私は子供の頃煮たおかずってのが大嫌いで、肉じゃがさえ嫌いなおかずの1つでした。夕べ作った煮物は、その中でも一番嫌いだったものです!
ところが海外に住んで日本食に飢えだしてから、その嫌いだった煮物おかずがめさ恋しくなりだし、おせちでも一の重、二の重には全く関心なく、箸が向かうのは三の重のおにしめばかりになりました。
海外から一時帰国する時、2、3日前に必ず母は電話をくれ、帰国した日何が食べたいか献立のリクエストを聞いてくれていました。それに対し私がリクエストしていたおかずの1つが、昨日の主菜。母の懐かしい味を思い出しながら作りました。
牛すじのごった煮
料理講習用に買ったコストコの大きな牛肉のかたまり。すじや脂肪を惜しみなく取り除き、牛すじとして冷凍しておいたものの、最後の1パックを使って作りましたよ。
関西では昔からおでんには牛すじを使うのが当たり前ですが、普段の日のおかず作りにくず肉を使うってのは恥ずかしいことだったのかもね。
母はこのおかずを作ると、明日学校に行って牛すじのごった煮を食べたなんて言うたらあかんで!恥かくし!って必ず口止めされていました。
今じゃさぁ、どうかすると精肉より高くて、うちなんか殆ど手が出ず、鶏皮カリカリに焼いて代用したりしているってのに...。 海外でも同じ現象はあります。オックステールとかウサギの肉は庶民の食べ物だったのに、今じゃ高級品で手が出ない!
母は砂糖を極力使わなかった人なので、懐かしい味再現とタイトルに付けていますが、私の作ったのは肉じゃがのように甘みもしっかりついていて、ちょっと違うものになってしまいました。それでも子供の頃の懐かしい冬の煮物が食卓に並び、心が温かくなりました。
ところでこういう煮物って出来上がりが茶色いので、グリーンを1つトッピングしたい。私はきぬさやってのが苦手なので、大好きなグリーンピースを使いたいのですが、最近どこのスーパーからも冷凍グリーンピースが姿を消し使えない。
業スーには未だ冷凍グリーンピースは売っているけれど、中国産のあのグリーンピース、1時間煮てもやわらかくならないので旦那からNGを出されています。 そこで今回は同じく業スーで買った冷凍インゲンを彩に使いました。
ベルギー産で、カットしたのもありましたが私はしてない方を購入。確か138円だったと記憶。近所のスーパーでタイ産冷凍インゲンが売っているけれど、グラム数が少ない上にこれより高い。またまた業スーマスト購入リストに加わる商品が1つ増えました!
<材料 4人分>
牛すじ...250g
干ししいたけ...3~4枚
大根...5cm位
ごぼう...1/2本
レンコン...5~6cm
結びしらたき...1パック(こんにゃくを使いたいところですが、旦那がNGなので!)
人参、皮を剥き一口大に乱切り...大1/2本
ごま油...適宜
醤油...大さじ3~3.5
みりん...大さじ2
酒...大さじ1.5
砂糖...小さじ2~3
ほんだし...小さじ1
メークイン、皮を剥き一口大に乱切りにしぬめりを洗い流し水に浸ける...大1個
冷凍インゲン...適宜
<作り方>
1.前日にこちらの手順で牛すじの下準備を済ませる。当日ペーパーで濾したストック(400ml強)を一度煮立てる。火から下し干ししいたけを浸ける。干ししいたけは柔らかくなったら硬く絞り、石突を取り除きそれぞれ4等分する。
2.ごぼうは洗って皮を削ぎ斜め切り。レンコンは皮を剥き一口大に乱切り。いずれも酢水に浸けてあく抜きする。
3.大根は皮を剥き一口大に乱切りし下茹でして水切りしておく。しらたきもさっと茹でて水切り。
4.鍋にごま油を熱し干ししいたけ、ごぼう、レンコン、大根を2~3分炒める。
5.牛すじと干ししいたけのストック400mlと調味料を加える。牛すじとしらたきを加える。(醤油はまず大さじ3、砂糖は小さじ2を加えて煮、いずれも必要に応じ残りのを加えて味を調えてくださいまし。)
6.鍋の大きさに合わせてカットしたクッキングシートを落とし蓋代わりにし、更に鍋の蓋もして、弱火で40分くらい煮る。
7.クッキングシートをめくり水切りしたジャガイモを加える。再びシートを被せ、10~15分ジャガイモに火が通るまで煮る。
8.シートを取り除き、冷凍インゲンを載せ、蓋を戻して1分程度煮る。出来上がったら10分程度味を含ませてから器に盛る。
昨日は旦那のRI検査の結果を聞きに大学病院へ。したらさぁ追加検査で、明日今度はMRIだよ。旦那の医療費にはマジ参る!家計消費の内食費の占める割合がエンゲル係数って呼ぶなら、うちの場合はダニエル係数だよ。貧乏生活はますます悪化!
その大学病院の帰り、産直野菜屋さんを覗いたら、スーパーで1袋200円くらいで売っているパクチが、あの4倍くらいの量でたった110円!パクチ大好きだからもち買ったよ!
そのパクチと冷凍のむきエビを使い、中華風な和え物を作りました。
パクチはさっと熱湯に潜らせ、冷めたら硬く絞って水を切り、食べやすい大きさに刻みます。むきエビは解凍し、背ワタを丁寧に取ってさっとボイルし水に放ちます。
この2つを、ヤマキのめんつゆ大さじ2、酢小さじ2、ごま油小さじ1/2、豆板醤小さじ1/4で和えました。
昨日はごま油や豆板醤で中華風にしましたが、パクチは春菊や三つ葉同様に、和な和え物に使えます。パクチ好きにはたまらない美味しい一品になりますよん。
もう1つの副菜もめんつゆ使用。昨日アメーバートピックスでもご紹介いただいた、なめ茸です。 おかずに大根が沢山入っているので、昨日はなめ茸おろしではなくそのままいただきました。
牛すじのごった煮にもこのヤマキのめんつゆを使えば、もっと簡単に作れるし、味も上の調味料の分量で作ったのとほぼ変わりない美味しいのが作れます。
その場合は、めんつゆ1に対しストック2~3(お好みの濃さ)で割ってください。ほんだしなど、他の調味料は一切不要です。
私も昨日よっぽどめんつゆで作ろうかと思ったんだけれど、副菜2品がめんつゆ利用で作ったものだったので主菜は自分で味付けしました。やっぱね、便利で美味しいけれど、市販のつゆやソースってのは塩分糖分が気になるから、しょっちゅうは使いたくない。
汁物は数日前に作ったキャベツのクリームシチューの残り。クリームシチューも母がよく作ってくれていた料理なので、残り物の温め直しとは言えど、昨日の食卓は子供の頃を思い出させるほっこりなものになりました。
牛すじは、あの分厚く靴底のように硬い雨牛のすじと脂肪とは全く思えない、トロトロやわやわでした。なんでこのおかずが子供の頃嫌いで、せっかく母が作ってくれたのに、ブーブー文句ばっか言ってたのかと、夕べこれ食べながら反省したわ。
男性は1日外で神経使って働いて、家に帰って妻の作った晩御飯を食べてほっこり安心するって感じの、男性の胃袋がつかめる一品です。
今じゃこれを夕飯に旦那さんに出しても、明日会社に行って牛すじのごった煮を食べたって言っちゃだめだよ。恥をかくよ!と注意する必要もないし、ちょっと下準備に時間はかかりますが、冬の寒い夜、ぜひ作ってみてくださいませ。
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11月10日(土)13:00~(3時間)
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11月17日(土)13:00~(3時間)
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11月24日(土)13:00~(3時間)
チキンカスレとクレームブリュレ(残席いっぱい過ぎ!滝汗)
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