
ラリック アメジスト
自分にしっくりくる香りを見つけてご機嫌。
先日、数年ぶりに香水を買いました。
おいしいランチの後、ほろ酔い気分で、なんとなく新しい香水がほしいなぁ。などと思ってしまった私。(←なぜかはわからないのが、酔っ払いの怖いところ)
近くにないだろうか?と探して入ったお店が、本当にすごかったので、ご報告。
実は私、若い頃から香水好きで、かなり情熱を傾けていたのですが、いつの間にか香水熱が落ち着いてしまいました。
これ以上増やす必要がないくらい持っているのと、だいたいつけるものが決まってきたからなのかも。
もう、毎年毎年出てくる香水の中から自分に合うものを見つけるのは、正直面倒くさい・・・とか思っていました。
そんな状態でお伺いしたこちらのお店。(自由が丘セレクト→☆ )
ちょっとごちゃごちゃしたビルの中にあるので、実は若干不安だったんですが、結果的にとても素敵なお店でした。
お店の方に私が言ったのは、自分が普段よく使う香水をふたつばかり。
あとは、ワインをよく飲むので、邪魔にならない香りで。ということでした。
1分もかからず出てきたのが、写真のオーデパルファムです。
「今使っているのよりも上のランクで、たぶんこんなのがお好きじゃないかしら?」と出していただいたこの香りが、もう、どストライクで、一気にテンションが上がるのがわかりました。
ベリーの香りがするけれど、甘ったるいベリーではなくて色っぽくて大人っぽいワインのような香り。
ワイン・・・というキーワードを拾われたのかしら?
若いうちはきっと似合わなかったのだろうけど、今の私にはすごくしっくりきました。
その後、「今日は買わなくてもいいけど、これも」と、シーン別でいくつか紹介していただいたものも驚くほど私の好みを押さえていてびっくり。
そして、もっとびっくりしたのはつけ方のアドバイス。
ワインを飲むとき邪魔にならない香りで・・・とお願いしましたが、「それはつけ方の問題です。」と一喝(笑)。
手首や耳の後ろにつけるのはNG。
上に向けてプッシュした香りをくぐるなんてもっての外!!(香りは、肌につけるのが基本なんだそう)
きゃー。ごめんなさーい
香水好きを自負していたのに、間違ってましたーーー。
・・・もう、聞いていて清々しささえ覚えるほどでした。
おすすめのつけ方は、服を着る前、ウエストの両サイドにワンプッシュずつと揃えた両膝の裏にワンプッシュ。
肌につけると自分だけの香りになるし、体温でふんわりと香りが上がるけど服ごしなので、周りからも強い香りに感じないのだそう。
最近は、ちゃんと言いつけを守っているけど、すごくいいかんじです。(ぜひお試しをー。)
そして、なんとなく嬉しい!と思ったのは、私が今年40歳になるんです。とお話ししたときのこと。
「うふふ。まだまだ。これからようやくつけられる香りもいっぱいあるから、楽しいわよ。」と言ってくださったんです。
歳を取るのって、すごく楽しいことなのかもしれない。とウキウキしてしまいました。
そんなこんなで、新しい自分の香りを持ち帰った私はおもしろい変化が。
香水断捨離を始めました。
今の私にはもう若すぎる香りやお仕事の時になんとなく男の人に負けたくなくて使っていた男性用の香水(実は、「男性用はあなたには似合わないからおやめなさい!」と一喝されました・・・笑)などを片付けていくと・・・。
昔好きだったけどずっと忘れていた子(でもまだ夏にはつけたい!)を見つけたり
ラリック クレール・ド・ニローン
この前買ったのと同じラリックのもの・・・というのも感慨深い。
すごく好きだったけど、若いときにはまだ似合わないかも・・・と躊躇していた香りも発見。
ニナリッチ レールデュタン
今の私なら似合うかも。秋になったらつけよう!
・・・と、お気に入りが増えるという事態に。
ものが減ったのに使えるものが増えるっておもしろいな。
「香水をつけない女性に未来はない」・・・とシャネルは言ったとか。
もちろんそこまでは思いませんが、香りひとつで幸せになれるのも女性の特権かな。と思える・・・そんな出会いでした。
自分だけの香りを探す楽しみ。またやってみようと思います。(興味がある方はぜひご紹介したお店へ。)