大絶滅展、三つ目の大量絶滅エリアは2億5000万年前のペルム紀と三畳紀の境界での大量絶滅です



様々な生物が大型化し、微小生物を含め多くの種が多様化したペルム紀でしたが、西シベリアで起きた火山活動で、寒冷化の後に長期の温暖化が起こり、海では海底の無酸素化が起こって、三葉虫は完全に絶滅、陸上では脊椎動物や昆虫が大打撃を受けた地球史上最大の大量絶滅でした ^^;


私たちの祖先筋にあたる獣弓類も大打撃を受けたのでした
三畳紀に入って500万年ほど経ったあたりから、開いたニッチに様々な生物が再進出し、多様性と大型化が進んだのです



爬虫類の海洋進出(魚竜類ほか)やオウムガイも棘を発達させるなど、捕食者へ対応が様々な生物で起こったのもこの時代です ^^
続いては2億年前の三畳紀とジュラ紀の境界で起こった大量絶滅のエリアです・・・

三畳紀後期のシュードスキア類(偽鰐類)レドンダサウルスとジュラ紀前期のテタヌラ類クリオロフォサウルス
大量絶滅前と後の頂点捕食者を対比した展示です ^^


シュードスキア類の展示ではポストスクスの頭骨とエフィッジアの全身骨格が展示されています。
恐竜ではコエロフィシスやエオラプトル、ヘレラサウルスなども展示されていました ^^


絶滅を生き延びたシュードスキア類ではプロトスクスやステネオサウルスが展示されていました
大量絶滅最後のエリアは6600万年まえの白亜紀と古第三期の境界です


白亜紀の末、魚類も大型化・・・
シファクティヌスやプランクトン食のリンコンイクチスの部部頭骨が展示されています ^^


海の頂点捕食者ティロサウルス、陸上の覇者ティランノサウルスとトリケラトプスの頭骨
このティランノとトリケラの標本は新館が出来るまでの間、日本館1階で展示されていたもので、懐かしさがこみあげて来ました ^^


これらの標本は大量絶滅を生き延びた者たちの代表です
ワニやカメ、哺乳類たちが展示されています ^^
最後のエリアは新生代に起こった生物の多様性をテーマにしたエリア・・・


植物の進化に合わせたウマの進化や

ホタテ貝の進化を代表にその後の環境変動と多様性について展示されています
そして大トリの展示は東京都狛江市の多摩川河川敷から産出したステラーダイカイギュウの全身骨格 ^^


ステラーダイカイギュウの標本としては最古のもので、基盤的な特徴も残している標本です ^^
絶滅の原因が人間による狩猟とも、ラッコの乱獲でウニが増えて餌である海藻が激減したのが原因とも言われていますが、私たち人間の活動が影響したことに変わりはなさそうです ^^;
以上2回に渡って大絶滅展の会場レポをお送りしました
12月には限定ゾイドやすみっコぐらしの新たなグッズも販売されますね
展示内容の濃い特別展なので、後数回は見学に行きそうです
ではまた ^^