カカオとナッツのはちみつ漬けを作り中の図。
思ったよりおおごとになった
先日素敵な方からいただいたナッツのはちみつ漬けがとてもおいしくて、ついつい自分で作りたくなってしまったコックしろです。
こんにちは。
個人的にナッツは積極的に食べないのですが(もさもさした食感が苦手なものも)、これはおいしい。と大興奮。
チーズに乗せて一日でほとんどを食べきるという暴挙に出てしまいました。
これではなくなってしまう。(いや、もうない)と慌てて材料をポチり。
自分の中でけっこう盛り上がったようで、思いの外いろんなものを買ってしまった
その中で、やっぱり外せないなぁと思ったのがこちら。
マヤカカオ。
実は去年、バレンタインに販売したチョコのおまけとして入れさせていただいたもの。
近いうちにブログでご紹介しますね。とかお手紙に書きながらはや1年。
すみませんーー
こちらのカカオ豆はメキシコの山深いジャングルで育ったもの。
無農薬、無肥料の自然栽培で、カカオ自体がとてもパワフル。
そのカカオ豆を自家焙煎したのが、このマヤカカオです。
以前少しお手伝いしていたお店で出会い、お気に入りに。
お店でも大人気で、そろそろなくなるから送ってくださーい。とお願いすると、その都度焙煎して、煎りたてのものを送ってくださっていました。
そのまま食べてもおいしい煎り具合。
昔、チョコになる手前の焙煎カカオを食べたことがあるのですが、食べられないくらい苦かった。
でもこれはカカオの風味も酸味も苦みも楽しめるかんじです。
実は以前このカカオを輸入販売されている方とお目にかかる機会がありました。
ジャングルに分け入るマッチョな方だと勝手にイメージしていたのですが(笑)、とても穏やかで真面目な方。しかもすらっとしていらっしゃる。
イメージと違う!!と心の中で叫びました。
そして、お話もとても印象的。
チョコレートの産地としては、ガーナやコートジボワールとかが有名ですが、カカオ発祥の土地は、メソアメリカ(現在のメキシコおよび中央アメリカ北西部)なんだそう。
紀元前2000年頃から栽培されていたのだとか。
カカオ発祥の土地のおいしいものを紹介できないかと探したのがこのマヤカカオなのだそうです。
だからネーミングもマヤカカオなのかぁ。と納得してしまいました。
マヤ文明は紀元前1800年くらいからだから(栄えたのがそのくらいでしたっけ?歴史が苦手なので結構アバウトです)、その頃にはカカオを食べていただろうなぁ。と妄想が膨らみます。
1年前は買えるお店が限られていたけど、今はアマゾンでも入手可能。
もっと広まってほしいな。と思っています。
気になる方はぜひお試しを。→マヤカカオ ロースト 80g
そんなカカオは、味が強いので刻んで使いました。
皮も簡単に剥けるから、皮ごと使うか皮は取り除くかはお好みで。
そして、もうひとつこだわったのははちみつ。
はちみつはお花や産地で驚くほど味が変わるので、いろいろ試してみよう。とついついいろいろなものを買い込んでしまいました。
写真のものは、イタリアのラベンダーはちみつと日本のれんげはちみつ。
こちらは両方とも非加熱のタイプ。
他にも非加熱ではない純粋はちみつをいくつか買いました。
非加熱だと栄養素が壊されていない状態で、香りも風味も豊かで濃厚。
その代わり結晶化しやすいというデメリットも。←湯煎にかけると溶けるのですが、せっかく非加熱なので湯煎にかけるときはぜひ低温で。45℃を超えると栄養素が壊れてしまうそうです。
非加熱のはちみつと加熱した純粋はちみつを並べるとこんなかんじ。
右がマヤカカオ×れんげはちみつ(非加熱)。
左がマヤカカオ×みかんはちみつ(純粋はちみつ)。
非加熱のは結晶化しているので、濁っているように見えます。
注ぎやすくて見た目がキレイなのは結晶化しにくい純粋はちみつだけど、味が濃厚なのは非加熱のはちみつ。
味や舌触りなどでいろいろ組み合わせてみるのもおもしろいと思います。
参考までに、非加熱のはちみつはここで買いました。
イタリアのもの(他にもいろいろなお花のものあります)→ヨーロッパ天然はちみつ250g×選べる3個セット
日本のもの(こちらはお試しセットが)→国産はちみつ[初回限定!お試しセット]はちみつ150g×3
他のお店でもいろいろあると思いますが、「生はちみつ」というキーワードで探すと非加熱のものが見つかります。
日本では、純粋はちみつは、水飴などを加えていないはちみつのこと。(加熱してるかどうかは関係ない)
せっかく作るなら、純粋はちみつか生はちみつで作るのがおすすめです。おいしいから。
ナッツはローストしたものをもうお好みで。
無塩のローストナッツを買ってきても良いし生のナッツなら160℃で12分くらい加熱するだけ。
あとはナッツを瓶に詰めてはちみつを加えるだけで出来上がりです。(瓶はあらかじめ熱湯消毒してください)
そのまま食べると皮が苦くて悶えてしまうピーカンナッツもこれならおいしく食べられます。
丸ごとナッツを使ったものや刻んで作ったもの、シード類(ひまわりの種やカボチャの種、クコの実などがはいったもの)を入れたもの、煎り大豆を入れたものなどなど。
はちみつもいろいろ組み合わせて作ってみた。
・・・と、ここでふと我に返る私。
私、専門店でも開く気でしょうか?
始まりは、「自分で作ったらお得かも。」だったのだけど、これだけポチったら買った方が健全だったんじゃ・・・。
自分の性格が恨めしい今日この頃です
そんなこんなで念願の試食タイム。
チーズ屋さんにどんなチーズがおすすめかと聞いたら、ブルーチーズなどの塩気のあるものやちょっと酸味があるものがおすすめとのこと。
「カマンベールにかけてもおいしいんですけど、やっぱりちょっとエッジの効いたものがよりおいしいですよ!」と教えてくださいました。(さすがプロのアドバイス)
写真のチーズは「サンフェリシアン」。
酸味が心地よくて、はちみつの甘さとナッツの香ばしさがよく合いました。
これ、いろいろな組み合わせで無限に楽しめそう。
・・・と、この1本は1日で完食。
当分このブームは続きそうです。
あ。
せっかく時間をかけて皮を剥いたピスタチオを入れ忘れた!!と、今気づきました。
また作ろうっと。
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