百八円の恋/クリープハイプ
ねえどうしてうまくできないんだろう「百八円の恋」はメジャー6枚目のシングルで、メジャー3枚目のアルバム「一つになれないなら、せめて二つだけでいよう」の6曲目に収録されています。そしてこの曲は映画「百円の恋」の主題歌として書き下ろされました。痛い痛い痛いというフレーズが有名な曲で、クリープハイプの中でもインパクトは強めです。映画もこの曲も恋というワードが題名に使われている割に、恋限定のものではなく、様々な人間関係に置き換えることもできます。愛の歌、ファイトソング、ストレス発散の歌(笑)としても聴けるので、とても広い意味で共感できるような歌詞です。結局名曲ってそんなもんですよねー。解釈もうすぐこの映画も終わる こんなあたしの事は忘れてねこれから始まる毎日は 映画になんかならなくても普通の毎日で良いからこれは恋人と一緒に映画を見に来ている状況ですかね。映画を見終わったあとはどんなに心を打つようなものでも大半は忘れていますよね。エンドロール前のこの気持ちのような2人の残りの時間、これまでの百円くらいの恋(映画の題だから映画と置き換えてある)もこんなあたしも忘れてね。これからの毎日は今までのような恋のようにならなくても、普通の恋でいいから。という解釈。もう一つは映画が終わるけど、こんな自分のことも映画のようになんか劇的だったなという感覚だけを残して、忘れ去りたい。そんな日々はもういらないから、普通の毎日でいいから。という解釈もできます。もう見ての通り立ってるだけでやっとで思い通りにならない事ばかりでぼやけた視界に微かに見えるのは取って付けたみたいなやっと見つけた居場所今を続けているのが精一杯で、上手くいかない時にやっと掴んだのは結局自分を誤魔化し続けた果てにあった。消去法、思い込みの居場所。終わったのは始まったから負けたのは戦ってたから別れたのは出会えたからってわかってるけどわかってるけどっていうのがポイントですね。この言葉がないと、ただの痛いJPOPですからね。わかっているけど、堂々巡ってこの言葉を自分に浴びせたいという心情です。誰かを好きになる事にも消費税がかかっていて百円の恋に八円の愛ってわかってるけどここですね!百円の恋、百八円の恋というワードが出てくるところです。この部分の解釈はファンによって全く変わってくるものですね。百円の恋には八円の愛が帰ってくるとか、八円の愛は気づかずに付いてくるものという解釈があるのですが、自分の意見としては、高すぎても低すぎてもいけない消費税のように愛がありすぎても無さすぎてもだめで、ちょうど良い距離が良いという意味だと考えています。ねぇどうして うまくできないんだろうねぇどうして うまくできないんだろうこれ以上の表現がありましょうか!直接響くような歌詞ですね。最後に痛いと居たいが多く出てきますが、痛いと居たいの数の比率は16:16 (1:1)↓16:11↓0:43となります。互角でそのあと苦しくなって最後はやっぱりここに居たいとなっていますが、その直前に、どうして上手くできないんだろうと嘆いています。となるとどこかに居たいという意味で、ここに居たいという意味ではないと思います。そもそも一曲の中で答えが出るなんてそんな簡単な歌を尾崎さんが書くとは思えません。まとめ本当に苦しい時に寄り添ってくれるのは希望を見せてくれるファイトソングではなく、絶望を代弁してくれるどん底の歌だということをどこかで尾崎さんが言ってたと記憶しています。ぜひ擦り切れるほど聴いてみてください!↓ 百八円の恋 MV百八円の恋608円Amazon一つになれないなら、せめて二つだけでいよう2,651円Amazon-終わり-