私、セロリは大好きなんですが、当地では通常株単位で売っているもんで、買うと10数本以上のセロリを食べきらないといけないことになるし、何よりも、場所をとって仕方ないので、ルース(ばら売り)で買うことにしています。


一体雨人さんは、どないしてあんだけの数のセロリを新鮮な内に食いきるんだろうか?疑問です!


ところが、ルース売りはしている店としていない店がある。先日、コック・オー・ヴァン・ブラン のブーケガルニ用セロリを買った店が、ルース売りをしていない店の1つ。


せっかく株で買うのならオーガニック物をと、手に掴んだのですが、思ったら、なんと2株入り!(驚)おやつに食べるつもりが、食べるタイミングを逸してしまい、一昨日見たら変色しかけていました。そこで、そのセロリを一気に食べ切るのに、こんなん作ってみました!


めっさ旨い!セロリの佃煮


私、前にもブログで書いたことがありますが、加熱したセロリを見ると、必ずふきを連想してしまいます。よく似ていると思いません?


ふきはあくだらけなのに対し、セロリは癖のある味でも生で食べれる野菜。でも、あの縦に何本も入った筋と言い、色と言い、やっぱりふきと重なって仕方がない。


以前この2つの野菜の見た目の類似点が、私にセロリおこわ なんてのを作らせたこともある。


炊き込みご飯だから味つけは薄味。なので、セロリ独特の風味が際立たないよう、さっと下茹でしてからふきや山菜の代わりにおこわの具にしてみたら、これがセロリだと言われなければ、ふきやと思って食べちゃう味の美味しいご飯に炊きあがりました。


当地では水煮の山菜やたけのこは大概が中国産。不安を感じながらその水煮の山菜でご飯を炊くよりも、セロリを代用して炊いた方が、心置きなく、美味しく食べれるとその時思いました。


今回はそのふきにそっくりなセロリを代用し、私が子供の頃から大好きな、やまぶきの千本炊き 風佃煮を作ってみました。


私、今では殆ど何でも食べれるようになりましたが、両親が歳を取ってから生まれた子なもんで甘やかされ、好き放題言って、好き放題させてもらって育った子。なもんで、超偏食児でした。40くらいまでそうだったの。(苦笑)


嫌いなものが食卓に並ぶと、食べたくないと言えば、母が別のものを私だけの為に作ってくれた。そんな偏食児の私の強い見方が保存食。ふりかけとか、瓶詰めの海苔とか、佃煮とか。


中でも、母が作る、母の出身地の郷土料理の1つ、やまぶきの千本炊きは、これだけでご飯を3回はおかわりできる大好物の佃煮でした。


去年母が脳出血で入院した時、あぁ、元気な時にその作り方を教わっておくんだった...と、非常に後悔しました。高次脳機能障害の母にその作り方を聞いても、今、超ボケをかましているから、その通りに作ったらとんでもないゲロもの佃煮が出来る!(滝汗)


しかし、娘って母親のすることを見てないようで、実はちゃんと見ているんだよね。去年やまぶきを買って、母のしていたことを見よう見真似で作ってみたら、これが、まさに母の作る千本炊きの味、そのものだった!


山椒の佃煮 と千本炊きだけは絶対にいつまでも残したい、ばっちゃんのばっちゃん、そのまたばっちゃんからずっと我家に伝わるレシピだから、美味しくできて、めっさ嬉しかったよ!


その千本炊きの作り方でセロリを佃煮にしてみたのです。これね、めっさいける!口に入れた瞬間、あれ、セロリ?それともふき?って不確かなほど、言われない限りセロリ代用で作ったとは思えない、まるでやまぶきの千本炊き!


そのままご飯にのっけて食べてもよし、お茶漬けにもし、そして、お弁当用のおにぎりにはちょっと水分が多すぎるけれど、自宅で食べるものなら、おにぎりのフィリングにしてもバッチリ旨い佃煮です!


時間はかかるけれど作り方は簡単。また、水を一滴も使っていないので、消毒した保存瓶に詰め冷蔵保存し、毎回“乾いた箸”で食べる分だけ取り出し、すぐに蓋をしめて冷蔵庫に入れれば、保存もかなり利くはずです。


ちなみにやまぶきの千本炊きも、山椒の佃煮も、私は1年以上冷蔵保存していますが、カビも生えず最後まで美味しくいただけます!


日本でも最近はコストコで株単位のセロリが売っていますよね!?大量にセロリを買い、使い道に困ってしまった時、是非、作ってみてくださいませ。ほんま、美味しいです!!!


<材料 225mlメイソンジャー約1つ分>

セロリ...530g(すじを取り除いた後の分量)
醤油...120ml
ソフトブラウンシュガー(ざらめなら尚良し)...120g
酒...大さじ1.5
みりん...大さじ1.5
塩昆布(お茶漬け用のドライな袋入りのもの)...20g


<作り方>

1.セロリは面倒でも野菜ピーラーで。縦のすじをこまめに取り除く。幅3mm程度に斜め切りする。葉が付いて入れば葉も処分せず一緒に煮る。


2.鍋にセロリ以外の材料を全て加え火にかける。時々かき混ぜ、砂糖を完全に溶かしながら煮立てる。


3.2が煮立ったらセロリを加え、蓋をしっかりし、火を弱めて煮る。


4.煮始めてから15分もすればセロリからたっぷり水分が湧き、煮汁にしっかり浸かる状態になるので、時々蓋を開け、木べらで数回混ぜ合わせてまた蓋を戻しながら、2時間から2時間15分煮る。


5.約2時間煮ると煮汁が約半減するので、蓋を取り、火を少し強めて、2~3分、煮汁を煮詰めたら出来上がり。


お好みで鰹節を一握り加えても美味しいと思います。やまぶきの千本炊きには余計なもんは加えないので、私は今回鰹節は加えていません。あくまでも、懐かしい母の味のセロリ版を作りたかったので。


出来上がったら蓋をし、鍋の中で1~2時間蒸らしながら冷ましてくださいませ。あとは消毒した瓶に詰め、絶対に湿った箸を佃煮に突っ込まないよう心がけて下さいませ。これさえ守れば、かなり長い期間保存できるはず。


今日はね、私、泣きました!ちょっとの涙じゃない、脱水症状を起こすほど泣きました。裏の“kittyGuy”のことも、サイコと言われて悔しかったことを、旦那に分からせました。


全てが解決したか?と言えば、正直、さらに夫婦仲がギクシャクすることになったかも...(汗)


でも、気分はスッとしました。そして、明日は節分の恵方巻を、旦那の同僚達に作って差し入れするつもり。旦那のためじゃないよ!私の料理を美味しいと喜んでくれる同僚達のため。


夫婦仲は全然解決しなかったけれど、でも、今晩は気分すっきり。てか、200%開き直り!(爆)


なんかねぇ、明日からは、“kittyGuy”がチェーンソーを唸らせても、私に大声で叫んでハラスメントしても、“文句あるんかい!”と、立ち向かっていけそうな気がする。いや、そうするよ!キリッ!!!


ドスを突きつけて、“おんどれ、こらぁ、エテマウゾォ~!”って、こっちから、ジャポニカ893張りに、脅してやるつもりです。(爆)


今日も最後までお付き合いいただいて、有難うございました。
アメブロxFirefox、以前調子悪く、苦労しています。(滝汗)
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あっ、プレゼント企画します!旦那にその予算をもらいました!(嬉)

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