勝負のポイントを2つ。

 

 

 

 

後手次男君が86歩と飛車先の歩をついた場面です。

正直観戦していて、遅すぎないか?と思いました。

 

ここでK君の56銀が疑問手だったようで、

68歩成、同飛車、56金、同金、87歩成、63歩成、78と、64飛車、89飛車成で、次男君の飛車が89に成り込み、優勢になりました。

ここは、56銀ではなく、63歩成が早かったようです。

 

 

そして最終局面

 

 

次男君が24桂と打った場面です。

36桂は痛いので、受けるか王手をかけるかですが、ここでK君が42金と王手で打つ手が好手だったようです。

王手をかけながら、後手守りの金銀をもぎとって、後で受けた方がよかったようです。

 

K君は32銀成、同金から、取った銀で47銀、57馬、48金と美濃囲いを強化しました。

囲いを強化して、飛車を成り込み、と金を活かす作戦のようです。

 

ここで、16桂とした次男君の手が好手で、同香の後の19銀が強烈で、同玉から17金で一手一手の寄せとなり、勝つことができました。

 

 

 

いよいよ決勝です。

 

決勝の相手は、2020年のさなる杯名人戦県大会決勝で当たった1学年下のT君。

(2020年さなる杯小学生名人戦県大会の記事はこちら

早見えの勢いのある棋風で、攻めがめっぽう強い。

ここ最近の県大会では常にベスト4以上に名を連ねています。

 

 

<決勝(相手角交換向かい飛車)>

相手角交換向かい飛車に対し、81飛車、72金、42玉とバランスを保つ角換わりのような指し方で対抗する次男君。

中盤は、次男君が、44銀、64角、51飛車から55地点を狙った攻めがうまくはまり、相手銀冠に二枚角をつける堅陣を、2枚飛車、桂馬を使った攻めで最後は綺麗に詰ますことができました。

 

 

今回は全5局の対局でしたが、最近の研究会などでは毎局のように30秒や60秒の秒読み将棋になっているのですが、今回は一度も秒読みまでいかず、割と余裕を持って指すことができたようです。

 

準決勝のK君戦では不利になりそうな局面が何度かありましたが、運も味方につけて勝ちあがることができました。

 

今回の県大会ではうまく指すことができましたが、3月の棋童戦のように全国大会ではさらに強い子が相手となります。1月の本大会まではまだ半年以上ありますが、もう一段レベルアップできるようにさらなる研鑽を積んでほしいと思います。

 

 

 

今回は中学選抜選手権の県大会も同時並行されていました。

この大会には中学生になった過去に次男君と対局してきた子供達が参加しており、白熱した対局が繰り広げられていました。

 

白熱した決勝戦の様子

 

 

 

決勝戦まで行ったY君は惜しかった。

実力者のH君に勝つなど大活躍でしたが、あと一歩でしたね。

 

 

中学生の全対局を終え、表彰式が催されました。

 

表彰式の様子

 

 

 

常南支部主催の将棋大会のいい所は、全参加者に順位がつけられ、全員が表彰状をもらえるということ。

長男君が年長の時に初めての大会で表彰状をもらえたのはいい思い出になっています。

 

 

久ぶりの地元の将棋大会、参加者も多く、無事盛況に終えることができました。

本大会を運営された常南支部スタッフの皆様、県連合会の皆様、今回も一日親子でお世話になり、ありがとうございました。

 

 

今回頂いた賞品

 

 

藤井二冠のこの本を一冊マスターすれば強くなりそうですね。

 

 

 

 

最後に・・・。

 

ご父兄の方から本ブログを見ている、楽しみにしているとのお声をかけて頂きました。

そういった声は励みになりますし、ブログを書くモチベーションにもなります。(ありがとうございます!)

最近さぼり気味でしたが、またちょくちょく書いていきます。

 

 

ではこの辺で。

ここまで読んで頂きありがとうございましたニコニコ